ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

2つの市長選

2007-04-24 18:14:38 | ニュース 
選挙運動中に不幸にも、銃撃に会い死亡した前長崎市長。その後任を決める選挙に興味を持った。
既に立候補した方が死亡した場合は補充立候補が認められた。
急遽立候補した前市長の娘婿と長崎市役所の統計課長との、事実上の一騎打ち戦となった。
結果は東京から急ぎ立ち帰った前市長の娘婿が、800票ほどの差で敗れた。
大阪生まれで新聞記者の娘婿は「弔い合戦」を訴えたが、市民の反応は鈍かった。
亡くなった前市長の娘さんは「父(前市長の)の存在がそんなに軽い存在だったのか」と嘆いた。
市民は「市政を家族のものにしてはいけない」と訴え、前市長の市政継承を説く新市長を選んだ。
新聞は上席の72人を抜いて課長から市長へと報じた。
急遽立候補し当選した新市長も市政については、これから考へを纏める決意を語っている。
広報や観光振興畑が長い新市長がどう長崎市政を行うなうのか、今後を見守りたい。
それにしても止むを得ない事だが、死亡した前市長への不在投票も含めて1万数千票が無効票となった。
当選票の差が千票以下の接戦になっただけに、何とも割り切れない感じは否めない。

財政破綻を来して再建自冶体になった、夕張市長選挙。全国から7人の立候補があった。
札幌在住だが高校で同級だった前市長の引退を聞き立候補した地元出身の候補者が当選した。
「破綻からの再生」を争点とした選挙戦で、高齢者の知恵を生かす街ずくり、中小規模の企業誘致実現を訴えた。
今後は市民の不安を取り除く「夕張再生計画」の策定、市民の意見を聴く市民会議の設置等も考えていく様だ。
選挙は他の候補と接戦だったが、親子3代の「夕張人」を市民が選び再生を託す事になる。
市役所の人員を大幅に減少させ、給与や出張旅費なども削減した市財政だが、市民の不安解消も大きな課題だ。


コメント
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