ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

安倍総理続投に思う

2007-08-01 17:05:45 | ニュース 
今日から8月だ。ようやく梅雨明け宣言が出る。
歴史的な大敗に終わった与党だったが、安倍総理の続投を早々に容認した。
今回の参院選挙は確かに現体制に、国民の多くが批判的な投票をした事は疑いがない事実だろう。
しかし安倍総理の早期退陣については、小生は下記の理由で必要がないのではないかと思う。
旧来の自民党の族議員による利権に密着した体制を打破した、小泉、安倍体制維持は今後も必要と考えるからだ。

ひとつは安倍内閣の閣僚人事の問題だ。
ただ残念ながら安倍総理を取り巻く2世議員たちは経験に乏しく、安倍総理誕生の功労者たちで充分に用意がないままに閣僚に就任させた。またベテラン議員たちの不見識な発言は人格をも疑わせる失態を繰返した。
特に戦後生まれの年代は、安倍総理を含めて戦争後の悲惨な、困窮した生活を知らずに育っている。
ようやく旧態の自民体制からの脱却の途が見えたと思ったら、新保守体制への懐古すら持っているかに見えるのだ。
強力なブレーンを求めて、現時点で派閥を超えた人事を断行して、早急に取組む問題把握と対策を立てて欲しい。暫くは美しい国つくりと憲法改正問題は後送りといきたい。
赤城農水相の更迭は止むを得ないものだ。遅きに失した決定だ。

ふたつめは民主党の体制の問題だ。
現時点で政権交代が出来るだろうかと疑問だ。小沢、鳩山、菅のトロイカ方式では政権担当は出来ないと思う。
特に小沢代表や鳩山幹事長には旧来の印象が強すぎて、国民の信頼を得るには暗すぎる感じがある。
岡田体制の再現の様に、安倍体制に拮抗する体制を造るのが先だろうと思うのだ。
若い議員達にも人材はいる筈だから、政権を担当できる人材育成を進めて欲しい。
残念ながら現在では、政権交代が出来る能力は無いだろうと思われる。

さらにもうひとつ野党との協議の徹底が必要に。
参議院が野党の主導にゆだねざるを得ない訳だから、衆議院で多数で突っ走るこれまでの対応が難しくなる。
万事に於いて各党間の意見調整が必要になる。どの法案もその意見のすりあわせで、より良い方向を見出せれば良いのではないだろうか?
その上で万事が各党間の意見がすり合わせが不能になれば、総選挙により国民の総意を問う事にするべきと思うのだ。

小生は現安倍政権が今回の国民の総意に対しどう反省し、脱皮するのかそれを見守りたい。
朝日新聞が総力を挙げて安倍総理の退陣を囃し立てている、それには与したくないと思う。

コメント
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