ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

消費者をナメてはいないか

2007-08-19 15:14:10 | ニュース 
北海道のお土産品の定番だった「白い恋人」に消費期限日の偽装が発覚している。
ホワイトチョコレートをあしらったこの菓子は美味しい。
北海道に旅行した時の土産とか、デパートの物産展でも良く購入して社内の同僚に配ったりしたものだ。
製造元の石屋製菓では、10年ほど前から販路が拡がるに従い在庫品の管理上から消費期限日を自在に付け替えていたらしい。全く消費者をナメているとしか思えない。
さらに驚いた事に6月と7月に製造したアイスクリームには大腸菌が、バウムクーヘンからは黄色ぶどう球菌が見つかるなど、食中毒を惹起させる恐れがある衛生管理面でも問題があった。
観光シーズンを迎えて、同社の菓子製品は全て販売店等から撤去されている。
社長が退任したり、製造ラインが全てストップするなど経営面でもダメージが大きい。
北海道内でサッカーチームの支援や、他のスポーツの育成なども積極的に行なってきた経営者だっただけに、消費者を全く無視した今回の事態は正直驚くばかりだ。
それこそ「恋人」が消費者に愛想をつかされない様に、原因を徹底的に究明して出直して欲しい。  

今年になって食肉界のミートホープ社に続いて、石屋製菓の北海道発の食品会社の不祥事には消費者の不安が募るばかりだ。雪印乳業が食中毒事件を起した先例などが、全く生かされていない経営姿勢にはあきれ返るばかりだ。
こんな経営姿勢は、消費者にレッドカードを突きつけられて市場からは退場を余儀なくされる時代である。
他の食品会社や製菓会社にも、根底に消費者を軽視する姿勢がないか良く監視していく必要がある様だ。

コメント (2)
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