ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

横綱朝青龍は何処へ行く?

2007-08-29 14:31:17 | スポーツ一般
大相撲の朝青龍騒動が長引いていた。そして昨日の理事会で郷里モンゴルへの帰国、治療の方向が承認された様だ。ついにと言ふか、予想通りと言ふか、相撲協会はだんまりを決め込んだ朝青龍に土俵下へ寄り切られてしまった。そんな感じの決定だ。
相撲協会の理事会でも異論が墳出したらしい。帰国治療するにはかなりの厳しい条件が付いた。
治療以外の公の行事や集会への出席さえも不可とした、帰国の条件には他の親方達の激しい怒りが感じられる。帰国条件に違反した場合は「解雇」さへあるとの理事長談話さえある。
理事会の決定には高砂親方の及び腰の対応に批判が集中した事は予想される。OBの元力士達さへ師匠が弟子の元に再三出向く姿は奇異に写る様だ。本末転倒の状態が続き過ぎたのだ。

この騒動の元は、肘と腰の負傷の為に治療を要するとして、夏の巡業場所を横綱が忌避した事にある。
そして名古屋場所後、早々に親方にも無断でモンゴルに帰国していた。
さらに郷里に帰国後の横綱が、チャリティー行事のサッカー試合に出場した事が一部のTVで報道されてしまった。驚いた親方は、急遽横綱を日本へ戻るよう指示した。横綱が日本に戻ったのは指示後4日目だった。
その後に、今まで何でもありで通った相撲協会が、謹慎、出場停止、減俸と矢継ぎ早の処分に出た事に本人は納得出来ない様に感じられる。そのまま自宅に篭城を決めこんでしまった。

その後の経過が実に不可思議な状態だ。大相撲の旧い体質のなかの慣習等は外国人には分かり難い。
ましてや故国の英雄である横綱が、日本で不当に遇されているやにも報道され国際問題視されるに至った。
そして横綱自身の生の声も出てこない事が騒動に拍車を掛けている。最後まで無言を貫く横綱に対する批判は多い。

先程TVの映像は、帰国の為に成田空港から飛び立った横綱を捉えていた。
日本で見る横綱の最後の映像になるかも知れないとの見方さえ出始めている。横綱朝青龍は再起できるのだろうか?


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする