小池防衛大臣と守屋事務次官が人事問題でバトルを繰広げた。
事務次官は省庁のナンバー2にあたるが、実質的なナンバー1の存在であるらしい。
大臣が適宜交代するに比べ、永年の地位を確実に上り詰めてきたのが事務次官であり、まさに省庁の主だ。
問題の防衛庁の事務次官は、省庁生え抜きで、尚かつ、5年の長きにわたり省に君臨してきた。
今回は自身が退任の時期にあることは弁えていたらしいが、大臣自身が先に更迭を決めてマスメデァに発表したのが気に障ったらしい。そして後任は自分に相談せず、警察庁から出向している官房長をあてるとした事が益々気にいらなかったそうだ。省の生え抜きを後任の事務次官とすべきとの自説を貫こうとした様だ。
そして事務次官は官房長官に異議を唱えた。小池大臣も負けずに官邸の官房長官に自説をぶっつけた。
従来から官庁のトップクラスの人事は、閣議決定され承認される。そこで担当の官房長官は今回の人事を凍結した。何かと意見を異にする、小池大臣と塩崎官房長官のバトルに発展した形跡もあるらしい。
今日の報道では、今月末の内閣改造後の新大臣就任後に改めて検討する事で一応落着いた。
しかし同じ閣僚の間でも、小池大臣を擁護する説もあり、更に紛糾の種を安倍内閣に残す結果になった。
今回の騒動を見ていると、田中元外務大臣と当時の野上事務次官のバトルを思い出す。事は小泉元総理の判断で喧嘩両成敗の形で決着した。
奇しくも両大臣が女性である事が面白い。共に大臣をないがしろ視さえする事務次官が余程煙ったいらしい。
しかし日本の官僚制度は強固な組織である。実に優秀な人材を集め、政治の中枢を担ってきている自負も高い。
内閣改造の都度交代する大臣をお飾り視する風潮も強いと見られる。従って官僚のトップの抵抗は激しい。
その中で女性大臣だからと、蔑視する風潮がなければ善いのだがと懸念している。
省庁のトップ人事の帰趨は今後の政局の運営にも非常に影響する。適正な人事発令であって欲しい。
事務次官は省庁のナンバー2にあたるが、実質的なナンバー1の存在であるらしい。
大臣が適宜交代するに比べ、永年の地位を確実に上り詰めてきたのが事務次官であり、まさに省庁の主だ。
問題の防衛庁の事務次官は、省庁生え抜きで、尚かつ、5年の長きにわたり省に君臨してきた。
今回は自身が退任の時期にあることは弁えていたらしいが、大臣自身が先に更迭を決めてマスメデァに発表したのが気に障ったらしい。そして後任は自分に相談せず、警察庁から出向している官房長をあてるとした事が益々気にいらなかったそうだ。省の生え抜きを後任の事務次官とすべきとの自説を貫こうとした様だ。
そして事務次官は官房長官に異議を唱えた。小池大臣も負けずに官邸の官房長官に自説をぶっつけた。
従来から官庁のトップクラスの人事は、閣議決定され承認される。そこで担当の官房長官は今回の人事を凍結した。何かと意見を異にする、小池大臣と塩崎官房長官のバトルに発展した形跡もあるらしい。
今日の報道では、今月末の内閣改造後の新大臣就任後に改めて検討する事で一応落着いた。
しかし同じ閣僚の間でも、小池大臣を擁護する説もあり、更に紛糾の種を安倍内閣に残す結果になった。
今回の騒動を見ていると、田中元外務大臣と当時の野上事務次官のバトルを思い出す。事は小泉元総理の判断で喧嘩両成敗の形で決着した。
奇しくも両大臣が女性である事が面白い。共に大臣をないがしろ視さえする事務次官が余程煙ったいらしい。
しかし日本の官僚制度は強固な組織である。実に優秀な人材を集め、政治の中枢を担ってきている自負も高い。
内閣改造の都度交代する大臣をお飾り視する風潮も強いと見られる。従って官僚のトップの抵抗は激しい。
その中で女性大臣だからと、蔑視する風潮がなければ善いのだがと懸念している。
省庁のトップ人事の帰趨は今後の政局の運営にも非常に影響する。適正な人事発令であって欲しい。