ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

学校では教えない

2007-12-14 18:19:59 | スポーツ一般
今朝の新聞で気になる記事を読んだ。スポーツを育てるとの連続コラムの記事だ。
スポーツ選手は誰でも一度はその門をくぐる。「現役引退
アテネ五輪ソフトボール代表、坂本直子さん。20歳で社会人2年目を終えた年に引退を決めた。
高校総体で2連覇を達成し、世界ジュニア選手権で優勝。実業団に入った年に、代表チーム最年少でアテネ五輪へ。
そして北京五輪では、投手兼内野手の中心選手として期待されていたので誰もが驚いた。
引退の理由は腰痛の持病の悪化もあったが、引退後の選択肢がある段階で決めたかったそうだ。
「中学生のころから意識していた。いつやめるか、やめた後どうするのか。高校進学や、大学か実業団かという選択では、常に判断の土台にあつた」
彼女が心の中で準備していたのは、競技がをやめざるを得なくなった時の逃げ道ではない。人生の中でスポーツをどう位置づけるかという分析と決断だった。
彼女はまったく別の道を選んだ。服飾関係の専門学校で学び、ウエディングドレスのコーディネーターとして働く。

サッカーJリーグのキャリア支援の八田茂さんは(選手会の要請で欧州にならって出来たJリーガの引退後の就職などを支援する制度で、引退後の人生を考えさせる研修も行なう。八田さんはそのリーダー)
「多くの学校の指導者は目先の実績ばかりを追い続ける。「今は競技に集中しろ」「実績を残せば後はなんとかなる」といい続ける。それが夢をあきらめきれない青い鳥症候群をいたずらに増やしている」と述べている。
Jリーグでも毎年120~130人が引退していく、平均年齢は26歳だ。半分は下部リーグ流れていく、そして4分の1は指導者の道を選ぶ。残りは別の世界に進むことになる。Jリーグでは6年目でようやくこの支援制度が認識されてきている。
日本オリンピック委員会も、来年1月から選手が引退後の進路について相談できる常設の機関をスタートさせる。
本来は学校教育で考えるべき部分をプロ組織や競技団体で担う構図になっている。

小生も高校や大学の特待生制度について警告したことがあった。勉学にしっかりと励むことを本分として、人格形成を図るとともに、人生をしつかり見極める力を付けさせるべきであろうと思う。
あのハニカミ王子の16歳の石川君をプロゴルフにとの話も仄聞するが、とんでもない話である。高校、大学としっかり勉強させた上でT・ウッズと戦える姿を見てみたいものだ。 
  

今夜のホロリ
12日には千葉ロッテMのエースだった、黒木知弘投手(33)が現役引退を発表したことが報道された。現役続行に意欲を持ったがどのチームからもオファーがなかった。
引退記事に曰く「ジョニーが来たなら伝えてよ 13年間ありがとう、と」
コメント (4)
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