ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

ALWAYS(続・三丁目の夕日)

2007-12-25 18:41:41 | 映画
本日近くのシネマ館で、カミさんと一緒に鑑賞してきました。
2005年11月に公開された前作は、日本アカデミー賞を総なめにして「昭和」ブームを起すなどの「社会現象」も招いた。小生も時代設定の昭和32年に勇躍して郷里山形から大阪に出た年でもあった。だから実に懐かしい思いで観たのでした。そして今回の続編は、東京タワーも完成した昭和34年の設定である。

冒頭のシーンには驚かされた。思わぬ出来事が発生するとは聞いていたが度肝を抜かれてしまった。
そんな出だしから懐かしい夕日三丁目の生活が動き出しました。
東京オリンピックの開催が決定して、日本全体ががようやく高度経済成長に足を踏み入れたこの年、淳之介と暮らしている茶川の元に、淳之介を引取りに彼の父が再び訪れる。人並み以上の生活をさせると約束した茶川は一度は諦めた「芥川賞」に再度挑戦する事にする。
そして鈴木オート家では、六子もようやく仕事を1人前にこなせるようになり、生活も順調になる。そんな時に新しい家族美加が加わる。最初は戸惑うお嬢さん育ちの美加だが、暖かく迎え入れてくれる家族に心を開いて行く。
そして茶川が芥川賞の最終選考に残り、近所の皆んなが受賞を期待して通知の瞬間を待ちわびる。
しかしながら結果は落選。淳之介は父の元へと引取られることになりかけた時に茶川の元にヒロミが戻ってくる。
入選はしなかったが茶川の小説が多くの人の共感を呼んだのだった。そして三人で一緒の生活が再び始まることになる。

首都高速の高架が出来る前の日本橋の上での、チョッピリほろ苦いトモエの懐かしい昔の恋人との出会い。路面電車が駆け抜ける都心通り、新幹線が出来る前の特急電車「こだま」。街中でみかけたアイスキャンディー屋など、旧き良き昭和の時代の面影が良く出ていました。
前作では終始、涙がとまらない場面が多かったが、今回は堤真一の主人公の早合点振りが益々面白く、薬師丸ひろ子、吉岡秀隆も前作同様に好演していると思います。脇役ながらもたいまさこや三浦友和もとぼけた味を出して流石の出来。堀北真希が成長している姿が見えました。
アニメ雑誌「ビッグコミックオリジナル」に連載のあのとぼけた味も良く出ている映画になったと思います。

今作は出来は B クラスかな。

映画の一場面

          

コメント (6)
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