ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

起死回生なるか福田政権

2007-12-29 19:13:04 | ニュース 
福田内閣の支持率が30数%に落ち込んだ。来年にも予想される総選挙にはこれでは勝てない。
そこで自民党と政府が支持率向上の為に躍起になっている。

予算案の原案ずづくりでもバラ巻きと批判されながらの地方に配慮したし、各省の独立法人機構等の改廃に向けての見直しのアピールなどにも余念がなかった。さらに徹底的に野党の批判の的にされている、年金問題などにも懸命の対応を試みている。
むしろ政府の責任を追及するばかりの民主党若手論客に、それならばどう早急に年金問題に対応出来る策を持っているのか?、具体策を示されないもどかしさに多くの国民が気が付き始めている。
そして肝炎訴訟の具体的解決に総理が「全員一律救済」を示して、議員立法化での対応案を示した。それが原告側の一定の評価を得たことは、当然と言いながら大英断と言わざるを得ない。ハンセン病訴訟に継ぐ国による救済はゆえなく患者となった皆さんの胸襟を開く道になっている。
そして今回の福田総理の中国訪問である。報道されている熱烈な歓迎振りは、安倍前総理の訪中で「氷を割り」温家宝総理の訪日で「氷を溶かした」。さらに前にすすむ段階に来たことを中国側が充分認識している証左であろう。
胡錦濤主席との会談と、主席が主催した歓迎夕食会。そして温家宝総理との共同記者会見や北京大学の学生に語りかけた講演は中国全土に中継された。先日の民主党小沢代表と田中真紀子議員の訪中とはまた温度差のある歓迎振りである。
ギクシャクした中国との関係は、8月に迫る五輪大会の開催をも見据えて一歩前進したと見たい。

さらにふれておきたいのは、福田総理と小沢代表の「大連立構想」会談である。早急な政権交代を危ぶむ小沢代表が仕掛けたとの最近の報道もある。参議院が野党の過半数を占める政局ながら、民主党は先の選挙のマニフェストで約束した政策の実施は絵に描いたモチに等しい。ならば参議院の優勢な勢力をテコに自民党と政策協力を行い、国民の為の施策を実施するべき路を開くべきではないだろうか。残念ながら今の民主党には政権を運営できる力はないと見ている。
自民党との連立構想でも善い。民主党の議員たちにも力が備わっていることが国民にも分かれば、政権交代もありうることを胆に銘じて欲しいものだ。

キャチボールに興ずる福田総理、温家宝総理

                  

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