昨日の生涯大学の講義は、NPO法人の活動を紹介するものでした。
講師の先生のおひとりB先生は、主に子どもたちに本の面白さを伝える活動を長く続けられておられる方だった。
保育園や幼稚園、学校、児童館、子ども病院、保健センターなどで子どもたちに「絵本」の読み聞かせをされている。
そして講義では私達が「孫」たちに是非読んで上げて欲しい本を20冊程紹介してくれた。
そのなかで特に印象に残ったのが次の絵本だった。
「バスラの図書館員」-イラクで本当にあった話ー 晶文社 ジャネット・ウインター著 長田弘訳
作品の舞台となったイラクのバスラは、イラク南部の港町の油田の多い土地で、イラク経済の生命線と言はれた地域だった。
米国軍がバグダッドへ侵攻を開始した2003年3月、バスラの図書館員の「アリアさん」は戦火の広がることを懸念して、図書館の本を安全な場所に移すことを願ったが、聞き入れてもらえませんでした。
ついにアリアさんは自分で行動することにしました。閉館後に本を少しづつ車で運び出し自宅に保管しようとします。
そしてついにバスラの街にも爆弾がおそってきたとき、アリアさんは隣接するレストランの友だちや、そこで働く人びとの協力で本をレストランや自宅に避難させます。実に3万冊の本を運び出したのでした。
そしてその9日後に図書館は爆撃で焼失してしまいます。
そして戦争が終わりましたが、アリアさんは平和で自由な新しい世が来ることを信じて、今も図書館の本を守り続けているそうである。
表紙の絵に見られるとおり、絵本の中身は図案風の表現であざやかな色で描かれている。そんな絵本なのですが図書館の「本」にはイラクの歴史がつまっている、黄金の山より価値あるものとして守り抜く為に、決して「のぞみをすてない」と言ふアリアさんの気概が伝わってくるようだ。
実際にあった話として、NYタイムズの記者が紹介した記事からこの絵本が生まれたそうである。
日本では既に昨年には発売されている。子どもさんに、お孫さんに是非読んで聞かせて欲しい本だと思う。
講師の先生のおひとりB先生は、主に子どもたちに本の面白さを伝える活動を長く続けられておられる方だった。
保育園や幼稚園、学校、児童館、子ども病院、保健センターなどで子どもたちに「絵本」の読み聞かせをされている。
そして講義では私達が「孫」たちに是非読んで上げて欲しい本を20冊程紹介してくれた。
そのなかで特に印象に残ったのが次の絵本だった。
「バスラの図書館員」-イラクで本当にあった話ー 晶文社 ジャネット・ウインター著 長田弘訳
作品の舞台となったイラクのバスラは、イラク南部の港町の油田の多い土地で、イラク経済の生命線と言はれた地域だった。
米国軍がバグダッドへ侵攻を開始した2003年3月、バスラの図書館員の「アリアさん」は戦火の広がることを懸念して、図書館の本を安全な場所に移すことを願ったが、聞き入れてもらえませんでした。
ついにアリアさんは自分で行動することにしました。閉館後に本を少しづつ車で運び出し自宅に保管しようとします。
そしてついにバスラの街にも爆弾がおそってきたとき、アリアさんは隣接するレストランの友だちや、そこで働く人びとの協力で本をレストランや自宅に避難させます。実に3万冊の本を運び出したのでした。
そしてその9日後に図書館は爆撃で焼失してしまいます。
そして戦争が終わりましたが、アリアさんは平和で自由な新しい世が来ることを信じて、今も図書館の本を守り続けているそうである。
表紙の絵に見られるとおり、絵本の中身は図案風の表現であざやかな色で描かれている。そんな絵本なのですが図書館の「本」にはイラクの歴史がつまっている、黄金の山より価値あるものとして守り抜く為に、決して「のぞみをすてない」と言ふアリアさんの気概が伝わってくるようだ。
実際にあった話として、NYタイムズの記者が紹介した記事からこの絵本が生まれたそうである。
日本では既に昨年には発売されている。子どもさんに、お孫さんに是非読んで聞かせて欲しい本だと思う。