ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

無残なり「風林火山」

2007-12-17 18:33:29 | TV DVD
昨夜でNHK恒例の大河ドラマ「風林火山」が終了した。

どうも今年の大河ドラマは完全な失敗作だと思った。内容が暗すぎて、笑いが全然ないし、登場人物も地味すぎたのではないだろうか?。織田信長や豊臣秀吉、更には徳川家康による全国統一の前の時代だし、甲信越地方の群雄が割拠した頃の話だから、どうしても権謀術策うずまく物語になるのは仕方がない話なのだろう。親も実子も抹殺してやまない武田信玄の暗さだけが目だってしまったのではないだろうか?
そして主人公の山本勘助役の内野聖陽にTVドラマ「蝉しぐれ」や映画「あかね空」の時のような精伶な感じが全然ないのだ。そして女優陣にも魅力が感じられない。しかし後半から登場の上杉謙信役のガクトが、自ら龍神を名乗る不思議な透き通る様な魅力を持っていたのが救いだと思った。このガクトの登場でドラマが2回分延長されたとの報道もあった。

武田信玄の成長期から、上杉謙信との川中島合戦の時期までに軍師として武田信玄を助け、武田勝頼の成長を見守った山本勘助は不思議な人物だった。実在さえ疑われる人物だが川中島の合戦で倒れてしまう。
かの織田信長さえ恐れた武田信玄勢だが、京に攻め入る寸前の三河城の戦いを前に病に倒れる。跡を襲った武田勝頼もやがて織田、徳川勢に蹂躙されて甲斐から武田武士は消えていく。この時期まで軍師の山本勘助が生き延びていたなら時代は変わっていたのだろうか?

そんなことを考えながらドラマの最終回を見てしまったが、次回作(来年の「篤姫」)に期待しよう。

今夜のクスリ
今日は生涯大学の2学期の終業の日。午後は自主企画の学級活動という名の忘年会でした。

コメント
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