ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

「オレ竜」落合中日は健在か

2008-03-13 12:49:34 | 野球
プロ野球界も、早いものでオープン戦が始まったと思ったら、来週の20日には一足早くパ・リーグが開幕する。どうも今年はMLBに参戦している日本人選手のニュースだけが、先行している感じでもうひとつ小生(自分的にはというべきか)には盛上らない。それにMLBの開幕試合が、やはり東京ドームで開催されて、その直前にはセ・リーグチームがMLBのチームとオープン戦を組んだりして、せっかくのパ・リーグの開幕試合に水を差す結果になる。プロ野球界としても頂けない話だと憤慨している。

昨年はセ・リーグで2位に終わった中日Dが、優勝した巨人Gを破り、CSを勝ち上がり日本一になった。ご記憶の方も多いだろうが、日本シリーズの最終戦、中日Dの山井投手は8回まで完全に日本ハムFを抑えていた。しかし9回には岩瀬投手をリリーフに送込んだ。結果は岩瀬投手も3人をピシャリと抑えこんで2人の投手による完全試合を成し遂げて、日本一になった。そして日本一になった落合監督は、9回の投手交代劇で、激しいブーイングの嵐を浴びて、多くのフアンやマスコミ、野球関係者に叩かれた。これまでの「オレ流」を貫き通した落合監督への反感もあったことは、想像に難くない。

実は落合中日は、3年前にもセ・リーグを制して、西武Lと日本一を争った。敵地西武ドームで勝てば優勝に王手となる試合に勝った後のお立ち台、敵地のスタンドを見あげて「このお客さんですよ。選手の後押してくれるのは・・・」と感極まって言葉を詰まらせた。あのふてぶてしいイメージの男が初めてグランドで涙を見せた。しかし本拠地に戻った落合中日は連敗して日本一を逃している。敵地で不覚にもこぼした涙は、勝負師としての顔を取り戻せなかったのである。仏の落合では勝てない、鬼に徹しきらねばと思ったに違いがない。
完全試合を目前にした、山井投手を岩瀬投手に代える決断は、鬼の落合に戻った姿に違いがなかった。しかし後日談があった、山井投手はシーズン中はあまり投げていなかった、この試合でも指のマメがつぶれて限界だったのだ。落合監督のその見極めは正しかった。「いいたい人には言はせておけばいい」この「オレ流」は今年も健在であって欲しい。

今年、西武LからFAで移籍した和田一浩選手。落合中日のキャンプを初体験、こんなに密度が濃く、長時間の激しい練習はかって経験したことがないと感心していた。大型補給した巨人Gと阪神Tとに挑戦する「オレ竜」落合中日の活躍に今年も目が離せないと思う。

コメント (6)
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