ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

酒にまじわれば

2008-03-22 13:39:32 | 独り言
朝日新聞の19日付け、「なぎら健壱」さんのコラム、「酒にまじわれば」に我が意を得たりの記事を見つけた。

「私、お酒はまるでダメですが、飲む場所は嫌いでありません。・・・・」まるでお酒をたしなまない人が、そうしたことを口にするのを耳にする。中には「ウーロン茶でも酔えますから」とそこまで言う人もいる。「それではご一緒に」と酒場に誘う。時間の経過とともに陽気になる。酒を飲まない人物も、別に違和感なく話しに参加している。呑兵衛どもは飲んで騒ぎ、騒いでは飲みを繰返す。やがて素面の人も酒を飲んでいるのだと錯覚するようになり、存在すら全く意に介さなくなる。    
そこですよ、その錯覚、存在を意に介さないということ自体が、酔っているという証拠なんですよ。下戸の人物はあたかも酔っているような振りをして、我々を覚めた目で観察しているんです。
なんでこんなことを書くのかと続く、先日「なぎら」さんは体調が悪く、グラスを前に全く口をつけず、素面で飲み会に参加したそうだ。時間とともに周りの呑兵衛たちがハッキリ自分を失っていくのが見てとれた。顔が赤くなり、会話や笑い声が大きくなり、目は焦点を失い、やがてバカになっていく。
そこで突然なぎらさんが気が付いた。自分も飲んだときは同じ状態なのだろう。酒が人間をこんなにもたやすくダメにしていくものなのか?自分ながらゾッとした。正体を失い、翌日記憶を失っていることがあるが、そのときの自分は一体・・・恥ずかしい。
人の振り見て我が振り直せ、と思ったそうだ。だが酒はやっぱりやめられない。と結ばれている。

小生も10数年前から酒をやめている、しかしやむをえない飲み会には出席している。その下戸たちの気持を経験された、なぎら健壱さんの記事にはニンマリとした。
しかしやはり酒好きの皆さんからは「わかちゃやいるけどやめられない」の大合唱がおきるのは必死であろう。小生も敢えて酒好きの皆さんを非難している訳ではないのですよ。



コメント (4)
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