激辛と聞いて頭に浮かぶのは、唐辛子ですね。
唐辛子と言っても、上の写真のように、眺めて楽しむ《五色唐辛子》も有ります。
さてこの辛い、いや激辛の鷹の爪を、平気で食べる動物を、ご存知ですか?
最近の若い女の子が、激辛ラーメン等、平気で食べていますが、
それは、人類のほんの一部ですから、「人間」では不正解にしますよ。
これは、実際に食い荒らしていた状態です。
良く観ると、実が途中で食い千切られていますね。(ヒントになるかな?)
早いですが、正解は〈鳥〉です。
では、唐辛子を敬遠する動物は何か?
そう《哺乳動物〉です。
哺乳動物には臼歯有って、唐辛子の実毎臼歯で、磨り潰して食べます。
実が入った唐辛子は、種が特に辛いので、口の中から胃袋まで、
ヒリヒリカッカして、のた打ち回るでしょうね。
では鳥はと言うと、歯が無いので、嘴で千切って、丸呑みしてしまいます。
胃に入っても、種は消化されず、そのまま糞と一緒に、
体外に排出してしまいます。1
唐辛子にとって有り難いことに、鳥は羽が有るから、遠くへ飛んで行って
糞をするから、子孫繁栄にはもってこいなんです。
哺乳動物に嫌われ、鳥に好かれて子孫を残す…唐辛子は賢いですね。