そーです、新潟市ジュニアオーケストラ教室の第41回定期演奏会がついに明日でございますー!!
2週間前に大熱狂のジュニアオーケストラフェスティバルを終え、、、まさかのあっという間・・・
それにしても、コロナ禍で演奏会が何度も中止になりましたが、今年はこうやって立て続けにコンサートが出来て(ってまだ明日だから終わってないけど)、本当に良かったです。
本番も練習もやってれば一緒だ・・・などと思ってましたけど、それはホント寝ぼけたお話でした、、、
本番は練習とは全く違う!!!
聴衆とのエネルギーのやり取りってのが、どれほど子どもたちの成長になるかってのがさー。
この前のフェスティバル期間に、練習の合間に他団体のステージリハーサルを見たりしていくなかで、どんどん意識が変わって行って、子どもたちの演奏も変わって行くというね・・・
もちろん数日間連続で練習したからってことも有るとは思う。こちらもあれこれいろんな手を尽くして練習したし、、、
でもそんなことだけでは説明つかないくらい、何かが変わったからねー。
なんか、そういう「経験」の大切さってのを軽視してる大人がめっちゃ多いように思うわー。
子ども時代の経験って、お金じゃ買えないからね。
なんでも「しょうがない・・・」って思う癖付いちゃったら、絶対人生違って来ちまうよ。
それに、「なぜ」「どうして」「どうすれば?」とあれこれ考えて行動することができるかどうかもさー、、、、
あれこれ勝手にやることが「悪」みたいになって、言うことを聞いて勝手なことをしない人が良い人って判断されがちな昨今・・・そういう本来それって凄く自由じゃない、共産主義的な社会だって言うのに、それにすら気が付かない状態になってるわけで、ホントそんなのはオカシイって気が付かないといけない。
どうすれば、もっとお互いが自由で、かつ尊重し合ってて、違いはあるけどそれはそれぞれの役割が違うだけであって、価値は同じ、、、みたいなことが当たり前になる社会になるのか???
オトナに勇気や決断力や判断力がないといけないよね。
楽な方、簡単な方、手っ取り早い方、そーしときゃー丸く収まるって方・・・などに流れていては、本当に大事なモノが失われちゃう。
一度失われると、これを取り返すには並々ならぬパワーがいるってことの「覚悟」が出来てない・・・そんな風に思う。
だから、もっと一見無駄なこと、回り道なこと、意見が違うこと、いろんな見方があること、自分だけが正しいなんて思ってちゃダメなこと、、、そういうことをたくさん見る必要があるな、、、と。
今日も、我らがA合奏は一見無駄なことをたくさんやりました(笑)
デシベル計でみんなで全力で音出してみたけど、結局80㏈を越えること能わず・・・(笑)
唯一、コントラバスが超低音を全力で弾いた瞬間に81㏈になったくらいwww
トランペットでも声でも全然行かなーい100㏈!!!
で、練習終わりに子どもたちがどの楽器なら大きい音が出るか?とか考えたりして、それでガンガン弾きまくったり、大きい声を出してみたりして・・・
「私って凄~い!!」ってのを子どもたちと10回言うようにしてるんだけど、それを子どもが大声で一生懸命言ってるのを見ると、めちゃくちゃ嬉しくなります。
「私って凄い!」って大きな声で言えるって、自分のことを凄いって言ってるなんて考えて言ってるわけじゃないと思うけど、言霊ってのがあるからね。
言ってたら、凄いワタシってのをだんだん心が受け入れるし、脳が「そうか、ワタシって凄いんだ!」と思うようになれば、行動が変わってくるから。
こういうのも積極的にすぐに乗って来て言える子もいれば、なかなかそうはならない子もいる。
ま、それで良いのさ!
続けている間に、少しずつ心の中の壁がぶっ壊れて行けば、きっと良い。
本当にみんな可愛いですよー。一生懸命、育てたいなと思います。
育てるって、手間がかかるんですよ。時間もかかるんです。チョチョイのチョイじゃないんです。
自分自身もホント日々いろいろ考えます。
もっと、どーんと全部自信満々でやれればいいな、と思うけど、「もっとこうした方が良いのかな?」とか「これもやらないといけないな」とか「どうしてこうなっちゃうんだ?」とか、、、ホントこの年になって、もっとスッキリやれれば良さそうだけど、それがそうはいかない。
でも、今回の子どもたちには、出来るだけぶっちゃけるようにしています。だんだん子どもたちからも自由に意見が出るようになって来ました。勝手に喋る、、とかじゃなくて、自分の思ったことをスパっと言う、って感じ。収拾がつかなくなったりすることはありません。それが凄い。
今日は、自分たちの録音を聞いてからの練習と、カッコいい演奏を聴いてからの練習ってのをしたんだけど、
カッコいいのを聞いた後、「こんなスピードでやれたら、気持ちよさそう!」って言うから、「あなたたちならやれるでしょー???ヒヒヒ!!」って笑ったら、「わー!!悪魔の笑い」とか言われるwww
で、じゃーやってみようよ!!って目をギラギラさせながら子供を見たら、「わぁー!めっちゃ目が!!www」って言われたw
が、やってみると、これが恐ろしく素晴らしい演奏になったのでした。
「ちょっとー!!脳みそって凄いね!!聞いたら全然違うじゃーん?」って言うと、「脳みそなかったら死んじゃう!」とか、それこそ勝手な意見がバーッと出て、じゃあ、他の曲も聞いてみる?って聞かせてから、また演奏してみると、これがまたキレッキレの演奏するじゃんか?!
ホント、子ども恐るべし。
つか、もっと音楽聴いとけやwwwとも思う。
音楽って、楽器の技術だけじゃない。音楽そのものの表現も学ばないといけない。その2つがあって初めて「音楽」じゃんか。技術ばっかり習ってても、表現が伴わないと、、、で、表現の仕方についてあれこれ説明したり歌ったりして聞かせるわけだけど、それはあくまでも「例」とか「説明」なんだよねー。
その場では出来るけど、すぐ忘れちゃう。
その点、演奏そのものを聞くと「音楽の要素の全部」が一度に入ってくるから、理屈抜きに耳と身体で感じることが出来て、それを再現することが出来ちゃうんだよね、子どもたち。
もちろん、そこまでの訓練&練習を積んできたからだけど、でもホントスゴイよー。
これで「自分たちがそれで何を聴衆に伝えたいのか」が分かれば、もっと良いね。と書いて、その前に私がその瞬間にその世界を作ることが出来るかだな。いや、待てよ?やっぱ違うか?ワタシも作るけど、子どもたちから引き出せるか?いやいや、一緒に作る、、、??んー、、、その辺がまだあれこれ迷う。
何はともあれ明日、A合奏のカワユイ子たちと、一緒に良い本番に出来るように頑張ります!!音楽に集中して行きたいと思います。よーし、備えて寝よう!
それでは、また明日-(^▽^)/
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