一休さん

夢づくり工房 一休

小説「さくら」・・西加奈子

2005-08-01 07:02:09 | 墨彩書画

 

本屋さんの店頭にピンクのパネル。近づいてよく見ると、あの小説「さくら」の広告が・・・・。出版記念にと頂いたあの本が今や17万部も読まれていると・・・。今まで本を読んで泣いたことは一度もない。その涙は哀しいとか切ないからとか美しすぎる世界を描いているからというものではない。もし、ひとが一生の中でつける「幸せのため息」の回数が決まっているのだとしたら、そのうちのいくつかは、確実にこの作品のなかでそのため息をついてしまった、と・・・。最終章。耳を澄ませて読んでみよう。きっとあなたの耳に、ある美しいひとつの曲、がやさしく立ち上がってくるはずです。

生徒さんの娘さんの一作目「あおい」に続く第二作目「さくら」は、今までに味わった事のない、そんな旋律と感動を与えてくれる私の一押しの小説です。

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夏野

2005-08-01 06:24:44 | 墨彩書画

池の周りを散策していたら、いろんな野草に出逢う。野歩きを一層楽しくするために「身近な山野草のすべて」という本と「身近な薬草百科」という本を買ってきた。これでオニに金棒。上の写真は「ウキクサ」でシダ植物のように見えるけど、れっきとした花を咲かせる植物。水面に浮かんでいて「ウキクサのように」とか「浮き草稼業」という言葉のように、風のまにまに漂っているところが自分の人生に似ているように思えて・・・・。

 

下の写真は「エノコログサ」といい、花が小犬の尾に似ており、むくむくとした毛の様子が小犬を連想させるところから名付けられたとも言われています。またコロコログサ、イヌコログサという地方もありエノコログサもこれと同例のものであったと・・・・。コロコロはもと狗(イヌ)を呼ぶ言葉で「来よ」という語から来たとも。寝ている友の鼻先や耳にこの穂を這わせ、くすぐったがるのを楽しんだ想い出がよみがえって来ます

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蜻蜒(ヤンマ)

2005-08-01 05:44:41 | 墨彩書画

このヤンマという昆虫もみかけなくなった。捜すのに一苦労する。上の写真はオニヤンマ、下はギンヤンマ。ヤンマとは大型のトンボの総称とか。羽が4枚あるところからいったヤヘバ(八重羽・弥重羽)の訛り(なまり)ともいわれている。またヤマエンバ(山蜻蛉)とも・・・。いずれにしても今では貴重な存在である。

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