私、生まれも育ちも葛飾柴又です。帝釈天で産湯をつかい、姓は車、名は寅二郎、人呼んでフーテンの寅と発します。
こんな名台詞で始まる寅さんの映画。寅さんに憧れて同じカバンも買った。旅に出るときはいつもこのカバンを持ち歩いた。葛飾柴又の帝釈天まで足を運んだ。「男はつらいよ」の歌詞は大好きでよく口ずさむ。その気になって自分のことを「風の又三郎」と呼んだりして・・・・。
寅さんを演じた俳優、渥美清はもういない。「男はつらいよ」と「釣りバカ日誌」は私の心を癒してくれる最高の娯楽である。
「どぶに落ちても根のある奴は、いつかは蓮の花と咲く 意地は張っても心の中じゃ泣いているんだ兄ちゃんは 目方で男が売れるなら こんな苦労も こんな苦労もかけまいに かけまいに
男というもの辛いもの 顔で笑って顔で笑って 腹で泣く腹で泣く」