一文字 寅 の 「風菜園(かぜさいえん)」 

「天に星。地に花。人に愛。」 風に乗って、日々の所感を「風菜園」から発信してまいります。

亀山房代さんのご逝去を悼み,謹んで哀悼の意を表します。

2009年11月26日 21時45分45秒 | Weblog
(亀山房代さん) 


昨日の会社帰りの夕刊紙の見出しに「えっ」と驚かされた私でした。
『亀山房代 逝去』の見出しです。 「うっそ~」

関西ではNHKのお昼の番組で司会を務めるなど、上方漫才で大賞を
とっただけでなく、芸人離れした頭の回転の良さとイヤミが無く愛嬌を
感じるキャラクターは、主婦やご年配の人から「亀ちゃ~ん」と呼ばれ
「関西のお昼の顔、お茶の間の顔」とも言える存在でした。

昨日書いた蓮舫議員があさって28日で42歳ですから くしくも同じ年
なんです。まだ若い。これから働きざかりと言うのに・・心臓の病気だ
とのことです。

実は、私ごとになりますが今から15年ほど前、私は宣伝の仕事で、
イベントを担当し、各地の放送局と現地販社とタイアップして
『放送局で会いましょう』という名の合展の仕事に携わっていました。

高松市の西日本放送でのイベントで、当日のステージゲストとして
お願いしたのがコンビ結成まもない吉本の「里見まさと&亀山房代」さん
でした。
私も出演前に広告代理店Dの担当者と共に楽屋に挨拶に行き、名詞交換を
したのでした。

里見まさとさんは「ざ・ぼんち」のおさむさんの相方で、亀山房代さんは
売り出して間もない頃でした。

当日のステージで亀山房代さんが、東海道本線の東京駅から京都駅迄の
各駅停車の駅を早口で暗唱し、会場の人から拍手喝采を浴びたシーンを
今書きながらも思い出してしまいます。

この時私は、彼女は将来きっと大物になるはず・と感じましたが、
それから数年後、漫才で大賞をとった時は、私も嬉しくて仕方ありません
でした。

彼女の話のテーマは、環境保護や男女共同参画など社会派の話ですが、
聞いてためになることを漫才という技法を使って、老若男女にわかり易く
教えてくれるものでした。

彼女が亡くなったのは、私がちょうどお湯でほっこりしていた頃(11/23)
家族で、密葬を済ませてしまって、25日になって公表したようです。

彼女のブログ「かめブック」はそのままです。
もしかしたら ブログだけは永遠に残るかもしれませんね。
彼女が作ったお弁当の数々、無性にワインとフランスパンを
食べたくなったこと そして・・・
11/9 歯医者に行った というところで、ブログは終わっていました。

これから10年は仕事も子育ても油がのって きっと50代にさしかかる
頃には、全国区の顔になっていると期待していただけに残念でなりません。

「亀ちゃん、これからは天国に舞台を移して、皆を楽しませてください。」
(寅)