( ミルククリーム白玉金時 大阪市阿倍野「ちさと」) 2010/9/1
■2010/9/1(水) 曇のち晴・猛暑
暦は9月になったというのに一体この暑さはなんなんだろう!?
全国各地で、9月の最高気温をマークするのも無理もない。
「クールアースデーなんて絵空事に聞こえてこないかい。」
ジョン・レノンだったらたぶんそんな歌詞を書きそうだ。
社屋を5階まで上ると西は遥か六甲山、東は生駒山が見える。
それぞれの上空に茜色がかった入道雲が、横長に居すわっていた。
以前も書いたが、「クールアースデーは、私にとってクールアイスデー」
会社帰りに氷に助けを求めたというわけ。
今回は、「白玉の追加できます?」 と聞いて白玉をのせてもらった。
氷のきめの細かさで、ここのかき氷を私は20年近く贔屓にしている。
15年以上前のクリスマスに ウィンドーには、ぜんざいやおしるこ類しか
飾ってなかった時に 無性に「かき氷」が食べたくなって、無理だろうな?
と思いつつ「ミルククリーム金時なんてできます?」と注文すると
「はい、できますよ」と気持ちよく作ってくれた。
それ以来、この店は冬になっても「かき氷」類をディスプレイから
外さなくなったようだ。
だいたい、どこに行っても メニューにのってなかったりデイスプレイに
飾られてないものを注文することが多々ある私にとって、この店は、
思い出に残る店でもある。
さすがに クリスマスに大の男が、「ミルククリーム金時」なんて
食べるものだから まわりのお客さんたちから、好奇と驚きの
視線を投げかけられたけど、 いまだに12月に氷をたべる
MY 食の行事は続けている。
元々が水だし たかが氷と言われる方もいるだろう。 しかし
かき氷には、子供時代からの幾多の思い出と夢を感じさせる分、
不快な暑さなど忘れさせてくれる力がある。
かき氷の「かき」とは、「欠き」が由来だが、それは、
私にとって欠かせない食べ物ということでもある。
(寅)