( 温かいぜんざい 葛城市当麻寺駅前「中将餅本舗」) 2010/12/5
■2010/12/5(日) 晴
この二日間、まるで天神様のおかげのような好天気に
葛城の当麻寺参道入口に在る「中将餅本舗」で
お八つ時を迎えることにした。
ここの中将餅を 機会あるごとに私は人に奨めている。
もし、奈良県のおすすめ菓子一品と聞かれたら
私は躊躇することなくコレだ。
(ただし 日持ちしないので遠方の人に味わってもらうのは難しいが)
お店は、いつ行ってもお客が絶えない。次々に入ってくる。
春先は、午前中で売り切れることもしばしばだ。
いくら売れても 店舗はここだけ。
買えるのもここだけ。
その日売る分だけその日に作る。売り切れたら店じまい。
もちろん味も絶品だが、
何といってもその変わらぬ販売スタイルが、素晴らしい。
店舗網をどんどん広げ 余りものを集めて冷凍し、後日解凍再販売
大事件になったどこかの餅みたいなことはここではあり得ない。
丁度午後3時 中将餅本舗に入るなり「まだあります?」と尋ねると
「ありますけど・・・」という一声だったので即 注文した。
その けどの後の・・・ の部分は、たぶんこうだ。
(「ありますけど 残り少なくなってきましたので、まもなく売り切れになります。」)
中将餅を無くなる前に先に買ってから、お店の中の木の座席に座り
「温かい善哉」を注文した。 待つこと10分。
あずきをしっかりと炊いて 焼いて香ばしいヨモギ餅が2個入っている。
まさにお釈迦様が美味しさに感嘆したその言葉どおりだ
「う~ん これは ぜんざい(善哉)! 」
好天の昼は、あずきがいい。
そして星降る夜は、日本酒に限る。
「甘党」で「左党」 そんな自分を再認識させられた好天の日のお八つ時だった。
(寅)