新作映像作品はベーカム一体の Ikegami HL-59 を使う予定ですがその前に確認したいことがあります。
本当は HL-95 が使いたいんですが逆光で太陽を入れ込むカットがあるので避けます。撮像管が焼きつきますから。
レンズは放送用の FUJINON A18x8.5です。
主に使う広角側は 8.5mm ですが、35mm フルサイズ換算だと何ミリに相当するのか気になります。
工房の古い資料を出してきました。
ありました。型番は微妙に違いますが構いません。それにしてもこの値段!
これが見たかったんです。
画角がわかりました。
35mm フルサイズに換算すると 36mm 前後。
ロケハンに使ったデジイチ Canon EOS20D は EFS 17-85mm。
17mm は 35mm 換算だと 27.2mm 。
現場ではほとんど広角端で撮りましたが FUJINON A18x8.5 ならこんな広角じゃないのは承知の上。
EOS20D はアスペクト比が SD ビデオの 4:3 じゃなく 3:2 なのはわかっています。
結果論ですがロケハンはコンデジの SONY DSC-P10 か Canon PowerShot A530 を使った方が良かったようです。
ついでにそちらの画角も調べてみました。
DSC-P10 は 1/8CCD で f=7.9-23mm 広角端の水平画角は 49° 。
PowerShot A530 は 1/2.5CCD f=5.8-23.2mm 広角端の水平画角は 51° でした。
どうでもいい調査ですがいつか確認したかったのでやってみました。
今回調べる過程で面白い資料を発見。
この古い本です。
そう、我がコレクションの中にある Arriflex16S に装着してあるレンズとほぼ同じのが広告ページにあるじゃないですか。
これです。ANGENIEUX-ZOOM TYPE 10x9.5 B
広角端の画角は 68° でした。
Bell & Howell 70DR の場合、広角は通常 12.7mm ですから超広角です。
古い資料は大切に保管しておくものですね。