1/31 何十年前の話。結婚前日の今日,大雪が降っていた。近所の男性数人で雪かきをして通路を開けてくれたが当時はコンクリートでも,アスファルトでもないぬかるみの道だったので道にムシロ(わらで編んだござ)を敷いて花嫁衣装が泥まみれにならないように配慮してくれたことを思い出す。
パートナーとなる嫁は県外なので,仮親となる家に厄介となって一晩泊めていただき,翌朝の結婚式に望んだり,美容師さんも,写真屋さんも,と悪天候のなかを駆けつけてくれた。
明日の結婚式は自宅で行うので,仲人様は甲府から蒸気機関車に乗って来てくれるし,来賓者も同様の不便の道のりを駆けつけてくれるのに,この雪の有様だった。
最近は環境がよくなったり,式場もホテルで済ませるようになったりで,一苦労はない。それだけに思い出は忘れない。