てんもく日記

ヒゲ親父が独特の感性で記録する日記。このブログがずっと未来に残るなら、子孫に体験と思いを伝えたい。

お婆ちゃんの思い出

2015年07月21日 22時00分01秒 | 【ヒゲ親父】出来事
昨日久しぶりに会ったお婆ちゃん。
3年ぶりくらいです。


オイラの第一印象は・・・
「小さくなっちゃった・・・」です。

94歳だもんね。もう人生の最終盤です。

幸い、お婆ちゃんは呆けてはおりません、ただし記憶は薄くなっているようで最初オイラの事わからなかったけど、
そのうち記憶が甦ったのか
「〇ちゃんか!」
「顔が変わったさけわからんて」と
こてこての金沢弁でにこやかに話していた。


オイラはお婆ちゃんにとって初孫だったから一番可愛がってもらったんです。

よくお泊りに行ったし、思い出はいろいろある。
お婆ちゃんがよく作ってくれた小ぶりの塩おにぎり(海苔無し)がたまらなく好きだったこと。
泊まりに行ってお婆ちゃんがコタツで先に寝てイビキがうるさくて眠れなかったこと。
家の裏の畑で大きな茄子を揉んで大いに褒めてくれたこと。
名鉄丸越でオイラがドラえもん、妹にコロコロコミック買ってくれて、コロコロの方が良かったと悔しがって困らせたこと
白山スーパー林道に家族と婆ちゃんで行った際、ふくべの大滝で「置いていかんとってね」なんて言ったこと(置いてくわけないやん!)
高校の夏にクラス合宿に着て行く服を真剣に選んでくれたこと(こっちの方がいいと思うよ~って)
高校3年大学受験の夏休みには、オイラの実家が暑すぎるから(クーラー無し)、婆ちゃんの家に行っては涼しい部屋で勉強させてもらったこと。
その勉強中に出る昼飯が豪華すぎること。(ありがたい・・・)
オイラの中古の家と妹の新築の家を見て「〇ちゃん(オイラのこと)の家の方が婆ちゃん好きやわ~」とそっとオイラに言ってくれたこと

そのお婆ちゃんが、目の前で美味しそうに手土産に持参した饅頭を食べている。


優しかったお婆ちゃん、一度も怒られたことがなかった。
昔の事、どのくらい記憶にあるのかなぁ。




誰しも老いるし、そのうち死ぬのだから、
老いることは辛いことだと思いがちだけど、
当人は全然そう思っていないようである。
このお婆ちゃんは自然に正しく老いている。

館内に入った時にお婆ちゃんは他の人たちと一緒に職員さんの指導のもと
タオルたたみの作業を行っていた。
まさに小さい子供が母親のお手伝いをしているみたいであった・・・。

まさに子供に返るとはこのことだ。


8月で95歳か、
まだまだ長生きしてほしい。
また行くよ。
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コメント
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