恋の応援団

大学の時にウーマンリブをかじったため、
こどもには
あえて女性的なモノを押しつけないようにしたのに、
ウチの子は
まるっきりの
ブリブリの
ませたおんなのこ
になってしまいました。
本来もって生まれたモノってすごい
と日々思います。
あえて
女の子っぽいモノを選んでいくのです。

そんなラブリー柚さんは
いま
二度目の恋愛中です。
一度目のイケメン・ごうくんから
かなり冷たい仕打ちをうけ、
すっぱり身を引いた（ここらへんも女だＢ型女だ）のですが、
猛烈なアプローチにより
いまはひかるくん
という
くりくりした男の子と両想いのようです。

寝るまえに
「あーひかるくんにあいたいよ～」
とため息混じりに言ってみたりして。

いいとおもいます。
追いかけるより
好かれた方がしあわせです。

昨日帰り際、
絵の具で汚れてしまって、
シャツと腕と髪の毛のゴムに絵の具が付着したことで
泣きべそをかいていた柚さん。
そこへ
ひかるくんとひかるくんのお母さんが急いでやってきて、
なにやら包装物をくれました。
ひらいてみると
ピンクのビーズブレスレット。
まさに柚の好みにぴったりのアクセサリーです。

柚ちゃんに買ってあげたかった

とのこと。

もう一瞬にして夢心地です。
その場では大きな声ではしゃぎません。
（むしろわたしのほうがはしゃいでいました）
でも何度も何度もブレスレットを眺めては
にやにやにやにやしており、
さらに朝も「持って行く」とききません。

気持ちはとっても分かるわ。
柚と同じくらいなぜかママも嬉しいもの。
柚の好きな子はなぜか大好きになる。
その子のことを知っているわけでもないのに、
柚が好きだってだけで、
掛け値なしに愛おしくなるのです。不思議。

ちなみにブレスレットは、同級生のみいちゃんにも買ってあげたそうです。
柚もそのことを知っていました。
…まあいいか。

「ママ、今日の保育園とっても楽しかったよ。ひかるくんがいたから」

「今日ね。ケッコンしたんだ」

ほほえましい。
と思っていたら一転、衝撃です。