今日は八時半からどうしても見たい動画配信があったのです。
でも
お笑いライブが八時半まであり、
気がついたら、5分ほど見逃してました。
私は配信をオンにして、
カバンの中に入れて、
ラジオ形式で聞きながら
自転車で帰ることにしました。
駐輪場まで足早に歩いていくと、
男子の二人組で
動画を録画しておりました。
一人が撮っていて、もう一人がカメラに向かってしゃべっています。
おー、最近、流行っているしな。
何人かが横を通り抜けるのを
その二人はチラチラ見ています。
私は、その二人のすぐ隣に自転車を停めていました。
何をやってるんだろう。
どうやら誰かにメッセージを送っているようです。
私は、鍵を開錠して、動画配信の音を上げて、「よし」と漕ぎ出しました。
その間、隣の男子はこんな感じです。
「えー、コウ(おそらく名前)がいてくれてぇー、あはっ、いや、あの
おれは、高校があって大学、今、だから、えへへ、あの、その……」
(下手じゃなーい?)漕ぎ出す私。
「いや、おぬし、聞いておるな!」
(ん?おぬし?)振り返る私。
そのメッセージを言っていた男子が
チョケた風で上から下に向けた独特の指差しをしていました。
私に。
それはまるで
はんにゃの金田さんみたいでした。
私はもう漕ぎ出していたので、
振り返りながら彼らから遠ざかっていきました。
最後、駐輪場を迂回して、その二人組を見ると、
カメラを持っているほうが、少し怒った顔で私に携帯を向けていました。
完全に誤解されている。
ん?誤解?
確かに聞いていた。けどさ、こっち動画配信聞いてますから。
いやいや、あのスピーチの途中で笑っていたのは、私がいたのを意識しすぎてたのね。
でも
うーん。
外で動画取るなら、見られて恥ずかしがってる場合じゃないわよ。一回止まって、誤解を解いた方がよかった?
いや、怖い人に絡まれたかもしれない。
遠ざかるで良いだろう。
と、ここまで考えて、
大事な配信が
ぜーんぜん頭に入ってこなかった。
くそ! 自意識過剰なやつにヤラレタ話。
でも
お笑いライブが八時半まであり、
気がついたら、5分ほど見逃してました。
私は配信をオンにして、
カバンの中に入れて、
ラジオ形式で聞きながら
自転車で帰ることにしました。
駐輪場まで足早に歩いていくと、
男子の二人組で
動画を録画しておりました。
一人が撮っていて、もう一人がカメラに向かってしゃべっています。
おー、最近、流行っているしな。
何人かが横を通り抜けるのを
その二人はチラチラ見ています。
私は、その二人のすぐ隣に自転車を停めていました。
何をやってるんだろう。
どうやら誰かにメッセージを送っているようです。
私は、鍵を開錠して、動画配信の音を上げて、「よし」と漕ぎ出しました。
その間、隣の男子はこんな感じです。
「えー、コウ(おそらく名前)がいてくれてぇー、あはっ、いや、あの
おれは、高校があって大学、今、だから、えへへ、あの、その……」
(下手じゃなーい?)漕ぎ出す私。
「いや、おぬし、聞いておるな!」
(ん?おぬし?)振り返る私。
そのメッセージを言っていた男子が
チョケた風で上から下に向けた独特の指差しをしていました。
私に。
それはまるで
はんにゃの金田さんみたいでした。
私はもう漕ぎ出していたので、
振り返りながら彼らから遠ざかっていきました。
最後、駐輪場を迂回して、その二人組を見ると、
カメラを持っているほうが、少し怒った顔で私に携帯を向けていました。
完全に誤解されている。
ん?誤解?
確かに聞いていた。けどさ、こっち動画配信聞いてますから。
いやいや、あのスピーチの途中で笑っていたのは、私がいたのを意識しすぎてたのね。
でも
うーん。
外で動画取るなら、見られて恥ずかしがってる場合じゃないわよ。一回止まって、誤解を解いた方がよかった?
いや、怖い人に絡まれたかもしれない。
遠ざかるで良いだろう。
と、ここまで考えて、
大事な配信が
ぜーんぜん頭に入ってこなかった。
くそ! 自意識過剰なやつにヤラレタ話。