Netflixで料理番組みております。
わたしがハマりにハマったキューバサンドをフィーチャーした映画「シェフ」(本当はそういう映画ではない)
の監督兼主演ジョン・ファーヴローと、
料理監修だったシェフのロイ・チョイの料理番組。
おじさんが二人で、料理作りながら、わいわいお話しする番組です。
見て居られるんですよね、これが。どうしてかしら。
料理に興味があるというのが、大きな理由だけど、二人が楽しそうだし、もりもり食べるから。
それから料理に関するロイ・チョイの思想がとても好きです。
プロとはこういう人のことだな、って思う。
自分の職業を愛する人は信用できます。「食べること」についてものすごく考えている。
食事は必ずその人の歴史やオリジンに起因している。
狭い日本にいて、あんまり考えたことなかったけど、番組にいろんな国のいろんな料理が出てくる。
レストランのシェフにナポリピザの作り方を教えてもらったりね。
パン種をイタリアから来るときに、こっそり瓶に忍ばせて持ち込んだ、とか。いい話。
ロイは韓国系アメリカ人でロス生まれで、もともとフランス料理を学校で習って、タコスのフードトラックを出した。
それぞれの人が、自分の国の、家族の料理を大切にしていて、それにアレンジを加えて新しいものを作ろうとしている。
多人種国家のなかで、様々な国のおいしい料理を笑顔で食べるなんて、
平和このうえない素敵なことだ。
料理をいただくことはその国の人へのリスペクトにもなるしね。
どこの国にも食いしん坊はいる。
そいでもって、ロイのレシピ。
米酢とか、みりんとか、かつおだしとか、日本の食材もたくさん出てきます。
みりんは、MIRIN
かつおだしは、KATSUO
と発音されていて、びっくり。
あと「UMAMI(旨味)」と言っていた。
出汁の概念ですね。
とっても誇らしいです。
私が子どもの頃に比べると、給食にキムチチャーハンやナンが出るとか、多国籍が広まっていますけど、
もっといろいろ食べられるようになったらいいな、と思います。