見たよ。
いい、いい。とは聞いてました。
ナンシー・マイヤーズ監督作品のファンレビューでは
なんどもあがっていたこの映画。
やっと、見た。
めっちゃおもしろかった。で、泣けた。
すごいのは、ナンシー・マイヤーズは必ず同世代に向けた視点を入れているってことだ。
同世代って、おそらくご本人の。
子どもたちが全員大人になって、
初老が見えてきた(もしかしたら私が思っている年齢より低いのかも。海外の方は早めにマダムになるから)人たちへ向けた
完全なるロマンチックコメディ。
嘘のない。というと、語弊があるけど。
ちゃんと真実を散りばめた話を描いている。
唸りまくり、膝叩きまくりです。
シチュエーションにコメディを入れるやり方、テンポの良さ。
毎回、息を吞むような美しいおうち。
そして理想のベーカリー。
だがしかし、ベーカリーシーンはちょっとだ。
きっと大量にあるそのシーンは、(だってこだわりがすごいから)
なんらかの関係でカットになってるんだろう。
ディレクターズコメントがあればDVDも買おうと思っています。
私、副音声の監督コメント、ナンシー・マイヤーズは全部聴いている。
どうしてこのシーンにしたのか。本当は前後にどういう筋書きがあったのか。
シーンの注目ポイントやセットの裏話。
永遠に聴いていられる。
なぜなら超好きだから。
人に勧める時にはちょっと迷う。
出て来る役者さんはちゃんと素敵なんですけど、ラブシーンがけっこう濃厚です。
私が日本の文化の中で育ったせいで、私の年齢より上の人たちのいちゃつきに慣れていないせいで、「おいおいおい」と違和感をもってしまう場面あり。
そう、市原悦子のベッドシーンを見た時の、見ちゃいけない感に似ている。
大丈夫だ!って方はぜひ。
ナンシー・マイヤーズ好きにはもちろんオススメ。