がんに克つ

父のがんを治すためにがんを研究しました。がんは意外と簡単に治ることを知ってもらえたら、亡き父も喜んでくれると思います。

歯磨きとがん

2011-07-03 17:43:39 | 健康・病気

ちょっと古い話題ですが、2009年の9月27日に、愛知県がんセンター研究所が、歯磨き習慣と発がんの関連を示す疫学調査を行なったというニュースが流れていました。

それによると、口の中や食道のがんになる危険性について約3800人を対象に疫学調査を行なったそうで、その結果、まったく歯を磨かない人の危険性は、1日1回の人の1.8倍、2回以上歯を磨く人の2.5倍もあったそうです。

歯磨きががんの予防に役立つというのはちょっと驚きですが、それよりも、全く歯を磨かない人がいることに正直驚きました。

年をとって総入れ歯になってから後悔しても遅いと思うのですが、大丈夫でしょうか?

ところで、日本には「まともな」歯ブラシを製造しているメーカーが存在しないことをご存じでしょうか?

日本の歯ブラシメーカーは、毛先をギザギザにしたり柄を曲げたりして目先を変えて売ろうとしていますが、どれも歯周病の予防には役に立たないものばかりだそうです。

歯科医が薦める歯ブラシは、毛先が揃っていて柄がまっすぐなもので、私は「PHB ADULT」というアメリカ製の歯ブラシを薦められて使っています。

これを使って、単に歯の表面の歯垢を除去するだけでなく、歯と歯茎の隙間に歯ブラシの毛先を押し込んで左右にゆすり、奥の方の歯垢を除去すると同時に、酸素を送り込んで嫌気性の歯周病菌を殺すようにするのが正しい歯磨きだそうです。(飯塚式刷掃法)

また、歯磨き粉(練り歯磨き)も、酵素がいいとか薬用成分が効くとか宣伝していますが、虫歯や歯周病にはほとんど効果がないそうです。

歯磨き粉は、茶渋などを除去するため、1週間に2回程度、歯ブラシに少量(米粒大)つけて使うのが正しい使い方だそうです。(良心的な歯科クリニックのホームページにはそう書かれていると思います)

みなさんもテレビコマーシャルに惑わされないようお気をつけください。

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【追記】 2023年3月28日

歯の磨き方について、少し補足させていただきます。

まず、歯の表面の歯垢を除去する方法ですが、「PHB ADULT」では限界があるので、数年前からサンスターの「Ora2me」(オーラツーミー)という歯ブラシを使っています。この歯ブラシは、毛先に特殊な加工が施されているそうで、歯がツルツルになるという実感があります。

そして、歯間ブラシとデンタルフロスを補助的に使い、「PHB ADULT」は、歯と歯茎の隙間の歯垢を除去するためだけに使っています。

また、茶渋などの汚れが目立ってきたのですが、合成界面活性剤を含む歯磨き粉を大量に使うことは避けたかったので、2か月ほど前から「シャボン玉せっけんハミガキ」を2日に1回の頻度で「Ora2me」にたっぷりつけて使うようにしたところ、驚くほどきれいになりました。

以上、参考にしていただければ幸いです。

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