48歳の中年オヤジ 柔道を始める

48歳の中年が柔道に挑戦!怪我をして一時期柔道をやめようと思いましたが、やはり続けることにしました。いつまで続くかな?

柔道を始めて2ヶ月目・・・は、こんな状況でした

2012年04月22日 21時58分50秒 | 柔道を始めたころ
さて第2週目の稽古も終わり、初めての柔道着を着て行った3週目の事である。いつものように低学年の子供と稽古しようとすると、先生が
「T岡さんは、上の高学年のクラスでやってみましょう」とK先生に言われ、別のT先生の所に連れていかれました。
「T先生、T岡さんをお願いできますか」
「ああいいですよ。T岡さんと言われるのですか?これから頑張りましょう」
うおおお、まだ受身も満足にできないオッサンが、子供とはいえ何年もやって連中の中で大丈夫なのか。
移動しながらの打ち込み、連続技打ち込みなど、T先生は丁寧に教えて下さる。それにしても初めて大人(先生)相手に練習するので、汗がどっと噴き出してきたのだ。
「ああいい汗かいた!」と気持ちよかった・・・と書いているが、この後先生相手に乱取を何本も行い、息も絶え絶えスタミナ地獄に陥るとは、この時点では気がつかなかった。
「今日から柔道着ですか?じゃあ乱取をしましょう」とT先生は笑いながら言う。
まあ子供たち相手なら何とかなるかなと思い、寝技の乱取を何本か行う。背の高い子は160センチもある。そんな子が持ち前のスピードで懐に入られた時には、おじさんは何度か崩されてしまった。恐るべし小学6年生。
4本目を始めようとしたとき、T先生がやってきて、「子供相手じゃ物足らないでしょう。私とやりましょう」
「よーしやったろか」と私の心の声。
背中合わせからGO!で組み付いていくのだが、T先生は全然動かない。逆に振り回されて乗っかられてしまった。
「さあここで腕を抜いて動いて」
「はい!ひいはあひいはあ!」
「次にここに腕を入れて隙間作って・・・」
「はい・・・・っ、ひいはあ、ひいはあ、ひいはあ」
せいぜい本気の10%、いや5%しか先生は力を出してないであろう。でもこちらは全力である。力の抜き加減なんてわからない。袖を掴んでいる手の握力が無くなってきた。
「抑え込んだら、相手の腕を脇に入れて固定して」
「ふぁあい!ぜえぜえぜえぜえ」
ビーっと時計が鳴ってやっと終わった。水水水水・・・が欲しい!
「力強いですねえ」
「ありっがとうっござっいますっ・・・ひいはあ」←言葉になってない。
「寝技の最後に僕ともう一本いきましょう」
ひええええええ!もう1本!俺死ぬかも・・・。
何とかそれも終わり、一旦水分補給の休憩。でその後通常の乱取再開。これも最初は子供たち相手であったのだが、最後2本はT先生とさせていただいた。もちろんチアノーゼ寸前である。最後は前屈みになって、しがみついてる状態であった。ひいはあ。
終わった直後、T先生は丁寧に組手の位置などを教えて下さる。申し訳ないことに、それを聞いてる私はスタミナが切れて、上の空であった。
「・・・右手は顎の下で手首を上に返して・・・」・・・遠くの方で声が聞こえるなあ・・・・すいません、せっかく教えてくださっているのに、半分も覚えていないです。
挨拶が終わり解散になり、ああ俺って柔道に向いてるのかなあ、スタミナ切れちゃったって事は、やはり向いていないのかな、なんて考えている時、T先生が近づいてきて、
「T岡さん何かやられているのですか?」
「はあ、運動は大好きで、走ったりしてます」
「やっぱり、スポーツやってる人はわかりますね。すぐ強くなりますよ。来週も頑張りましょう」
ああやはり皆さん親切な人ばかりだ。先ほどまで「向いていない」なんてウジウジ考えていたのが、先生の一言で見事吹っ飛んだ。元々が単純バカで単細胞なのである。この48歳のオヤジをコントロールするなんて簡単である。ちょっとだけ褒めればよいのだ。よし!来週もがんばんぞ!
2011年11月頃の事でした。

柔道を習い始めて2か月経過した。私の通っている西尾市H坂教室は、練習日は火曜と土曜なのだが、土曜は休みが取れないので、現在のところ火曜しか通っていない。やはり最低週2回は通いたいなあ。
私は体はでかいのですが、運動神経がありません。スポーツは大好きなのですが、力とスタミナに頼る運動ばかりです。動体視力・反応速度・バランス感覚・体の柔らかさなど、いわゆる応用性能がゼロ(笑)。従って上手くなろうとした場合、徹底的に反復練習をしないと、人に追いつけないのです。人が1やって1習得することを、3やらないと習得できません。ですから何とか週2回は通いたい。
土曜日は会社を定時で終われば、8時から始まる一般の部で練習できますが、基礎が出来ていない状態で上の人たちと練習すれば、足手まといになるだけでなく、怪我する確率も高くなります。一般部で練習するかどうかは、ある程度基礎が出来て先生のお許しが出てからにしようと考えています。
家で練習ったって、ど素人ですから、何をやっていいのかわかりません。家でトレーニングするには・・・壁相手に打ち込み、チューブ・・・とお聞きしたのですが、いかんせん素人なので、よくわかんないです。
必然的に家では基礎体力強化になります。スタミナをつけるため、毎日のジョギングを、平地から坂道中心に変えました。私の住んでる所は西尾市吉良町で、はっきし言ってド田舎です。家の裏は田んぼと畑、その先には茶臼山が・・・時々テレビ局が、日本の里山の風景を撮りに来るくらいの所です。林道が交差し、走り込みには最適(笑)。それと筋トレを始めました。スポーツデポに行って、重りを10キロまで替えれるダンベルを買い、暇な時はそれを使ってます。
ですが筋力は10年前に比べて落ちました。何しろ倒立歩行ができない(笑)。腕立てが30回でギブアップ。5年前に腕の腱板を損傷してから、両腕の踏ん張りが利かなくなりました。内視鏡を使った簡単な手術で治るらしいのですが、手術と聞いて恐れをなし、その後ほったらかしです。生活には支障が無いので問題は無いのですが、柔道にはやはり不利らしいです。周りの筋肉をがっちり固めてこれ以上損傷の無いようにしたいですね。
2011年12月位の事です。

3か月が経過し、道場の雰囲気にもだんだん慣れてきました。最初の1カ月は先生方にも珍しがられ、PTAのお母さん方お父さん方の珍獣を見るような視線も良く浴びていたのですが、現在はそれも殆ど無くなり、私自身も人の目を気にしなくなってきました。
いろんな先生方に教えていただいておりますが、やはり48歳という年齢からか、皆さんには気を使って頂いております。本当に申し訳ない。
例えば乱取の最初の挨拶の声が小さいと、先生は「お前たち声が小さいぞ!元気に出さんか!もう一回!」と皆に怒る。私が「お願いします!」と大声で言うと、先生は気を使って「いや、大人はいいですよ」と言ってくださるのだ。大変申し訳なく思っております、はい。気恥ずかしさもありますが、準備運動の声出しから元気にやろうと思っています。
T先生がお休みの時、F先生にずっと乱取りの相手をしていただいたのですが、3本目の最中に足が攣った(笑)。投げられた時だったので、立ちあがる寸前に屈伸をしてごまかしましたが、自分の基礎体力の無さを痛感しました。乱取りぐらいで足攣ってちゃいかんです。
3ヶ月経ちましたが、自分では強くなってるかどうかは全然わかりません。相変わらず下手糞です。
3ヶ月目の最後には、T先生より「T岡さんも一緒に一般部で練習しませんか?子供さんも一緒でいいですよ」との言葉を頂きました。ああとうとうOKが出たのだ。嬉しい!OKが出たって事はちょっとは強くなってるのかな。ちょっぴり不安ですが、期待でワクワクです。2月から一般部で練習します。って事は土曜日も通えるんだ。これからは週2回がんばるぞ!
2012年1月の事です。



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4 コメント

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Unknown (to-y)
2012-04-23 19:04:02
すごい頑張りようですね。
そしてすごく充実してて、楽しそうです。
T岡さんはやっぱり運動中毒です(笑)。
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ありがとうございます (T岡)
2012-04-25 00:26:04
to-y先生のブログを参考にしてこのブログを立ち上げました。これからもよろしくお願いします。
運動は好きなのですが、結果が伴いません。記録も伸びないし、自己満足でやっております。
実際は結構サボってます(笑)。「今日は風が強いから自転車通勤はやめよう」とか、「腰が痛いから筋トレはパスしよう」とか。
少しずつですが、「楽しむ」という事を考え始めました。
返信する
私も… (Unknown)
2018-04-16 14:44:53
間もなく厄年42歳をむかえるおやじです。
実は私も同様なことがおきています。
まず前転、後転をしていると「吐き気」がしてきます。
数年前迄は、倒立歩きも出来たのですが稽古中に全く出来なかったんです。
相当な努力が必要かも…。ですかね。
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42歳オヤジ様 (T岡)
2018-04-17 23:28:22
42歳オヤジ様、こんにちは!
年齢と共に運動神経の低下は当たり前、と割り切ってやらないと、何も出来なくなってしまいます。
私今でも倒立歩行できません(笑)。
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