久しぶりに仕事にありつけたから読書量が減ったなぁ
でも最後の「日本SF傑作選1 筒井康隆」は3冊分くらいの量はあったから、まぁそこそこ読んだと思う。
10月の読書メーター
読んだ本の数:8
読んだページ数:2762
ナイス数:311
チェーン・ピープルの感想
もしかしたらノンフィクションじゃないかと思えそうな三崎さんワールドが6篇。癖になります。■正義の味方:ウルトラマンなんかがいるから怪獣が来て迷惑、みたいな発想■似叙伝:事実と違う自叙伝を書くライターさん■チェーン・ピープル:チェーン店のような画一化・マニュアル化した人々■ナナツコク:自分の頭の中だけにある国の存亡■ぬまっチ:被り物の無い中年男性そのもののゆるキャラ■応援:ネット・パトロンが怖くて気持ち悪かった
読了日:10月04日 著者:三崎 亜記
神狩り (ハルキ文庫)の感想
論理レベルが上という《神》と戦う天才情報工学者。 なんか頭では理解できないテーマに最初は戸惑いました。 霊感能者の理亜(ユリア)の言葉が印象的でした・・・人間が変わる、と思いたいのよ。《神》さえその上にいなければ、人間はもっと善良にももっと幸福にもなれるんだ、と考えたいの。
読了日:10月07日 著者:山田 正紀
ゼロ年代SF傑作選 (ハヤカワ文庫 JA エ 2-1) (ハヤカワ文庫JA)の感想
全体に僕には合いませんでした。秋山瑞人「おれはミサイル」がミサイルとそれを搭載する航空機の会話というのが面白かった。唯一印象的だったのが、海猫沢めろん「アリスの心臓」のこれって、どうよ(^_^;) → エロい本であるところの二次元…が男子を三次元的立体として屹立させるとしたら…本物の女の子=三次元は、男子の全身を四次元的に昂ぶらせることが可能ではないかと…思うのだが
読了日:10月13日 著者:S-Fマガジン編集部,秋山 瑞人,冲方 丁,海猫沢 めろん,桜坂 洋,新城 カズマ,西島 大介,長谷 敏司,元長 柾木
迷: まようの感想
<アミの会(仮)>は本当ハズレなしです。柴田よしきさんの「迷蝶」は途中でなんとなく話が読めてきた!と思ったらさすがにその上を行く話でした。 それ以外もみんな良かったのでどの感想を書くか「迷」う(^^;) はやく「惑」も読んで「迷惑」を完成させたい。
読了日:10月15日 著者:アミの会(仮),大沢 在昌,乙一,近藤 史恵,篠田 真由美,柴田 よしき,新津 きよみ,福田 和代,松村 比呂美
時をとめた少女 (ハヤカワ文庫SF)の感想
「わが愛はひとつ」「妖精の棲む樹」「時をとめた少女」「花崗岩の女神」「真鍮の都」「赤い小さな学校」「約束の惑星」の7編。 解説にも書かれてるけど「たんぽぽ娘」もそうですが、時間と愛の組み合わせがヤングの十八番。「わが愛はひとつ」は100年の人工冬眠の刑になった青年を待つ妻。最後は涙が浮かびました。既読ですが「真鍮の都」もアラビアンナイトの時代へ跳んでからの物語。 「妖精の棲む樹」「花崗岩の女神」は高所恐怖症気味の僕にはつらかった~。SFですがS(サイエンス)が弱めなんで、SFを普段読まない人にもいいかも。
読了日:10月20日 著者:ロバート・F・ヤング
ミュシャのすべて (角川新書)の感想
読んでみて(観てみて)また実物を観たくなりました。 新書版なので特にスラブ叙事詩などは物足りないけど、いい復讐になりました。できればスラブ叙事詩をまた見たいなぁ・・・無理っぽいけど。 また大阪に帰ったら堺のミュシャ館に足を運ぶことにします。
読了日:10月21日 著者:堺 アルフォンス・ミュシャ館(堺市立文化館)
ぼくのマンガ人生 (岩波新書)の感想
1986~88年の講演記録から子供時代からのマンガ家としての人生をまとめたもの。 今読んでも古いとは感じませんでした。 いい言葉もいっぱいありました。 教育に関する考え→■人命はかけがえなく、人生はたった一度しかなく、死によってすべてが失われること、それと人間と同じ生命が自然界にみち、それらが密接に相互関係を保ちながら地球が存在するということ、地球はわれわれが住める唯一無二の天体であること、という問題まで、積極的に教え込んでいく教育が、いまこそ必要なのではないかということです。 ■(あとはコメントへ)
読了日:10月24日 著者:手塚 治虫
日本SF傑作選1 筒井康隆 マグロマル/トラブル (ハヤカワ文庫JA)の感想
実質700頁超えに短編が25篇。既読も多いけど筒井さんを堪能。オチはわかってるのに面白かったり(「腸はどこへいった」等)、思わずオチにうなったり(「たぬきの方程式」等)、ベタな話やけど感動したり(「わが良き狼(ウルフ)」等)、ゲシュタルト崩壊しそうになったり(「バブリング創世記」)。■全体に当時の社会への皮肉などが含まれてるが、今でも通用してしまう。もしかして文明は発達してるけど人類の種としての進化は終わってるんじゃないかと思ってしまう・・・と感じたのが一番怖かったりする(>_<)
読了日:10月30日 著者:筒井 康隆
読書メーター
でも最後の「日本SF傑作選1 筒井康隆」は3冊分くらいの量はあったから、まぁそこそこ読んだと思う。
10月の読書メーター
読んだ本の数:8
読んだページ数:2762
ナイス数:311
チェーン・ピープルの感想
もしかしたらノンフィクションじゃないかと思えそうな三崎さんワールドが6篇。癖になります。■正義の味方:ウルトラマンなんかがいるから怪獣が来て迷惑、みたいな発想■似叙伝:事実と違う自叙伝を書くライターさん■チェーン・ピープル:チェーン店のような画一化・マニュアル化した人々■ナナツコク:自分の頭の中だけにある国の存亡■ぬまっチ:被り物の無い中年男性そのもののゆるキャラ■応援:ネット・パトロンが怖くて気持ち悪かった
読了日:10月04日 著者:三崎 亜記
神狩り (ハルキ文庫)の感想
論理レベルが上という《神》と戦う天才情報工学者。 なんか頭では理解できないテーマに最初は戸惑いました。 霊感能者の理亜(ユリア)の言葉が印象的でした・・・人間が変わる、と思いたいのよ。《神》さえその上にいなければ、人間はもっと善良にももっと幸福にもなれるんだ、と考えたいの。
読了日:10月07日 著者:山田 正紀
ゼロ年代SF傑作選 (ハヤカワ文庫 JA エ 2-1) (ハヤカワ文庫JA)の感想
全体に僕には合いませんでした。秋山瑞人「おれはミサイル」がミサイルとそれを搭載する航空機の会話というのが面白かった。唯一印象的だったのが、海猫沢めろん「アリスの心臓」のこれって、どうよ(^_^;) → エロい本であるところの二次元…が男子を三次元的立体として屹立させるとしたら…本物の女の子=三次元は、男子の全身を四次元的に昂ぶらせることが可能ではないかと…思うのだが
読了日:10月13日 著者:S-Fマガジン編集部,秋山 瑞人,冲方 丁,海猫沢 めろん,桜坂 洋,新城 カズマ,西島 大介,長谷 敏司,元長 柾木
迷: まようの感想
<アミの会(仮)>は本当ハズレなしです。柴田よしきさんの「迷蝶」は途中でなんとなく話が読めてきた!と思ったらさすがにその上を行く話でした。 それ以外もみんな良かったのでどの感想を書くか「迷」う(^^;) はやく「惑」も読んで「迷惑」を完成させたい。
読了日:10月15日 著者:アミの会(仮),大沢 在昌,乙一,近藤 史恵,篠田 真由美,柴田 よしき,新津 きよみ,福田 和代,松村 比呂美
時をとめた少女 (ハヤカワ文庫SF)の感想
「わが愛はひとつ」「妖精の棲む樹」「時をとめた少女」「花崗岩の女神」「真鍮の都」「赤い小さな学校」「約束の惑星」の7編。 解説にも書かれてるけど「たんぽぽ娘」もそうですが、時間と愛の組み合わせがヤングの十八番。「わが愛はひとつ」は100年の人工冬眠の刑になった青年を待つ妻。最後は涙が浮かびました。既読ですが「真鍮の都」もアラビアンナイトの時代へ跳んでからの物語。 「妖精の棲む樹」「花崗岩の女神」は高所恐怖症気味の僕にはつらかった~。SFですがS(サイエンス)が弱めなんで、SFを普段読まない人にもいいかも。
読了日:10月20日 著者:ロバート・F・ヤング
ミュシャのすべて (角川新書)の感想
読んでみて(観てみて)また実物を観たくなりました。 新書版なので特にスラブ叙事詩などは物足りないけど、いい復讐になりました。できればスラブ叙事詩をまた見たいなぁ・・・無理っぽいけど。 また大阪に帰ったら堺のミュシャ館に足を運ぶことにします。
読了日:10月21日 著者:堺 アルフォンス・ミュシャ館(堺市立文化館)
ぼくのマンガ人生 (岩波新書)の感想
1986~88年の講演記録から子供時代からのマンガ家としての人生をまとめたもの。 今読んでも古いとは感じませんでした。 いい言葉もいっぱいありました。 教育に関する考え→■人命はかけがえなく、人生はたった一度しかなく、死によってすべてが失われること、それと人間と同じ生命が自然界にみち、それらが密接に相互関係を保ちながら地球が存在するということ、地球はわれわれが住める唯一無二の天体であること、という問題まで、積極的に教え込んでいく教育が、いまこそ必要なのではないかということです。 ■(あとはコメントへ)
読了日:10月24日 著者:手塚 治虫
日本SF傑作選1 筒井康隆 マグロマル/トラブル (ハヤカワ文庫JA)の感想
実質700頁超えに短編が25篇。既読も多いけど筒井さんを堪能。オチはわかってるのに面白かったり(「腸はどこへいった」等)、思わずオチにうなったり(「たぬきの方程式」等)、ベタな話やけど感動したり(「わが良き狼(ウルフ)」等)、ゲシュタルト崩壊しそうになったり(「バブリング創世記」)。■全体に当時の社会への皮肉などが含まれてるが、今でも通用してしまう。もしかして文明は発達してるけど人類の種としての進化は終わってるんじゃないかと思ってしまう・・・と感じたのが一番怖かったりする(>_<)
読了日:10月30日 著者:筒井 康隆
読書メーター