読んだ7冊はどれも面白かった
8月の読書メーター読んだ本の数:7
読んだページ数:2063
ナイス数:286
本と鍵の季節 (集英社文庫)の
感想読み始めて「あれ?もしかして読んだことあるかも」と思ったら、最初の「913」という話は『短編学校』に収録されてたんですね。高校生の図書委員コンビがいろんな謎を解く、ミステリであり青春小説でもあり。でも最後、コンビの日常に戻ってほしいな、と思いつつ読了。でも解説を読むと続編が予定されているとか\(^o^)/ 刊行されるのを楽しみに待ちましょ(^^)
読了日:08月02日 著者:
米澤 穂信君と歩いた青春-駐在日記 (単行本)の
感想シリーズ3作目。駐在さん夫婦(周平さん&花さん)も完全に雉子宮の暮らしに馴染みましたね(^^) 今回も事件が起きますが、周平さんたちの機転でうまく解決します。でもスキャンダルの話は何かよくわからずモヤモヤ。本当の悪人は出てこないから、この先も続くなら読み続けたいシリーズです。
読了日:08月06日 著者:
小路 幸也ほたるいしマジカルランドの
感想各章で、ほたるいしマジカルランドで働く人が主人公となり、仕事のこと、プライベートのこと、ここで働くまでのことなどが語られる。順風満帆な人はほとんどいない。なんか父親とか夫がDVなのが多い(-_-;) 女性社長とその息子の友人(?)がみんなを徐々に変えているのかな。 最終章「すべての働くひと」は読んでてウルウル(;_;) こんな職場なら働いてみたい・・・けど、人付き合いが面倒で一人で仕事やってるようなオッサンにはどうなんやろ?(^^;)
読了日:08月08日 著者:
寺地 はるな雨の日は、一回休みの
感想昭和のサラリーマンのまま歳をとって今の働き方などと合わなくなってしまった人たち(←ばかりじゃないけど)の短編。前の話で出てきた人が次の話の主人公に。 でも昔どおりにやってたらパワハラ、セクハラだの時代錯誤になって職場で孤立。 僕は年齢的には定年過ぎあたり、でも会社勤めは実質3年余りで独立してあとは一人。こんな上司にはなりたくないし、その部下にもなりたくないけど、時代なんでしょうね。 でも何かがきっかけでそれに気づきいい方向に少しは向かうので各話、最後にはすこし笑顔で読み終えることができました。
読了日:08月14日 著者:
坂井 希久子クローバー・レイン (一般書)の
感想千石社シリーズの2作目。今回は文芸部の編集の男性が主人公。たまたま作家さんの家で見つけた原稿を会社の古い体質を相手になんとか出版に持ち込む話かと思ったら、敵は会社の上層部だけじゃなく他社の編集にもいたし、営業部の協力はえられないし。そのうえ主人公も作家も複雑な家庭環境。原稿には娘さんの詩が引用されてて、その許可をとるのも一苦労。でも最後は大団円・・・否、主人公の気にしてた「なおちゃん」の件が解決してないと思ったら、最後の最後に待ち合わせの書店で思わぬ形で再会(?) 読メもそうやけどネットってスゴイ!
読了日:08月16日 著者:
大崎梢ルカの方舟の
感想火星起源の隕石とそこに含まれる生命痕跡に関して不正(FFP=捏造・改ざん・盗用)を訴えるようなメールが届いたことを発端として真相の究明が始まる。 最終章で全ての謎が解かれるわけですが、僕には全く想像できない真相。 題名の「ルカの方舟」のような地球生命の起源は本当にあったような気がします。
読了日:08月22日 著者:
伊与原 新宇宙・生命・知性の最前線―十賢一愚科学問答の
感想小松左京さんの還暦に企画された10人の学者を集めてのシンポジウムという名の知的乱交パーティー(笑) 1991年と古いけど話題が多岐にわたり、楽しく読んだり、興味なければ読むのに苦労したり(^^;) でもこんなことできるのって小松左京さんでなきゃ無理なんだろうな。 すごく贅沢なシンポジウムの記録を読ませていただきました。
読了日:08月28日 著者:
吉田夏彦,岡田節人,小田稔,佐藤文隆,柴谷篤弘,杉田繁治,畑中正一,樋口敬二,松井孝典,森本雅樹読書メーター