5月は自宅仕事やからもうちょっと読めると思ったけどなぁ・・・まぁ最初の「日本SF傑作選4 平井和正」が2~3冊分あったから仕方ない、ということにしておこう(^^;)
5月の読書メーター読んだ本の数:9読んだページ数:3370ナイス数:328
日本SF傑作選4 平井和正 虎は目覚める/サイボーグ・ブルース (ハヤカワ文庫JA)の
感想実は平井和正さん初読。 いつもながら傑作選は700頁超えやけど、読みやすかった・・・腕は疲れたけど(^^;) 「虎」とか「狼」とかが良く出てきたし「裡」という表現が目についた。 それと「サイボーグ・ブルース」などでの黒人や有色人種への差別や、人類自体の凶暴性。 そういうところが僕が読みやすく感じたところなのかも。 長いシリーズものはしんどいけど、短編集あたりを図書館で見つけたら借りてみたい。読了日:05月02日 著者:
平井 和正走る? (文春文庫)の
感想”走る”をテーマにしたアンソロジー。 冒頭の中田永一「パン、買ってこい」でつかみは良かったものの、僕自身が走ることを苦手にしてることもあって、いくつか面白い話もありつつも、どうも感情移入できずにモヤモヤと読了。 作品の問題じゃなく相性の問題ですね (-_-;)読了日:05月04日 著者:
東山 彰良,中田 永一,柴崎 友香,王城 夕紀,佐藤 友哉,遠藤 徹,前野 健太,古川 日出男,岩松 了,小林 エリカ,恒川 光太郎,服部 文祥,町田 康,桜井 鈴茂もらい泣き (集英社文庫)の
感想33話の「泣ける」ショートストーリー集、となっていますが、冲方さんがストーリーテラーになってるエッセイのような感じ。 あまり泣けるように煽ってはいないので油断してたら突然自分自身が「似たようなこと経験あるわ~」とか「わかるわかる」とかなって同調してしまうとウルウルしたり鼻水出たり・・・ファミレスで読んでて困った(^^;)読了日:05月06日 著者:
冲方 丁猫ミス! (中公文庫)の
感想新井素子、秋吉理香子、芦沢央、小松エメル、恒川光太郎、菅野雪虫、長岡弘樹、そにしけんじによる猫ミステリーのアンソロジー。 ほとんど描かれる猫がかわいかったり、弱い存在なのに恒川さんの描く猫だけ怖すぎ! あ、「描」と「猫」って似てるw読了日:05月10日 著者:
新井 素子,秋吉 理香子,芦沢 央,小松 エメル,恒川 光太郎,菅野 雪虫,長岡 弘樹,そにしけんじマルドゥック・フラグメンツ (ハヤカワ文庫 JA ウ 1-11)の
感想「マルドゥック・スクランブル」「マルドゥック・ヴェロシティ」の復習、そして「マルドゥック・アノニマス」の予習になる短編集。 ウフコックとボイルドがコンビを組んでる時代のものが一番安心して読める。 そしてボイルドの回想とともにボイルドの最期も再び描かれている一編も。 それでは「マルドゥック・アノニマス」を読むとしますか。読了日:05月13日 著者:
冲方 丁マルドゥック・アノニマス 1 (ハヤカワ文庫JA)の
感想相変わらず面白くてどんどん読み進めてしまうこのシリーズなんやけど、新たに出てくる人物(怪物?)が多くて覚えられないのと、万能道具存在(ユニバーサル・アイテム)のウフコックの死への道筋のような流れが少し辛い。 でも今回のはワイヤー・アームがらみと体内で化学物質を生成する奴が多過ぎで、ちょっと飽きてくる。 バロットはこの先、どのように登場するのだろうか(しないのか?) 飽きようがどうなろうが次の巻も読みます。読了日:05月17日 著者:
冲方丁マルドゥック・アノニマス 2 (ハヤカワ文庫JA)の
感想僕自身が次第に〈クインテット〉のリーダーのハンターを応援してた。 現実の世の中でもこうやって扇動されていくんだろうなぁ(-_-;) ウフコックがどうなるのかも気になるし、ラストで現れたバロットがどうかかわってくるのか・・・次巻が楽しみでもあるし、不安でもある。読了日:05月20日 著者:
冲方丁マルドゥック・アノニマス3 (ハヤカワ文庫JA)の
感想このアノニマスのシリーズ、登場人物(怪物)が多過ぎて覚えてられない。 前巻に引き続きウフコックの寡黙な潜入に息詰まり、惨状に何もできない状況に心が苦しく、読んでいて辛い。 そして終盤、時期が来て敵とぶつかり合ってからは逆に読むのがやめられなくなるけど、結果的にまたウフコックの状況が場所こそ違え、心苦しく、まさかこれでウフコックの最期なの?と思ってたら救世主登場。「次巻へ続く」終わり方でホッとしたけど、早く次を読みたい!読了日:05月27日 著者:
冲方丁リブート! (双葉文庫)の
感想銀行合併に伴うシステム本統合前に両行の勘定系を接続するシステムに発生するトラブルとそれを解明する両行子会社のチーム。UPSの電池切れによる突然のサーバーのダウン、誤振込の発覚、タイムアウトエラーの頻発・・・金融関係には携わったことないけど、SE/プログラマを仕事としてる僕自身、読んでいて胃がキリキリしてきました。でも若い頃にトラブルの解明と復旧のために徹夜作業したこと、トラブル発生って意外とワクワクしてたことを思い出しました。両チームが最後には理解し合うようなとこは少し出来すぎの感はあるけど良かった。読了日:05月30日 著者:
福田 和代読書メーター