4月に読んだのはどれも良かったけど、一番はやっぱり「阪堺電車177号の追憶」かな。
4月の読書メーター読んだ本の数:8
読んだページ数:2367
ナイス数:314
阪堺電車177号の追憶 (ハヤカワ文庫JA)の
感想読友さんの感想を読んで図書館で借りました。 阪堺電車177号が85年間を振り返る連作短編。 時代を経て子供が大人になったり、大人が年寄りになったりと出てくるのも嬉しい。 どれもええ話でした。 最後スクラップにならずよかったね・・・さらし首やけど(笑) それにしても「はんかい」で「半壊」って変換されるのかんべんしてくれ~(^^;)
読了日:04月01日 著者:
山本巧次月の落とし子の
感想月にあった未知のウィルスが地球に・・・前半は月面から地球への宇宙船内での感染、そして絶望的な地球への帰還、後半は地球でのパンデミック。 地球に落下したのが千葉県の船橋市。その隣の市に住んでる僕には脳内映像化が具体的すぎる~(-_-;) でも読んでいて今の新型コロナと重なるけど2019年に本になっているので作者は今の時代をどう思っているのだろうか。 最後は理想の終わり方だとしても、もっと最後の場面は書き込んでほしかった。 初読ですが読ませる力のある作家さんだと思いました。
読了日:04月07日 著者:
穂波 了宇宙への
感想宇宙エレベーターのステーションのメンテナンスマンの話。日本人が多すぎるけど日本の小説やから仕方ない(^^;) 最後の話まではわりとのんびりと読んでられましたが、最後はテロリストが爆弾を仕掛けた話。地に足のつかん場所での話はそれでなくても高所恐怖症気味の僕には辛い。映像化しても面白いかも(僕は見ないと思いますが^^;)
読了日:04月11日 著者:
福田 和代やさしい訴え (文春文庫)の
感想チェンバロ・・・小川さんの小説に似合う物静かな楽器かもしれない。 ずっと音量は一緒で淡々と進むのも小川さんぽいかな。 静謐や欠落、いつも通りの世界に入らせてもらいました。
読了日:04月17日 著者:
小川 洋子この橋をわたっての
感想アンソロジーでは読んだことあるけど新井素子さんの本は初読。2014~2018年に書かれた短編やショートショート。 人間だけじゃなく猫視点や家具視点などの話もあったり、自分の知ってる世の中の近くの別世界という感じか? 読みやすかったから、新井素子さんの作品、また読んでみたい。
読了日:04月20日 著者:
新井 素子ザ・対決 (講談社文庫)の
感想いろんな人やモノなどが清水義範さんの妄想(?)により対決を試みる。 ちょっと期待を持ちすぎて読み始めたせいか、最初の「ソクラテスvs釈迦」で少しガッカリ・・・そんな対決なの?(T_T) でも慣れてきたせいか(?)「ラーメンvsカレーライス」「楊貴妃vsクレオパトラ」なんかは物語として楽しめ、「空海vs最澄」なんかは勉強にもなったし、密教をビートルズに例えるのはすごい!
読了日:04月24日 著者:
清水 義範日本SF誕生―空想と科学の作家たちの
感想豊田有恒さんによる日本のSFの黎明期とでもいうのかな、1950年代から70年代あたりの第一世代と言われる作家さんや翻訳者、編集者たちの歴史書(?)。 今までいろんなSF小説やアンソロジーのあとがきとか解説とかで触れられてることも多いけど、こうやってまとまったものは初めてかな。 第一世代はほとんどが他界してしまっているけど、また読んでみたくなりました(作品のことはあまり書かれてませんけど^^;)。
読了日:04月25日 著者:
豊田有恒女子大生つぐみと邪馬台国の謎 (ハルキ文庫)の
感想シリーズ2作目らしいが1作目が図書館になかったのでこちらを読んでみた。 邪馬台国の金印に関わる事件を つぐみさんが巻き込まれつつ解きます。かなり前に「邪馬台国はどこですか?」を読んでいたので少し既視感、早乙女静香さんも地下のバーに登場するし(^o^) 途中でなんとなく犯人がわかったけど、鯨統一郎さんらしい邪馬台国の学説(?)、少し信じてもいいです。
読了日:04月28日 著者:
鯨 統一郎読書メーター