今日で6月が終わり、明日から7月・・・今年も半分過ぎました。
ここに来て、ちょっと仕事関係が激動(激震?)してます。
先日ネットで見つけた記事
↓
沈みゆく「受託ソフト開発」
まさに僕の仕事がこれ。
僕が働き出した頃(30年ほど前)、ソフトウェア業界は時代の最先端を行く花形産業でした。プログラマやシステム・エンジニアって、きつかったけど、本当にやりがいのある仕事でした。
バブル崩壊で金額的に単価が下がったけど、経費削減の一環でもあるダウンサイジング(大型汎用コンピュータから、クライアント/サーバーに置き換える)の時期でもあり、仕事はなくなる気配すらありませんでした。
そしてリーマンショック・・・このあたりから仕事が激減。パッケージを導入するのが主流となり、僕らのようにお客さんから話を聞き、要件をまとめ、設計してプログラム開発するというやり方が本当に少なくなりました。
お客さんのやりたいように作るシステムから、システムにお客さんが合わせるという図式になってきたんです。
さて、僕は正直、営業力もないし、自営業として1人だけでやってますので、ソフトウェア会社から仕事をもらって生活してました。
僕が大学を出て最初に就職した会社で、某旅行会社のシステム開発のために派遣されてたんですが、その時に長年の付き合いとなるソフトウェア会社(以降T社)の社員と知り合いました。
僕同様、お酒好きの人が多かったこともあり、よく一緒に飲みに行ったり、遅くなったらT社で寝させてもらったこともあります。
最初に就職した会社をやめ、次の会社に籍を移し、長年やってた某旅行会社の仕事も終えたあと、T社と契約して仕事をもらうことにしました。
そのT社、社員もそう多くなかったせいもあるんでしょうけど、社員を始め、役員さんも家族のように暖かく自由な社風が好きになりました。
バブル崩壊で単価が下がる・・・その時僕は歩合給でしたので当然僕の給料も下がる・・・のを機に僕は自営業として独立し、T社と個人契約を結ぶことで手取りを減らすことなく仕事を続けることができました。個人契約に同意してくれたT社社長には感謝しています。
その後もいろいろありましたが、この歳まで仕事続けていられるのもT社があればこそと思ってます。
そして、僕が仕事をやめるとしたら、T社から「要らない」と言われたらと思ってました。
(ここから先に書くのは僕の想像で書く部分もあるから100%信頼しないで下さい)
で、このたびT社から直接ではないのですが「要らない」と言われたも同様になりました。
「要らない」は、僕は「技術的や性格的(?)にもう要らない」と予想してたのですが、今回の「要らない」は「金銭的に要らない」というようなもの。
冒頭に紹介したようにT社自体、仕事が減ったこともあって、資金繰りに困っていたそうです・・・お客からは四半期とか半期ごとには入金されるので、その間の給与とかの支払に銀行から借入する必要があった・・・でもちゃんと入金されりゃ返済できるんですけどね。
それに加え、昨年の震災で宮城県石巻に営業所があったのですが、営業所自体は被災しませんでしたが、お客さんとかが被災したりして仕事が減ったんじゃないかと思います。
T社の社長も年齢的に引退も頭にあったのか、次の代のことを考え、このまま社内から次期社長を出しても資金繰りで悩むのは目に見えてると思ったのかもしれません。
そこで社長はM&A(←企業の合併や買収のこと)で資金に余裕のある会社の子会社となる道を検討して、コンサルタントの相談していたんだそうです。
そして今年4月、コンサルタントの仲介でS社と資本提携を結び、子会社となりました。(T社の旧役員は全員退任)
当初は1年くらいは今までのT社のやり方で変化はない、というような話だったのですが、1年どころか翌月あたりから、仕事のなかった社員や年齢的に給与が高い社員に辞職勧告が出されたみたいです。
噂で、僕らのような外注の会社や個人については、月あたり顧客との契約額の20%または20万円を手数料として取る方針とか聞きました。20%または20万円というと顧客と基本100万円の契約を前提をしてるんですが、そんな仕事めったにないですよ。
今までのT社の社風は当然のようにどこかに飛んでいき、利益至上主義になってしまいました。お客さんの事情は全く無視して「それだけの金額が出せないなら引き上げます」と現場の社員を通じて(?)言うようにしてるとか・・・・僕は開いた口がふさがりません。
僕は、お客さんも喜んで、僕たちも喜ぶのが最高の仕事と思ってますから、全く相いれない会社になってしまった感じです
6月までT社と契約書を交わしてましたが、このままでは月々の契約額が減るのは目に見えてます。こちらも不安に思ってるし、仕事を出してるお客さんも不安です。
僕が今仕事で行ってる部門には若干のT社の社員と僕みたいな外注が社員さん以上にいます。もし、僕らが突然T社を去っったり、T社が手を引いたりしたらお客さんも大きな痛手です。
でも、幸いにT社と関係のあった会社(U社)が今までのT社と同条件で契約し、今の仕事を続けられるようにしてくれるという話があり、7月からはU社から今のお客さんのもとで働くようになります。
まだU社との付き合いは半月くらいなんで、当然今の仕事の先が不安であるのに変わりありません。でも、目先の不安がとれたので、関係者の皆さんには感謝します。
僕は「ぜんこうさんはもう要らない」と言われるまで仕事するはずが、「この業界はもう要らない」と言われるようで、とても不安ではありますが
ここに来て、ちょっと仕事関係が激動(激震?)してます。
先日ネットで見つけた記事
↓
沈みゆく「受託ソフト開発」
まさに僕の仕事がこれ。
僕が働き出した頃(30年ほど前)、ソフトウェア業界は時代の最先端を行く花形産業でした。プログラマやシステム・エンジニアって、きつかったけど、本当にやりがいのある仕事でした。
バブル崩壊で金額的に単価が下がったけど、経費削減の一環でもあるダウンサイジング(大型汎用コンピュータから、クライアント/サーバーに置き換える)の時期でもあり、仕事はなくなる気配すらありませんでした。
そしてリーマンショック・・・このあたりから仕事が激減。パッケージを導入するのが主流となり、僕らのようにお客さんから話を聞き、要件をまとめ、設計してプログラム開発するというやり方が本当に少なくなりました。
お客さんのやりたいように作るシステムから、システムにお客さんが合わせるという図式になってきたんです。
さて、僕は正直、営業力もないし、自営業として1人だけでやってますので、ソフトウェア会社から仕事をもらって生活してました。
僕が大学を出て最初に就職した会社で、某旅行会社のシステム開発のために派遣されてたんですが、その時に長年の付き合いとなるソフトウェア会社(以降T社)の社員と知り合いました。
僕同様、お酒好きの人が多かったこともあり、よく一緒に飲みに行ったり、遅くなったらT社で寝させてもらったこともあります。
最初に就職した会社をやめ、次の会社に籍を移し、長年やってた某旅行会社の仕事も終えたあと、T社と契約して仕事をもらうことにしました。
そのT社、社員もそう多くなかったせいもあるんでしょうけど、社員を始め、役員さんも家族のように暖かく自由な社風が好きになりました。
バブル崩壊で単価が下がる・・・その時僕は歩合給でしたので当然僕の給料も下がる・・・のを機に僕は自営業として独立し、T社と個人契約を結ぶことで手取りを減らすことなく仕事を続けることができました。個人契約に同意してくれたT社社長には感謝しています。
その後もいろいろありましたが、この歳まで仕事続けていられるのもT社があればこそと思ってます。
そして、僕が仕事をやめるとしたら、T社から「要らない」と言われたらと思ってました。
(ここから先に書くのは僕の想像で書く部分もあるから100%信頼しないで下さい)
で、このたびT社から直接ではないのですが「要らない」と言われたも同様になりました。
「要らない」は、僕は「技術的や性格的(?)にもう要らない」と予想してたのですが、今回の「要らない」は「金銭的に要らない」というようなもの。
冒頭に紹介したようにT社自体、仕事が減ったこともあって、資金繰りに困っていたそうです・・・お客からは四半期とか半期ごとには入金されるので、その間の給与とかの支払に銀行から借入する必要があった・・・でもちゃんと入金されりゃ返済できるんですけどね。
それに加え、昨年の震災で宮城県石巻に営業所があったのですが、営業所自体は被災しませんでしたが、お客さんとかが被災したりして仕事が減ったんじゃないかと思います。
T社の社長も年齢的に引退も頭にあったのか、次の代のことを考え、このまま社内から次期社長を出しても資金繰りで悩むのは目に見えてると思ったのかもしれません。
そこで社長はM&A(←企業の合併や買収のこと)で資金に余裕のある会社の子会社となる道を検討して、コンサルタントの相談していたんだそうです。
そして今年4月、コンサルタントの仲介でS社と資本提携を結び、子会社となりました。(T社の旧役員は全員退任)
当初は1年くらいは今までのT社のやり方で変化はない、というような話だったのですが、1年どころか翌月あたりから、仕事のなかった社員や年齢的に給与が高い社員に辞職勧告が出されたみたいです。
噂で、僕らのような外注の会社や個人については、月あたり顧客との契約額の20%または20万円を手数料として取る方針とか聞きました。20%または20万円というと顧客と基本100万円の契約を前提をしてるんですが、そんな仕事めったにないですよ。
今までのT社の社風は当然のようにどこかに飛んでいき、利益至上主義になってしまいました。お客さんの事情は全く無視して「それだけの金額が出せないなら引き上げます」と現場の社員を通じて(?)言うようにしてるとか・・・・僕は開いた口がふさがりません。
僕は、お客さんも喜んで、僕たちも喜ぶのが最高の仕事と思ってますから、全く相いれない会社になってしまった感じです
6月までT社と契約書を交わしてましたが、このままでは月々の契約額が減るのは目に見えてます。こちらも不安に思ってるし、仕事を出してるお客さんも不安です。
僕が今仕事で行ってる部門には若干のT社の社員と僕みたいな外注が社員さん以上にいます。もし、僕らが突然T社を去っったり、T社が手を引いたりしたらお客さんも大きな痛手です。
でも、幸いにT社と関係のあった会社(U社)が今までのT社と同条件で契約し、今の仕事を続けられるようにしてくれるという話があり、7月からはU社から今のお客さんのもとで働くようになります。
まだU社との付き合いは半月くらいなんで、当然今の仕事の先が不安であるのに変わりありません。でも、目先の不安がとれたので、関係者の皆さんには感謝します。
僕は「ぜんこうさんはもう要らない」と言われるまで仕事するはずが、「この業界はもう要らない」と言われるようで、とても不安ではありますが