なかなか印象に残る本を読めた3月でした(^^)
3月の読書メーター
読んだ本の数:6
読んだページ数:2095
ナイス数:250
半分世界 (創元日本SF叢書)の感想
吉田大輔さんが突然19329人になった「吉田同名」、新喜劇の家みたいに家の中がまるみえの藤原家とそれを見学するフジワラーの「半分世界」、街全体がサッカーグランドのようになって300年もボールを蹴りあってる「白黒ダービー小史」、いつくるかわからないバスを待ち続ける人たちの栄枯盛衰(?)「バス停夜想曲、あるいはロッタリー999」。 どの話もいきなりその設定になってその世界とその後がシュールに細かく表現されてる。なぜその状況になったかは深入りしないのも僕には斬新。その世界をちょっと覗いてみたくなりました(^^)
読了日:03月06日 著者:石川 宗生
八月の銀の雪の感想
表題作:地球の芯 「海へ還る日」海に還ったクジラ 「アルノーと檸檬」伝書鳩の帰巣本能 「玻璃(はり)を拾う」珪藻のガラスの殻 「十万年の西風」原発と風船爆弾 ・・・どの話も主人公が一歩踏み出すようになる前向きな終わり方(←他の著作でもこう書いたかも) そして主要人物に本当の悪者がいないので読後感はいい 表題作で取り上げられた月よりも遠い地球の奥の奥をもっと知りたくなりました。
読了日:03月10日 著者:伊与原 新
月の部屋で会いましょう (創元SF文庫)の感想
33篇の短編。 いきなり、皮膚が宇宙服になり宇宙に飛んでいく奇病(「僕らが天王星に着くころ」)というぶっ飛んだ発想、シュールさに興味わきました。とんでもない設定なのですが頭の中で自分なりの映像化できてます。 でも・・・どうも僕には海外SFのオチがよくわからなくて、読み終わると頭の中は「どういうこと???」という状態の連続。 面白いけど最後は楽しめない、という悲喜こもごもの読書でした(-_-;)
読了日:03月18日 著者:レイ・ヴクサヴィッチ
アンと愛情の感想
「遣唐使、あちこちで仕事しすぎ。色々なもの持ち帰りすぎ。」というのが頭に残る(^^;) それに最後の話を読んだら豆大福がダルメシアンに見えてしまうかも(^^;) それにしても椿店長が次から出番が減るのかなぁと思うとあんちゃんや桜井さんだけじゃなく読んでる僕も寂しい(;_;)
読了日:03月21日 著者:坂木司
広瀬正・小説全集・6 タイムマシンのつくり方 (集英社文庫)の感想
読メを始めるより前に広瀬正さんのこれら全集は読んでいるので、いつ以来の再読かは不明。 読んでいて「もの」「化石の街」「異聞風来山人」などは思い出した・・・それだけ僕に合った小説だったんでしょうね。 とにかくタイムマシンやパラレルワールドがこれでもか、と短編・ショートショートとして読めます。 でも「鷹の子」はSFじゃなくある日時に固執する話なんですが、めっちゃ怖かった。 広瀬正さん・・・実質、売れ出してから3年もせずに他界したのが本当に残念(;_;)
読了日:03月27日 著者:広瀬 正
私は存在が空気の感想
(違う場所へ一瞬で)ジャンプ、気配を消せる、火や熱を生み出せる、見えない手を操れる・・・この能力はいいけど、道具で小さくなったり、スクランブル交差点で彼氏とどうしても離れてしまう・・・なんかはどうなんだ(?_?) でも高校生や大学生などが自分が持つ能力をうまく使って考えられない青春時代を過ごす。 年とっちゃうとそんな能力でロクでもないこと考えますからね(^^;) どの話も最後はいい終わり方で楽しめました。
読了日:03月28日 著者:中田永一
読書メーター
3月の読書メーター
読んだ本の数:6
読んだページ数:2095
ナイス数:250
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吉田大輔さんが突然19329人になった「吉田同名」、新喜劇の家みたいに家の中がまるみえの藤原家とそれを見学するフジワラーの「半分世界」、街全体がサッカーグランドのようになって300年もボールを蹴りあってる「白黒ダービー小史」、いつくるかわからないバスを待ち続ける人たちの栄枯盛衰(?)「バス停夜想曲、あるいはロッタリー999」。 どの話もいきなりその設定になってその世界とその後がシュールに細かく表現されてる。なぜその状況になったかは深入りしないのも僕には斬新。その世界をちょっと覗いてみたくなりました(^^)
読了日:03月06日 著者:石川 宗生
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表題作:地球の芯 「海へ還る日」海に還ったクジラ 「アルノーと檸檬」伝書鳩の帰巣本能 「玻璃(はり)を拾う」珪藻のガラスの殻 「十万年の西風」原発と風船爆弾 ・・・どの話も主人公が一歩踏み出すようになる前向きな終わり方(←他の著作でもこう書いたかも) そして主要人物に本当の悪者がいないので読後感はいい 表題作で取り上げられた月よりも遠い地球の奥の奥をもっと知りたくなりました。
読了日:03月10日 著者:伊与原 新
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33篇の短編。 いきなり、皮膚が宇宙服になり宇宙に飛んでいく奇病(「僕らが天王星に着くころ」)というぶっ飛んだ発想、シュールさに興味わきました。とんでもない設定なのですが頭の中で自分なりの映像化できてます。 でも・・・どうも僕には海外SFのオチがよくわからなくて、読み終わると頭の中は「どういうこと???」という状態の連続。 面白いけど最後は楽しめない、という悲喜こもごもの読書でした(-_-;)
読了日:03月18日 著者:レイ・ヴクサヴィッチ
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「遣唐使、あちこちで仕事しすぎ。色々なもの持ち帰りすぎ。」というのが頭に残る(^^;) それに最後の話を読んだら豆大福がダルメシアンに見えてしまうかも(^^;) それにしても椿店長が次から出番が減るのかなぁと思うとあんちゃんや桜井さんだけじゃなく読んでる僕も寂しい(;_;)
読了日:03月21日 著者:坂木司
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読メを始めるより前に広瀬正さんのこれら全集は読んでいるので、いつ以来の再読かは不明。 読んでいて「もの」「化石の街」「異聞風来山人」などは思い出した・・・それだけ僕に合った小説だったんでしょうね。 とにかくタイムマシンやパラレルワールドがこれでもか、と短編・ショートショートとして読めます。 でも「鷹の子」はSFじゃなくある日時に固執する話なんですが、めっちゃ怖かった。 広瀬正さん・・・実質、売れ出してから3年もせずに他界したのが本当に残念(;_;)
読了日:03月27日 著者:広瀬 正
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(違う場所へ一瞬で)ジャンプ、気配を消せる、火や熱を生み出せる、見えない手を操れる・・・この能力はいいけど、道具で小さくなったり、スクランブル交差点で彼氏とどうしても離れてしまう・・・なんかはどうなんだ(?_?) でも高校生や大学生などが自分が持つ能力をうまく使って考えられない青春時代を過ごす。 年とっちゃうとそんな能力でロクでもないこと考えますからね(^^;) どの話も最後はいい終わり方で楽しめました。
読了日:03月28日 著者:中田永一
読書メーター