3月に読んだ中ではやっぱり「あずかりやさん」が一番かな。
3月の読書メーター読んだ本の数:7
読んだページ数:1982
ナイス数:373
死者の奢り・飼育 (新潮文庫)の
感想『小川洋子のつくり方』の中で小川さんが影響を受けたと書かれていたので借りてみた。確かにそういう部分もあるけど小川さんの静謐さはこの本には無かった。読友さんが僕のつぶやきのコメントに書かれていた、翻訳みたいで読みにくい、という意見には大きく納得。逆に外国語には翻訳しやすかったりして(^^;)
読了日:03月04日 著者:
大江 健三郎あずかりやさん 満天の星の
感想今回の語りは、ナイフ、焼きそばパン、犬、桐島君の祖父(霊)。 生きてる人間は語り部じゃないけど、預けにくる人、預け物を取りにくる人のいろんな人生が、あずかりやさんによって心が清められ(?)一歩踏み出します。 何も考えずに職場の昼休みに読んでたら涙出てきて困ったのなんの。涙もろい人は家で読まないと危ないです。 唐突なプロローグが気になってたんですが、最後に解決(?)。 それと、表紙の満点の星の点字が気になって調べたら、やっぱりね(^^)。
読了日:03月06日 著者:
大山 淳子夜が暗いとはかぎらない (ポプラ文庫 て 3-4)の
感想閉店する あかつきマーケットに関わる人たちを描いた連作短編。 いや~失敗した~! 話に出てくる人を細かくメモとかしてないから「あれ?どこかで出てきた人やと思うけど・・・」と頭の隅っこで少しモヤモヤする読書でした。 でもみんな苦労しつつも生きてるんやなぁ。 なんか変な感想になっちゃいましたが、モヤモヤしつつも面白かった(^^)
読了日:03月12日 著者:
寺地 はるな銀河ヒッチハイク・ガイド (河出文庫)の
感想読友さんの感想で本書を知って図書館で借りてみた。ほんとSFコメディドラマという感じかな? 読みだすといい調子で読めるのに、いつも本を読んでる通勤電車内でも仕事で目が疲れて本もスマホも見る気になれず、読むのに時間がかかってしまった(←って本の感想じゃないけど^^;) 続編(?)の『宇宙の果てのレストラン』もそのうち借りて読んでみるかな。
読了日:03月19日 著者:
ダグラス・アダムス声の在りかの
感想家事を任せきりにする男のプライド(あー、あるなぁ^^;)、学校での同級生ママとの息詰まる(?)付き合い。とにかく読んでいて重々しい空気に気分が落ち込む。最後に向かっていい方に向きはするけど、スカッとまでは行かない。”ただそこにいることに意味がある”・・・ただ読書メーターに感想書くだけに意味がある、みたいな?違うか〜(^^;) 知らんけど…
読了日:03月24日 著者:
寺地 はるなこちら弁天通りラッキーロード商店街 (光文社文庫)の
感想連帯保証人になって借金取りのヤクザに追われる印刷屋がたどりついた見知らぬ街の誰もいない寺。そこで地元のシャッター商店街のなった店主の老人たちから新住職と間違えられてから、この商店街とニセ住職の人生が少しずつ変わっていく。 こんなうまくはいかんやろ、とか深く考えずに読めば楽しめるお話です(^^;) でも最後は少しウルっとしました。 そして老人たちが輝きだして、仕事をする、人のためになる、という大切なことを思い出させてくれました(←ええこと言い過ぎました^^;)
読了日:03月27日 著者:
五十嵐 貴久起終点駅(ターミナル) (小学館文庫)の
感想北海道を舞台とした6篇のお話。全体に暗~い雰囲気。ほとんどが血縁者は居なく(少なく)孤独。 血縁はないけど、ちょっとした縁で結びつく人で人生が少し変わる。 ハッピーエンドではないけど、少し明るいほうに行くかな、という終わり方。 そんなに桜木さんの本は読んでないですが、暗いけど読みやすい。
読了日:03月31日 著者:
桜木 紫乃読書メーター