9月の読書メーター読んだ本の数:6
読んだページ数:1661
ナイス数:224
魂婚心中の
感想芦沢央さん初読み。話ごとに全く違った面白さ。ただ、表題作「魂婚心中」と「ゲーマーのGlitch」は推しとかゲーマーとか今ひとつ興味ないので入り込めなかった。一番好きなのは最後の「九月某日の誓い」。それと「閻魔帳SEO」は発想は面白いけど、最後の一文がわかならくてモヤモヤ・・・ググったら「インド人を右に!」はゲーム雑誌での誤植、手書き文字が汚すぎて「ハンドル」が「インド人」とされてしまったとか(笑)・・・本書のどこかに解説でも入れてほしかった。
読了日:09月01日 著者:
芦沢 央
回樹の
感想表題作も含めほとんどが遺体(の埋葬など)に関するフィクション。表題作は愛する人などの遺体を呑み込んでしまう巨大な物体。最後の書き下ろしの「回祭」へとつながります。もっともSFっぽかったのは「不滅」、死体が腐らず火葬してもそのままの形を維持。土地も少なく埋葬も間に合わないから宇宙葬!?でも宇宙港建設も間に合わない、そんな世界・・・これが一番僕の好みでした。
読了日:09月06日 著者:
斜線堂 有紀
冬期限定ボンボンショコラ事件 (創元推理文庫)の
感想冒頭から小鳩君が交通事故、大学受験は絶望・・・そしてずっと病院のベッドの上で3年前(中3の頃)の同級生の交通事故のことを思い出しながら・・・でもその3年前に小佐内さんと出会ったというエピソード・ゼロも(^^) 最後は思わぬ展開になって解決はしたけど、これでシリーズは終わり。でも京都の大学に行くであろう小佐内さんとまだ物語は続く要素も残ってると思う。 浪人中に小佐内さんが帰省するのもありだし、浪人して同じ京都に行って大学生になった二人というのもいいし。続編に期待したいです。
読了日:09月12日 著者:
米澤 穂信
おひとりさま日和 (双葉文庫 に 03-08)の
感想女性作家さんによる女性の おひとりさま のお話。 どれも良かったけど、アンソロジーでしか読んだことない 松村比呂美さんの作品が一番の好みかな。 第二弾もあるみたいやから図書館に入ったらそのうち読みたい。
読了日:09月16日 著者:
大崎 梢,岸本 葉子,坂井 希久子,咲沢 くれは,新津 きよみ,松村 比呂美
サイクリング・ブルースの
感想再読。僕は月に1,2回、3~40kmくらいをクロスバイクで走るだけの軟弱サイクリストですが、この本読んでたら(見てたら)長距離ライドしたくなります。本書と同じ清志郎の「サイクリング・ブルース」をYouTubeで聞きながら楽しく読了。 しかし小さな写真を(紙の本なのに)親指と人差指で広げようとした自分に苦笑(^^;)
読了日:09月16日 著者:
忌野 清志郎
神さまのビオトープ (講談社タイガ ナC 1)の
感想死んだ旦那さんの幽霊と暮らしてるというのが最初は違和感しかなかったけど読み進めるうちにそれが普通に思えてきたから不思議なもんです(^^) その奥さんが関わるいろんな人との物語(男女だったり人間とロボットだったり)。なんだろ、ロボットの話が一番ジーンときて最後に少しウルウル(;_;) 主人公も含め、みんなが幸せになる世界になるといいな。いい読書でした。
読了日:09月20日 著者:
凪良 ゆう読書メーター