中島らもさん、恩田陸さんの本が特に面白かったかな😀
10月の読書メーター読んだ本の数:6
読んだページ数:1855
ナイス数:233
スノーフレーク (角川文庫)の
感想もしかしたら大崎梢さんの本で人が死ぬ(6年前という設定ですが)というのは初めて読んだのかもしれない。もっといつもは軽い謎なのに。今回は一家心中と思われる中で1人だけ死体が海から上がらなかった同級生の速人の親友の真乃が主人公。大学進学を前にその真相を探る・・・大崎さんにしてはちょっと重い。最後の方で真相が明らかになったと思って安心(?)してたら更に速人の秘密が待ってました。
読了日:10月04日 著者:
大崎 梢人体模型の夜 (集英社文庫)の
感想もしかしたら改訂前の95年刊行の本を読んだかもしれないけど…。ホラーなのかもしれないけど中島らもさんの博識に感心させられ、そんなおどろおどろしくはない。各話の最後の数行が秀逸。
読了日:10月09日 著者:
中島 らも平成ストライク (角川文庫)の
感想平成時代の事件や流行などを織り込んだ9編。 流行は「そんなこともあったかも」「今も続いてるなぁ」という感じで、あまり懐かしさはなかったけど、事件については はっきりと思い出しました。冒頭の福知山線脱線事故、最後の福島原発事故。 「ラビットボールの切断 こども版」は読んでいて気持ち悪いけど面白かった。単行本は「こども版」じゃないらしいので、気になります!
読了日:10月14日 著者:
青崎 有吾,井上 夢人,千澤 のり子,遊井かなめ,小森 健太朗,白井 智之,乾 くるみ,貫井 徳郎,天祢 涼掌に眠る舞台の
感想やっぱり小川洋子さんの世界に入れる読書って好きです。どの話にも舞台が出てくる短編集。舞台と言っても演劇などをやってるとも限らない、最後には廃墟まで。僕の苦手なジメジメしたというか、歯のブリッジから虫が何匹も出てくる話は読むの辛かった(>…<) それと話自体とは関係ないけど「押しピン」という単語を久しぶりに聞きました(読みました)。
読了日:10月20日 著者:
小川 洋子不連続の世界 (幻冬舎文庫)の
感想作者が「気に入っている登場人物」で名前を挙げたことがあるという塚崎多聞が出てくるお話が5編。読んでいて僕も多聞さんがお気に入りになりそうです。ホラーっぽいのも含め多聞さんたちが謎を解いていきます。解けたのもあれば、そうなんじゃないか程度のもある、何となく緩〜い読後感でした。
読了日:10月26日 著者:
恩田 陸明日はきっと お仕事小説アンソロジー (角川文庫)の
感想お仕事小説が5編。成田空港所勤務に飛ばされた旅行会社社員、労働基準監督官、(有名な?)校閲ガール、ハローワークの相談員、家業のクリーニング屋を手伝うことになった大学生。 自分が全く体験したことのない職業ばかりだけどどの話も面白い。 どの話もすでに収録されているものばかりだそうで、中でも「校閲ガール」や労働基準監督官の「ディーセント・ワーク・ガーディアン」なんか読んでみたくなりました。
読了日:10月30日 著者:
久保寺 健彦,坂木 司,沢村凜,新野 剛志,宮木 あや子読書メーター