自遊空間、 ぶらぶら歩き。

日々見たこと、聞いたこと、読んだこと、考えたこと

週刊誌だ~いすき

2004-05-31 | 
読む力が遅くなったからか、理解する力が衰えたからか、まあその両方の理由で週刊誌がすぐたまってしまう。
雨の月曜日、その山をくずそうと読み始めた。

週刊文春4/29・5/6ゴールデンウィーク特大号。もう1と月以上前の本だ。

●臨時増刊PRを兼ねての「年金」記事中、森本卓郎さんのコメント
「……家さえあれば、よほどの贅沢をしない限り、年間150万円で 夫婦2人が十分生活していける。……」
☆そうそう、お金を使わなくても楽しめる、楽しめる。だけど、病気っていうファクターもあるしなあ。

●「家の履歴書」は日野原重明さん。しめくくりのことばは
「僕らの時代は貧しかったけれど、みんなで分けようっていう心の豊かさがあったね。……
……今の人は幸福に鈍感で、不幸に対して敏感になりすぎてるんじゃないかな」
☆普通に暮らしていけるってことがなによりの幸せなのに、ネット中傷とか誹謗とかなぜ人を痛めつける行動をとるんだろうか。

●林真理子×桐野夏生の女流恐怖対談
林/不倫してたOLが子ども2人を焼き殺した事件があるじゃない。あの夫婦って、その後も続いてて子ども2人産んでるんですね。最近聞いた話の中では一番怖かった。
桐野/私も怖いと思った。夫婦って不思議。
☆知らなかった。怖いけど、もう一回2人でやりなおしたい、と思ったのかもしれないし、死んだ子どもたちの供養を「両親」でしてあげたかったのかもしれないしなあ。
でもやっぱり怖い。

「週刊誌」――読みとばして簡単に処分する気になれない。
読んで、応えて、こんな読者がいる間は印刷(紙)媒体も生き残っていけるんじゃないか。


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なめくじだ~

2004-05-30 | 日常・身の回り
キャベツの中から「なめくじ」発見。
ギョッとするより、今では格好の被写体。
写真を撮ったあとは伝統どおり塩で昇天していただく。

なめくじは不憫だ。うずまきの家をしょっていたら
♪でんでん むしむし かたつむり~♪とうたってもらえるのに。

ゴキブリだって羽にきれいな色模様でもあれば、貴重な昆虫として取引されるかもしれない――それはないか。




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SASUKEの山田さん

2004-05-29 | プロ野球・スポーツ
ヤフーBBスタジアムへオリックス―ダイエー戦を見に行った。今日はデーゲーム。「本名」のグリーンスタジアム神戸にふさわしく内・外野の天然芝、外野席に迫る山の木々の緑が本当にきれい。

観戦は今シーズン2回目。お弁当やお茶、お菓子持参でピクニック気分で行く。
肉眼だと球の行方も失いがちだし、選手の表情も遠すぎて読み取れない。闘志満々の面構えなんてとても見えない。迫力はテレビ中継の方が上だと私は思う。1塁側のダッグアウトも見えないしね。でも雰囲気は画面の外側より内側の方にいなきゃ味わえない。

結果は1:5でダイエーの勝ち。勝ち投手は新垣くん。

この球場での楽しみの一つがSASUKE常連の山田さんから飲み物を買うこと。たくましい好青年がビールのタンクをかついでスタンドを走り回っている。彼のファンも多そう。
じつは私もその一人だ。


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イラクの中心で、バカとさけぶ

2004-05-28 | 
イラクで日本人ジャーナリストの犠牲者が出たとの報。
橋田信介さんのこの本をつい最近読んだばかりだ。

ユーモアでくるんでいるけれど、当事国に入国することから始まる取材の難しさ、恐ろしさ、秩序のない現地を動き回らなければならないわずらわしさや、しかし、それを超えて手に入れられる喜びと「どうだいやったぜ」という誇らしさを感じさせる本だった。

ベトナム戦争を始めとして世界中の紛争地に直接足を運んだからこそ書けるウソと想像のない本だった。

ベテランのジャーナリストが発信してくる現地の今の正確な情報が流れてこなくなるのは本当に残念だ。


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故郷は北朝鮮

2004-05-27 | 
私が習い事で伺うお宅の隣りには脱北者が住んでいる。

なんて書くとおどろおどろしいが、自分史『遥かなる北の星空』を日本語で書いたT氏の故郷は北朝鮮の豊山郡の蓋原高原だ。1928年生まれの彼は小・中学生時代、日本語で教育を受ける。
太平洋戦争後の南北の分断、その後の朝鮮戦争では自由のある南に渡り、UN軍に身を投じた。前半生は大国の思惑にほんろうされた。1975年からは韓国の商社の日本支店の責任者として赴任、以来日本に住んでいる。お子さん2人も韓国と日本とアメリカで教育を受け、日本で家庭を持っている。今でも全体主義社会を許していない。

T氏は温厚で日本語も英語も堪能。有為な人材が自国のために働けなかった。そして一般の人が困窮しているあの国がある。

蓮池さん、地村さんのご家族が日本で新しい生活を始めた。曾我さんも日本で家族4人で暮らしたいと希望している。行方の判らない方たちもどんなにか家族のもとに帰りたいと望んでいることだろう。関心を持ち続けていたい。家族のみなさんを支えることになるのであれば。

地村さんの末っ子の笑顔がいいな~。

今シーズン初めて阪神が横浜に勝った。末っ子くん、どこのチームを応援するようになるかしら。




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収穫

2004-05-25 | 花・木・実・いきもの・自然
晴れの日が続いたので、フリージアの球根をプランターから掘り上げた。
「あんたたち、ほんとにいい子だね」って声を掛けたいくらい、フリージアは毎年、香りのいい花を咲かせる。

今日掘り上げた球根も初めて咲かせたのは今年成人式を迎えた娘が幼稚園の年少組に入った年だ。それから17年間も花は咲き、球根が少しづつ増えてきた。小指の先ほどの小さな球根からさえも健気に芽を出してくれる。

かわいがったら、花だって応えてくれる。


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東山魁夷展へ

2004-05-24 | 展覧会
5月23日、六甲アイランドの小磯記念美術館の中西利雄展へ夫と車で出かける。特徴のある水彩画を描く画家だ。
そのあと私だけ兵庫県立美術館に寄る。東山魁夷展の最終日だ。意外にすいている。ところどころ絵に添えてある東山さんの文章も十分見て歩ける。前日は1万人の入館者があったそうだ。

この美術館は週末の金土は午後8時まで開館している。私もゆっくり見られる金土を時々利用する。この東山展にも来た。だから今回は特大画面の映像コーナー、ボランティアによる東山作品のレクチャーなども愉しんできた。

「私は若い頃、自分の求めるものを遠くへ探しに行きましたが、或る年齢に達して、漸く自分の立っているところを深く掘り下げようという気持になってきました」

「山かげ」という絵に添えられたこんなコメントを読むと、「何かしなければ」と徒にあせる必要はないんだなと、ぐうたらな私はほっとする。


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家族っていいな

2004-05-23 | コンサート・音楽・宝塚
5月22日、尼崎のアルカイックホールへ。
甲南大学交響楽団のスプリングコンサートだ。
曲目はシベリウスの「フィンランディア」、ハチャトゥリアンの組曲「仮面舞踏会」、ドヴォルザークの交響曲第8番。昨年末の定期演奏会のときにも感じたんだけどこのオーケストラは弦の音色が若々しくて、おだやかで甘くてほんとにきれい。

尼崎に向かう阪神電車の中でほほえましい光景に出会った。西宮から乗ってきた家族連れ。若いお父さんが1歳半ぐらいの女の子をだっこしている。お母さんがタイガースの応援グッズを首から下げているので次の甲子園で降りるんだろうと見ていた。それに気がつかなかった反対側に座っていた男性が席をゆずろうと立ち上がった。「次で降りますからいいです。すいません」とお父さん。席をゆずろうとした男性はその女の子ぐらいの孫がいてもいい年格好だ。

甲子園で家族が降りるとき男性が「巨人、負かしてきいや!」と声をかけた。

家族っていいでしょ。週末にコンサートに行ったり、ナイターを楽しめるなんて幸せでしょ。ゆずり合える社会って安心でしょ。そんな普通の幸せを犯罪で奪われて、まだ取り戻せない家族たちがいる。

小泉首相が金氏としてきた約束はまさに、横田滋さんが考えていた中の最悪の結果になった。四半世紀以上、子どもを妹を兄を母を犯罪で連れ去られた人たちの身になってみたら、少なくとも選挙に行かないなんて行動はとれないんじゃないか。国民を助けない国でいい? 拉致被害者、被害者のご家族のことを思うことしかできない自分がもどかしい。

阪神タイガース! 遠慮しないでいいからどんどん勝ち続けてね。特に巨人をやっつけてよね。


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墜死か圧死か

2004-05-22 | コンサート・音楽・宝塚
5月21日夜、神戸国際会館こくさいホールで大阪フィルのコンサート。指揮は松尾葉子さん、曲目はベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」ほか。

当日券で3階の最前列を手に入れる。このホールで3階は初めてだ。先に座っている方たちの前を通って自分の席に行くまでに足がすくんだ。見やすいように手すりは低め。ここでちょっと目まいでも起こしたら1階席まで真っ逆さまに落ちる。2階席と3階席が同じ奥行きで重なっているので1階まではすごい落差だ。

落ちたら私は自分の過失による「墜死」だけど下の方は運の悪い「圧死」だ。席に着いてもお尻がむずむずと落ち着かない。演奏の方は松尾さん、あっさりとキレがよく気持ちがいい。

コンサートは上の階で聴くのが好きだ。管楽器や打楽器の人たちの楽器扱いもすべて見ることができて楽しい。「第九」なんかは1階席だとどうしても死角ができて、ソロの方たちの姿が見えない場合がある。

ほんとはチケット代が安いというのが一番大きな魅力なんですけどね。


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ちょ、ちょっとかんべんして!

2004-05-20 | 社会・時事
娘が遠方の大学に遊学したおかげで、時々飛行機に乗るようになった。修学旅行の中・高生と同乗することもある。着陸の時は客室乗務員の彼らに向けてのアナウンスも聞ける。ほほえましい。中学生だったら飛行機初体験の子も多いだろう。

団体旅行はすごく楽しいこともあれば、イヤな経験もある。でも、10年、20年経てばそのいやなこともすべて含めて「いい思い出」になるのは間違いないんだよ。だけど、飛行機の着陸を遅らせるような行動はちょっといただけない。他の多くの乗客を巻き込んで危険過ぎないか。

宝塚の市立中学生が沖縄行きの機中で客室乗務員や機長の指示に従わず立ち上がったので着陸をやりなおしたそうだ。飛行機はそのことで着陸が20分遅れた。

一報を読んだときは学校崩壊もここまできたか。この子たち、旅程にきっと含まれている沖縄戦の語り部の話をちゃんと聞けないだろうなと思った。
ところが続報では「知的障害のある生徒がパニック状態になったため、近くの生徒が教員に知らせるため立ち上がった」と中学校側は説明している、とある。

そうか、そんな事情があったのか。生徒たちを非難して悪かったなあ。イヤ待てよ、パニックを起こすかもしれない生徒のそばに、さりげなく教員を配しておくことはできなかったんだろうか。周りの生徒がシートベルトをはずして立ち上がらなければ先生を呼べないような座席配置だったんだろうか。航空会社側は「そのような状況には見えなかった。悪質ないたずらだと判断した」とコメントしている。

教頭の談話には生徒たちへの「おもねり」と我が身の「保身」を感じてしまった。それに原因をつくったと学校側に指摘されてしまった生徒に対しての配慮も足りないんじゃないか。

これからは修学旅行生と一緒になったら少し身構えてしまいそうだ。飛行機じゃ逃げるところがないもんね。




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