枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

変化する人類

2009年06月30日 | Weblog
 梅雨の時期は、雨が降らなければないで降ればこれまた文句を言われる。どっちにしても割りにあわない気の毒さがある。勤務先の、プランターで栽培している野菜に虫が来たの、わいているだのと騒がしい。

 あのさ虫はね自分達の子孫を残そうと、必死に場所を探しているのよ。ちょうど好い所に堆の住処を見つけた訳よ。それを人間どもに、文句を言われる筋合いではないと思うのね。

 殺虫剤をかける。どうすれば虫がこなくなるの?賑やか、姦しい。聴いていて絶句!!殺虫剤ぃ?って何なのよぉ!もお話せるレベルを超えた会話に、殺人方程式を思い浮かべる。だってさ草がないんだよ。

 茄子やトマトの苗しかなかったらば、そこにしかいかないでしょ?そんなわかりきったことを考えていなかったなんて、信じられないわぁ。こういうので野菜を作るだのって次元が違う。

 柿のエキスを肌着や石鹸にしているらしい。お茶で飲んでもいいとある。無論オムロンです。枇杷葉も脱臭効果があります。花芽茶を飲むと体から、甘い優しい匂いがしますよ。香りを楽しむには花芽茶がいいです。

 このやり方は偶然思いついた。というのも12月や1月の時期には、剪定するのだから枝ごと伐りますね。そうすると葉と一緒に花芽をある。捨てちゃうなんてとんでもない。軽い気持ちでお茶にすることを思いつきAさんや千葉のRさんに喜ばれた。実家の大樹を伐った時には、思いの外たくさんあって重宝しています。

 先日採った枇杷葉を焼酎に漬け込んでいたら、すんごい色が出て来ている。少し嘗めてみたが、これまた強烈だった。やっぱり飲用にはきつい。外科用で使用してください。擦り傷、切り傷、捻挫、打撲、水虫・田虫、その他なんでも効きますです。

 膀胱炎の慢性化を、防いでもくれます。小さめのハンドタオルに、液を湿らせて患部に塗布。一晩寝て、朝起きれば、言い難い気持ち悪さが消えてすっきり!或いは、枇杷葉でも同じです。

 枇杷葉ローションを全身につけているが、気になっていること。以前は蚊に刺されたら痒みが治まらなくて化膿したりしたのが、枇杷風呂に入った後に全身マッサージを行なうようになった結果。痒みがない!綺麗さっぱりと消えました。

 不思議だけど本当なのね。あ。そこのあなた。信じなくていいですよ。これ以上、枇杷葉の効果が増幅しては困るの。これ以上増えてもらっては、枇杷葉が(いやよう)。と悲鳴をあげてしまう。

 墨田の花火。ご存知でしょうが、挿し木で増えます。北西側、玄関の左手に植えています。あまり、日が当たらないので、どくだみや南天と一緒です。カラーもあるよ。プルーンの苗もあるのですが、大きくはなってくれません。
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試行錯誤の後に

2009年06月29日 | Weblog
 勤務先に観葉植物のアレンジを作って、持って行った。夏の雰囲気に、軽い感じと清々しさをイメージした。なんのことはないアイビーを絡ませた鉢である。天井から紐で吊り下げた。いいなあぁ・・と主任に誉められたよ。家の中も外も置き場がなくなったからなあ。次の目標!ここをジャングルにするかな?

 昨日は隣市のホームセンターで、ヘリオトロープを見つけて3鉢も買っちゃったよ。今年はもお手に入らないかと思っていただけに、すんごく嬉しかった。たまには出かけるものですね。戌も歩けば棒にあたるの心境です。

 この花の煙るような香りがいいのです。きつくもなく、それでいて存在感のある匂いです。伽羅とも白檀とも違いますが、日本に古来よりあったそうです。薬草の一種かもしれませんね。精神に影響のある匂いと言えます。阿片の芥子のように猛毒性はないのでしょうが、心を狂わせる香りでもあるようです。

 どくだみの花が終わりですね。まだちらほらとは咲いていますが、思いきって刈りました。冬の寒中に、根を掘ってお茶にします。今年もたくさん作りました。寒中には乾燥しているし、黴がこないのでお茶には持って来いです。また、薬効が高いようですね。

 最初は雪の降る中での作業に、性格が変格?違った。閉口しましたが慣れてしまえば却ってし易い。鍬を使えば体は暖かい。水道水が使える。夏場には駄目で焼酎で洗います。切って直ぐお茶パックに詰めれます。簡単で便利です。

 これも化粧水が作れます。寒中の水はいいですよ。然し、たくさんは作れません。防腐剤を入れないから、直ぐに腐ってしまうの。今後の課題です。枇杷茶と違って、匂いの時点でリタイアするかな?

 花芽茶。毎年10月頃から、葉の中心に盛り上がって出てくる。薄茶色の苞を破って、11月下旬から咲き始める。12月から1月にかけて剪定します。この時期の枇杷葉は、全てがお茶にできますし、焼酎に漬けておけます。

 4月から9月までは、枇杷葉温圧療法での生葉を採る以外では、できる限りそのままにしておきましょう。剪定をしてしまうと花芽がつきません。或いは花がついても、実が生らないと思います。まあ好き々です。どうということではありません。

 花芽茶は採った時点で、お茶パックに詰めていきましょう。1回の分量は、1パックにつき10gです。まあ適当でも20gでしょう。花芽の香りを楽しみましょう。保管、保存は冷凍庫にします。ナイロン袋に入れたりタッパーに密封します。使用の度に冷凍庫での保管をお願いします。

 私は土瓶に3パックから5パック入れて、煎じています。これで化粧水を作りますと、自然の香りがしてきて、肌の潤いが違います。肌の弱い方はお茶だけでも充分でしょう。すべすべになりますよ。嘘だと思うならしてみてください。え?花芽がないの??あらまぁ!残念ですこと!!年末まで待ってみられてはいかがでしょう。
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因幡の白兎

2009年06月28日 | Weblog
 白兎は、白い毛が朝露を含んで光輝くように美しい、ちょっと可愛い子。然しながら、田舎では対象となる相手がいないので、そこまでの自覚はかった。鮫とは仲良しで、海辺に行くと、波に乗ってやって来る。毎日が夢のように過ぎていった。

  或る日のこと。沖の方に何やら見える。瞳を凝らして見ると、舟のようだ。白兎は、興味津々で行ってみたくなる。そこで鮫に相談すると、99匹が『連れて行ってあげよう』。と言う。

  一匹だけ行っては行けない!と波の上にジャンプして止めようとした。『あれは人間だよ。殺されてしまう』でも白兎は、行きたい気持ちを押えられない。人間と言う生き物を、見てみたいのだった。

 白兎は、鮫が架けてくれた鮫肌の橋の上を、素早く飛んで人間に近づいた。木を刳り貫いた舟に乗っている。その舟に手をかけて、飛び移ろうとした時だった。最後にいた鮫が、白兎を咥えると、海岸目掛けて渾身の力で投げた。

 白兎が驚いた時には既に空中を飛んで、あっという間に一皮剥けて海岸に落ちていた。鮫の機転で白兎は助かったのだが、仲間の鮫はおろか白兎さえそのことを知らない。この鮫には予知能力があった。人間は白兎の毛を鞣して都に持って行き、高い値段で売ろうと白兎がかかるのを待っていたのだ。

 鮫が、啼いたのを聴いたことがありますか?わたくしは、残念ながらありません。鮫がさめざめと啼いたら、きっと青い色の透き通った珠が、海の底に散らばっていくのではないか?と思えてなりません。

 枇杷茶を飲み、枇杷湯をして角質のケアと保護に努めましょう。私が小さい頃には、桃の葉の湯をしてもらうし枇杷葉も。汗疹取りだけかと思っていたら、アトピーにも効果があります。最初から症状の改善があるのでも、誰にでも平等にあるというのでもないですが、3ヶ月後、半年後、1年後にはかなりの確率でよくなっていきます。

 私は同居人とのストレスから、ひどい痒みが全身に出て医者に行っても治らなかった。母が、届けてくれた枇杷茶を飲んだ途端、症状がピタリと治まりましたね。顔の半分が痒みで蛆が湧く手前でした。娘はアトピーで、いつも血だらけでした。

 ステロイド剤を塗ると、その時だけのことでだんだんひどくなった。食事から衣類まで、細かくチェックしてもよくなりませんでした。この時には、どくだみ茶を飲みました。鉈豆も味噌漬けは無論、煮つけで食べていました。

 今は、私も娘も枇杷茶愛好者。化粧水は自分で作るものと思っています。枇杷はこの時期には、どんなにうっとおしくても剪定しません!しないでください。12月になったらば短くしてかまいませんから、そっとしておいてくれませんか?枇杷葉を喉から手が出るほど、必要な方がおいでなのです。人類の発展のためにも地球環境の意義からも、伐るのは12月にしましょう!!

 千葉のRさんに、我が家の枇杷の実を送ったよ。甘くておいしい!と絶賛してくれました。無断ですが、祝島のと食べ比べてもらいました。Mさんやそのご家族の方にもお送りしたかったのですが、今年はできませんでした。来年に乞うご期待ください。

 直送の方が傷まなくていいんだ。サンタさんや南極のペンギンさんにも送れそうです。品種にしても産地にしても、東北地方を除いては至って何処にでもありますが、我が家のほど美味しい味のはありません。

 Mさん。賢治の本をありがとうです。いい本ですね♥ 先日娘が来た時、一目見て、持って帰りました。Mさんの想いが伝わってくるような温かい本ですね。これからも心のある本を作ってくださいね。

 アスチルベ。明日、散るべぇ・・。とマイナス思考の割には、朝には復活している花です。そのひたむきさがいいですね。
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衣食足りて礼節を知る

2009年06月27日 | Weblog
 成人してからの体型が変わらないと、傷むまで服は買わなくていい。散々着た後は藪に捨てに行く。あれ?違ったかな。ちょっと厭きてきたらリフォームする。

 ボディシャンプーを汚れた箇所に落とし、酸素漂白剤を重ねて1晩置く。翌日、洗濯機にドライまたは弱でかけてみる。おお!!汚れが綺麗に落ちている。どうしても気になる箇所は、ビーズをつけて再生。

 今日も随分と着古した服で行ったら、体型がそのままなのはいいねと言われて、20年以上前の服だと答えた。私は基本的には、似合う色デザインと価格との妥協点で購入する。同時にデザインがシンプルだと、長く着まわせるから重宝します。

 特にワンピースやスーツは、これに尽きる。普段着用は似合う色を中心に、素材で決める。正絹は高くて手が出ないが、綿ならなんとか無理ない範囲で吟味できる。最近はネットの通販を利用して、必要な物しか買わない。

 食は自給自足が最もだが、そこまではできないので青空市に出かけ旬の野菜を買わせてもらう。ハウス物には興味がない。これから先、買うとすれば農薬の使用頻度と、何をどの回数かけたかを表示していれば納得した時点で買う。なければないでかまわない。農薬をせっせと体内に入れていることを思えば、食べない方がいい。

 味付けもごくシンプルに塩味でいいの。素材が生きる食べ方をしたい。イタリアに行っている友人は、『マクロビオティック』という料理を推奨される。これは、故福島正信さんもおっしゃっていた遣り方。いつもは清貧の生活でよくて、珠にご馳走を戴くから美味しいのだと書かれていたよ。

 いただきます、ご馳走さまも、空腹を満たすことができればそれでよく、自然に感謝することを忘れてはなりません。神に感謝してこそ生きられるのです。眼が見えること。耳が聴こえることも同様ですが、見えないからと言って決して不幸ではありません。

 可哀相でもないのです。健常者が自分たち中心の考えをするから、不幸が生じてくるのではないのでしょうか?心の在りかた一つで、想いが変わるのでしょう?神とは、あらゆる物全ての全知全能の宇宙のことです。

 明日は、久々の日曜日の休み。従って夏支度をします。窓は無論のこと、網戸や庭の周りを少し刈り込んでさっぱりとします。プライダル・ベールが風呂場で増えてきたので、鉢から移動させて仕事場に持って行きます。

 寄せ植えもしなくちゃ、コリウスが大きくなっています。松葉牡丹は勢いがいいです。ランタナも花が咲き始めています。

 ビオラが静かに咲いていました。けっこう芯が強い花ですね。パンジーもまだ咲いています。種が自然にこぼれては芽を出し、季節が巡っては咲くのですね。なんという健気さでしょう。そう言えば今年サルビアが芽を出していたよ。クリスマスローズも、たくさんの種から芽が出て来ています。うれしいなあぁ。
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自慢しちゃおう!

2009年06月26日 | Weblog
 全国の枇杷を食べた訳ではないから、何処までの自慢かわからないけれど我が家の枇杷の味は抜群です。然しながら粒が小さい。淡路田中のような大きさには程遠いって言うか、長崎茂木です。

 定年になって年金をもらいながら、枇杷で稼ぐのも悪くない。定年までは、何とか勤めていれば枇杷葉も育つし売れるようにはなるでしょう。今は、元を作っておかねばなりんません。

 自然の作り出す天然繭は、エメラルド・グリーンの宝石です。実体はグロテスクな体ですが、人間はそれを作り出せません。子どもの頃、家では蚕を飼っていたよ。

 座敷の真ん中の天井の一部が金網になって、何段にも箱が重ね上げられていて白い体の蚕が桑の葉をひたすら食べていた音が耳障りであった。何だか布団の上に蚕がずらりと乗っかっているようで、とても不気味でした。

 或る時にはネズミ捕り(青大将)が、尻尾を天井の何処かしらに結わえて、ぶらりと垂れ下がっていた。凍りついていた私の目の前に、どさりと落ちてくると悠々と縁側に向かって行き開け放された野外に滑り降りた。獲物の蛙を狙っており、咥えると草の中に姿を隠した。

 祖母にその話をしたら家の主だと言う。祖母ちゃん、それはいいけど呑み込まれそうになったが。聞いていた兄が、お前を呑み込んだら腹痛起こすんじゃ!家の主は、鼠や蛙しか捕らない。と祖母は優しい目で言った。

 その夜、天井に眼がいく度に降りてきやしないか?と心配だったが、天井の金網はきっちり閉まっていた。数日後兄は軒下に横たわっているネズミ捕りを見つけて、棹の先で突いていたら、あっという間に飛び掛られて指に噛み付かれた。兄が泣き大騒ぎになった。蛇は苦手だがこの時には味方をしたよ。

 出勤途上に合歓の大木がある。今朝、携帯に撮ろうと車を降りた。甘いバニラの匂いがしたよ。蜂が飛び交っている。仕事場までのあちこちに淡い桃色の花をつけて、咲いているのが確認される。思わぬ場所にあったりして綺麗です。

 バラの葉に斑点が出るので、石灰を振った。あら?効いたようです。1袋買っておこう。木酢液にニンニクを混ぜてみよう。花木が傷まなくて、人間も安全な農薬は自然にある物を生かすこと。創意工夫は大切ですね。

 新しい葉に青虫がうようよいます。3㎜くらいなので捻り潰せます。梔子にはバッタかキリギリスがいます。油断できませんが奴らも生きているのです。ああ・無情・・・

 ボーナス。寸志。ありがたやぁ戴きました。しかしこれは、先日ちょいと急いだばかりにとっ捕まった罰金に飛んでいく。まだ勤務日数が少ないので、ツバメの涙ですが、ないより況。

 白枇杷です。寒中に寒さに耐えている様子が何とも健気で、思わずシャッターを押しました。枇杷丈も思うようには伸びず、実は無論のことで花も咲きません。なんでかなあぁ・・・?
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生きることは、死ぬこと。

2009年06月25日 | Weblog
 自分の未来に、何時まで生きてどのように死ぬのかわかったら、安心できますか?自然死にしても事故で死ぬにしても、死の直前は恐怖で耐えられなくなる気がするよ。まだ生きているから、その想いがないのであって死ぬんだろう・・・。

 死んでいくんだ・・・と感じた瞬間、生きていたい!と思うのではないか。死にたくないとの想いも同じであろう。況してや棺おけの中で蘇生などしようものなら、生きながらの火炎地獄。さぞや無念であることか。

 事故で生死の境を彷徨っている時も、そうなんだろうな。手術も然り。意識が朦朧として、混沌状態であろう。ではそういう時には、魂と肉体とは同じ場所に存在しているのか?どうやら異なった場所に魂だけが移動してしまうようだ。

 そこはとても寒く冷たい空間で、左右も上下もまったくなく居ること自体が不安定だった。それでいるのにひどく安らぎに満ち、月の光の裏側にいるように暗黒が広がっていたよ。往きたい処に翔け、想いのままに遇うことができた。

 その余りの身軽さに、肉体を忘れてしまうようだったが強靭な力に引き戻された。あの時、全身を襲ったひどく気味の悪い想いや、目の眩む閃光はなんだったのかしら?

 体中が氷のような冷たさで、しばらくは震えが止まらなかった。ガチガチと歯が噛み合わないほど、寒さを感じた。あの時に死んだのか?と思った。死んだらここにくるのか?とも思えた。何とも言い難い不可思議な感動だった。

 勤務先に、クーラーをかけるので鼻風邪を引きました。ドライにしていると言うもの、結構寒い。夏なんだから汗は出て当然です。却って汗の出ない夏ほど、怖いものはありません。その結果、階段を上がれなくなるのです。あれ?降りれなくなるんだっけ??これを、夏の怪談、と申します。

 怪談は小泉八雲です。耳なし芳市、番町皿屋敷、牡丹灯篭、ろくろ首等。この怪談も、坂田靖子にかかると心の底がジンとする。或いはハチャメチャに楽しい。涙が出るほど笑える。その後当然、自分が死んだ時を考えてしんみりしてしまう。想定の意外さが絶妙である。新刊で何か出たかしら?

 初夏の庭に咲いていた、赤いスイトピー。今年は、種を植え芽が出た頃に塩を入れた。すると立ち枯れがなく、長い期間を咲いています。ピンク、白、紫、赤でした。匂いはわりときついですね。
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感性の持ち方

2009年06月24日 | Weblog
 雨が降れば天気がいいと言い、天気が続けば雨が降ればと文句を言う。人間とは、なんと勝手な生き物なんだろう。夏には暑く冬には寒い。その四季に応じて草花や木々が育ち、命を受け継いでいっているのだ。

 なんの不足をいうのだろう?快適で便利で、人間だけに都合のいい生活には面白みがないとは考えないのか?人間中心の地球になってしまえば破滅は近い。

 先日も大型の鼠を訓練して地雷発見させ、爆破装置の元を遮断させる。という試みのニュースが載っていたけど、胸が痛んで遣り切れない。これをロボットでさせてほしいよ。

 鼠だって生きているよ。鼠に生まれていたらば逃走しちゃう。訓練を受けられるくらいの、高度な頭脳を持っているとすれば、鼠自身で行動することだってできちゃうって思うのね。

 ダニエル・キイスの『アルジャーノンに花束を』。鼠が1匹生きようが死のうが科学者にとってはどうでもいいことで些細な気にも留めない出来事。主人公は言うアルジャーノンには僕が花束をあげられるけど、僕が死んだら誰が持って来てくれるのだろう。DVD『真心を君に』。チャーリーを演じるクリフ・ロバートソンの演技が見事だったよ。

 辻井伸之さんへのインタビューに。「目が見えたら・・・」という愚問を発した質問者がいたが莫迦か!と思ったよ。こういう人には、彼の演奏は聴けない。目が見えないことで、常人がする努力よりも練習時間や工夫はされたと思う。

 けれども目が見えないから、優勝されたのではないでしょう。ピアノと一体化し、生かされている喜びや、想いを音階で表現できた感性が、人々の心を打ったのではないのですか?

 ベートーベンは、耳が聴こえなくなっても、幼い日に感じていた自然の魂を奏でていたのでしょう?宮城道夫にしても和波和孝さんも、目は見えなかったけれど心は何等変わりはなかった。寧ろ私たちの方が、心を曇らせて見えなくし感じられなくしているのではないかしら?と静かな怒りが沸きました。

 以前、和波さんの演奏をお聴きしたくて、娘と出かけた時のことです。チケットには開場時間と、開演時間とが明記されていて聴衆はほとんどが健常者でした。車椅子はせいぜい2組です。時間がきて演奏が始まりました。

 あっと思ったのは次の瞬間です。扉が開いて堂々と、入場してくるマナー違反者が居たのです。それも最善列の真ん中にです。彼が、見えないから入って来たのでしょうか?なんという失礼な行為でしょう。

 和波さんは演奏を乱されることなく弾き終え、そのことには一切触れませんでした。でも目が見えない彼には、はっきりと空気の流れが変化したことに気がついていたと思います。彼の心の優しさを胸が痛くなるほど感じました。彼の奥様は健常者です。ピアノを傍で弾かれています。いつもご一緒です。

 演奏会に遅刻しても、演奏中は入場しない、させないのが基本です。せめて1曲終わってから、そっと入られて来られればどんなによかったことでしょう。目が見えなくとも空気はわかります。扉を開く緊張感や、演奏者に対する礼儀として一礼するなど心の目は感じ取れていますよ。

 辻井伸之さんは、きっとそういうマスコミの企みがわかってらしたようですね。普通でなくても同じでなくても、みんな違っていていいのです。彼の今後の活躍を祈ります。敢えて言えば、私はヴァイオリンの方が好きです。

 マリス・ヤンソンスの指揮で、五嶋緑のヴァイオリンがあるんだけど、誰か一緒に行かないかなぁ・・・。

 どくだみの中で、かくれんぼしているような枇杷苗。ここに3本あるよ。でも見つけられない。まるでジクソーパズル。ちょっと油断すると隠れてしまう。
 自生の枇杷の種なので、育ち具合がイマイチみたい。農薬をしないから、新芽を狙って青虫がうようよ。奴らも生きているんだね。
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枇杷の味は・・・

2009年06月23日 | Weblog
 祝島から注文していた枇杷が届いた。う~ん。これは好みの問題かな?味がばらついているし甘味が少ない。我が家の枇杷だと均等に甘いのだ。しかもこの価格なら、たちまち大金が入るわ。加えて無農薬でしょ?

 正に濡れ手に粟だわね。ひょっとして私のしていることはすんごいことなの?これはもう、神さまがさせてくださっているとしか思えない。我が家の庭に立てば、杏仁の香りが何処からともなくするよ。花芽だけでなく葉や実からも漂ってくる。そのやさしい香りが、家の周りを覆っているのでしょうね。

 近くで屋台をしている知人が、我が家のことを白い物で覆われ、神の手が視える。と言ったことは強ち嘘でもなんでもない。枇杷の状態を見ていればとてもよくわかる。ましてや私に危害を加えようとすれば、たちまちに何かが起こってしまう。

 何故そうなるのかは不明だが、自分で発した言葉は、必ずや自分に還る。ということか?私自身も充分気をつけねばならないこと。災い転じて福と成る。

 何だかやとうだうだ言っている間に、1年が過ぎてしまった。早いなあぁ・・。年のせいだけではないような気がするよ。季節の旬もずれてきているような感じがするし、感覚がついていかないね。

 日本には四季があって、そういう季節の中での行事や生活であったのが何時の頃からか、自分達の生活優先で暮らしが成り立つようになり、親などはどうでもよくなったのか。

 自分の存在には、如何なることがあろうと、親が居なくては成り立たない。況してや祖先は尚の事に思えるが、なんだかなあぁ・・・。いやいや、何処かが違うように思えるよ。

 勤務先に枇杷を2パック持参したら、リッチだと言われた。え???夕張メロンでも持って行ったのなら兎も角。またそこいらの人工甘味料や、着色料やら添加物の食べ物ならいざ知らず無農薬の枇杷なのね。感謝をして頂くという、気持ちはないの?

 もお、ほんっとにむかついた!!枇杷なんか買わない。という人も同じね。昔は何処にでもあったから買わなかったし、当たり前に思っていたでしょ?それと、高級感には欠けていると思うからでしょ?食べなくていい!!!

 桃にしても、葡萄にしても、農薬はたっぷり。栴檀の木を植えて栽培している農家は、現時点であるかしら。故福島正信さんが提唱されていた、自然農法では行っておられたようですがその後はどうなのでしょうね。

 私は自分自身と家族と、友人達を守りたいのです。そのためには生きている限りはさせてもらうのです。偏屈、変わり者、奇人と影で囁かれようと、人類の未来に繋がって往く事なら、平気の平左です。普通でなくとも、真実の調べを奏でたいとも思います。

 淡路枇杷。この苗木の下の方を採って送りました。写真で見るだけでは、ちょっと解りにくいかも。でも枇杷葉が大きいことは、おわかりでしょう?この枇杷葉は、今年の6月現在で、4年目に入りました。出窓の下に置いていたのですが、家の軒近くに育ってきています。
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与えてもらえる歓び

2009年06月22日 | Weblog
 生き物の頭上には、神さまがお与えになる器が載せられているのだそうです。その器の中味を惜しまず隠さずに相手にあげられる者は、神さまも足していってくださるのだそうです。私は他人から『何でも持っているのね』と言われるが、あらゆる物を抱えているのではない。

 欲張ったり惜しんだりをしないようにしていれば、いつの間にか元になっているのだ。不思議と還ってくる。知識を同じで知っていることを教えてあげれば、自分の学習にもなるし思い出したり閃いたりもする。いいこと尽くめだ。

 枇杷のファイルも、ついには南極のペンギンさんにまでお送りすることになったが、これはどうやら磁極の違う世界のペンギンさんらしく、高度な知能を持っておられるようです。最も寒い地域には、絶対に育たない枇杷葉です。

 種とお茶と枇杷酒を少々、時間事務局に宛てて送らせてもらった次第。朝から雷が轟き豪雨に見舞われた今日、今し方も近くで雷さんの第九が鳴っていますので、無事に時空を超えられるでしょう。

 勤務先に我が家の枇杷を持参。小粒ですが甘さが強い。食べた人は驚きましたね。美味しい!!と喜んでくれました。主任さんには3つあげておきました。ちょっとゴマを擂ったつもりですが、効果はどうかなあぁ。ついでに枇杷茶の効能と薀蓄を垂れておきました。

 Bさんには持って帰ってもらいましたが、ちゃんと感想が届くでしょうか?今日は、おむすびを梅塩で結んだのが美味しい。とパクついていたけど見栄えより中味なのよ。素材を生かした調理はシンプルがいいのよって面倒くさがりの私、単に手抜き料理なのね。ワハハハ!

 梅ジュースが実にタイミングよくできております。最初は、梅と氷砂糖に焼酎の取り合わせが納得いかなかった。お酢を入れるやり方もあるね。今年は焼酎を少し入れたが、味がまろやかになって焼酎が入っているとは思えません。これを水で割ってや炭酸水も好い。梅の味が何処かに?フルーティーなのでご注意ください。

 青紫蘇の葉を弁当に入れて行く。腐りにくいし口臭予防にもなる。今年は庭中に生えてきていますので、毎日採れます。寿しにも色目にできますし、ジュースにもなります。

 これを焼酎に漬けておけば関節痛に効きます。但し、灰汁が強いので発疹が出るかもしれません。(痒かったりする)まあ、分量もがぶ飲みしては、アルコールに呑まれてしまいますから、充分にお気をつけてくださいませ。

 淡路島の田中赤枇杷です。実が大きければ種も大きかった。芽が出て成長も早かった。今年で、4年目になる。先日、千葉のRさんに送るのに採った。すんごく大きかったよ!!Rさん眼を回したかな?普通の葉の大きさは、20cm程度です。

 淡路の巨大なのは、幅が15cmで長さは50cmくらいあった。最近茂木を見ていたら、大きな葉があるではないか。ということは、糠と塩が効いているのね。瑞々しいのに加えて、葉の色が鮮やかですよ。有機肥料がいいね。

 Rさん。種は即座に芽が出ないのよ。水も必要ですが、芋虫が隠れているかもしれない。折角出た芽をかじるんだよ。1ヶ月から2ヶ月近くかかったり、半年後だったりするんだよ。気長に待ってみてね♥
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梅雨だもの・・・

2009年06月21日 | Weblog
 湿度が高い。って、梅雨ですからね。麺類にはこれがなくては、話にならない。あら?違うの・・。まあ、味も素っ気もありませんわ。
 
 バルサンを焚いたら、百足がゴロゴロ出てきた。3匹は瀕死の重傷。1匹は箪笥の奥で窒息死。かなりの大きさにビビる。百足の捕獲には鶏がいいのだが、ちょっと難しい。

 卵は重宝するが(雌鳥)、早朝からけたたましく(雄鶏)鳴かれては困るのだ。因みに夜店に色つきで売られているのは、雄鶏ですよ。え?ご存知で。

 沖縄の昔話に、龍の耳に百足が入って、どうしても自分で取れない。漁師は、それを見て、一羽の雄鶏を龍の耳に入れてやる。雄鶏はなんなく百足を咥えて退治した。

 喜んだ龍は、以後海が荒れないように漁師と約束する。帆柱に、龍の絵を描いて漁をすれば海が荒れなかった。というような話。

 日本には、大百足の額の真ん中目掛けて、矢を射込んだ武士の話があるが、実際にはそこまで大きな百足がいたのか?お釈迦さまの誕生日に、甘茶をかけてあげるが、これで墨を磨って、『茶』と言う字を書き、逆さに柱に貼ると、百足が出てこない。

 これは胡散臭いのね。子どもの頃していたが、田舎の藁屋。何処からでも通行自由の家屋であったよ。百足は冬眠するらしく、この時期に、特殊な臭いのする粉を、土中に撒けばいいようです。寒中に行ないます。

 でもまあ夏の風物詩でもあるし、あちらも生きている訳ですから、出てくれば退治するということで。百足に刺されたら、枇杷酒を患部に塗布しましょう。毒を吸出し、痒みを和らげてくれて、治りますよ。枇杷葉の焼酎漬けでも同じです。

 チャ毒蛾や毛虫等にも効果があります。ガーデニングとか言いますが、百姓の真似事です。重装備でするのが、自然のためにもいいようです。無論、美容のためからも、ダイエットできて、角質が取れ、若返ってよろしいのでは?

 夏には、汗をしっかりかいて、冬の寒さに備えましょう。季節と略、反対のことをしておけば、体力や気力は継続されるのです。どくだみも今の時期に刈り取って陰干ししますが、生葉を揉んで鼻腔に詰めてじっと我慢。その内鼻汁と毒が同時に出てくるようです。

 鼻炎や花粉症にも効果があるようですね。どくだみは体の10の臓器を治すだけでなく、工夫次第で、違ったことにも応用できるのですね。

 枇杷葉の生葉を用いるやり方も研究過程ですが、鼻の筋の上に乗せて冷やすのも、案外いいのかもしれません。夏の暑さに頭の下にひいたり、おでこに乗せたりも自然の冷たさで、疲れが取れるのかもしれませんね。

 暮らしが豊かになったのはいいけれど、自然を壊してしまうと結局は人間に還ってくるのです。考えるとしたら基本を見直さないと、何れ地球は滅んでしまうのですね。

 銀梅花。ここ数年咲きません。寒さに弱い、ということをすっかり忘れていました。外に放置してたよ。別名、ヴィーナスの木。とも言うようです。香りもいい。カーネーションが咲き続けています。
 スイトピーには苗の時に塩を入れてやったら、立ち枯れにならなかった。適宜というのが案外ややこしいが、1つまみがいいでしょう。団子虫にもよく効きます。

 
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