チュエボーなチューボーのクラシック中ブログ

人生の半分を過去に生きることがクラシック音楽好きのサダメなんでしょうか?

ピプコフ【Pipkov】の交響曲(ショスタコーヴィチ推薦)

2014-01-08 22:31:03 | 日記

ショスタコーヴィチが1974年に訪米し、テレビ記者会見で「交響曲は死んでいない。滅びたと言うのは無能な作曲家の弁解だ」と述べた際に、その当時近辺の優れた交響曲作家の名前を3人挙げたそうなんです。
その3人というのはプロコフィエフ、ブリテン、そしてピプコフ。
。。ピプコフって誰?

リュボミール・ピプコフ(Lyubomir Panayotov Pipkov, 1904-1974)はブルガリアの作曲家で交響曲は4曲残したそうです。ブルガリアの作曲家って正直だれも知らないけど、ショスタコーヴィチに「推薦」されたってことがすごい。



第1番(1939-40)4楽章 27分
第2番(1955)34分
第3番(1965)3楽章、20分(室内オーケストラのための)
第4番(1970)2楽章、22分(弦楽オーケストラのための)

さっそく1番、3番、4番をYouTubeで一回ずつ聴いてみました。

。。。んー?ショスタコーヴィチに比べたら低刺激性?

1番はどっしりとした真面目で根性ある作風で特に心優しい第3楽章には心ひかれたし
3番はピアノとヴィブラフォンの活躍が楽しく、4番は晩年の作品らしく厳しく、透明。
繰り返し聞けば本当の良さがわかる感じがしないでもないかなー?。なにしろタコ推奨。

もしかしたらネットではほとんど情報が得られなかった第2番こそがショスタコーヴィチおすすめの1曲なのかも?