チュエボーなチューボーのクラシック中ブログ

人生の半分を過去に生きることがクラシック音楽好きのサダメなんでしょうか?

音楽雑誌『楽苑』1935年6月号より集合写真3点

2016-04-20 22:38:01 | メモ

古本屋で150円で買った戦前の音楽雑誌『楽苑(がくえん)』1935年6月号の表紙です。この時代の左から右への横書きってハイカラ?

監修は
小松耕輔(作曲家、1884-1966)
牛山充(音楽評論家、1884-1963)
津川主一(牧師、1896-1971)

エフレム・ジンバリストの「最近の」6回目の来日の様子などが書かれていて楽しいのですが、一番心ひかれたのは三つの集合写真でした。

1.原信子門下生発表会



「5月12日の夜日比谷公会堂で衣装つきで催された原信子女史門下の発表会に出た方々が当夜の扮装で記念撮影されたものです。中央に和服で立って居られるのが原信子女史で蝶々夫人のこしらへ、其他は椿姫の船越富美子嬢、ルチアの平林梅乃さん、エルザの矢追婦美子さん、ムガッタの鈴木末子さん、マルゲリータの和田英子さん、カルメンの宮崎好子さん、フィガロの森民樹氏、ピンカートンの金山穆氏です。」



2.救世軍参謀楽隊



「デイヴィスン中校の指揮する救世軍参謀楽隊でブラス・バンドとして異色ある存在を誇るものです。既に数回の演奏会によって宗教音楽界に見るべき進出を試み、前途に望みをかけられて居ります。」



3.東京シンフォニック・コーラス



「本誌編輯同人津川主一氏の指揮する東京シンフォニック・コーラスの最近の全員です。五月中旬より予報の如く関西、九州地方の演奏旅行に出かけ、6月8日7時半より第七回公演を神田駿河台YWCAで行うことになっております。」


。。。戦争でボロボロになる前の日本って、音楽的にも豊かだったんですね。各々の団体について情報を書き加えていきたいです。

裏表紙↓