チュエボーなチューボーのクラシック中ブログ

人生の半分を過去に生きることがクラシック音楽好きのサダメなんでしょうか?

オペラ歌手・長門美保さんとご主人(1955年)

2017-04-01 02:00:14 | 日本の音楽家

『画報文化生活』1955年12月号から、オペラ歌手の長門美保さん(1911-1994)です。



長門さんは戦後、長門美保歌劇団を組織して藤原義江の藤原歌劇団、柴田睦陸の二期会と共に日本のオペラ界と三分。すごい人!

本名は鈴木美保。東京音楽学校(現・芸大)の本科三学年在籍中にマーラー「復活」の独唱で楽壇にデビュー、研究科在学中の1934年には第三回音楽コンクールで第一位になったそうです。

ちなみに長門さんは1933年に東京音楽学校を卒業、藤山一郎氏(1911-1993)と同窓生。マリア・トール(Maria Toll)、マルガレーテ・ネトケ=レーヴェ(Margarete Netke-Loeve, 1884-1971)らのソプラノ歌手に師事しました。


↑ 世田谷区代田の住まい兼スタジオは1954年に完成したばかり。

 


↑ 舞台衣装がたくさん。

 


↑ ご主人の鈴木雄司(雄詞?)氏は歌劇団の運営にも当たってオペラ界屈指の名支配人。

 


↑ 週三回、50~60人の歌劇教室と70~80人のコーラス教室が開かれていたそうです。

 


↑ 同じオペラの仕事でも役割が違うので食卓でご夫婦が一緒なのは昼食だけ

 

。。。情報を追加・訂正していこうと思います。