チュエボーなチューボーのクラシック中ブログ

人生の半分を過去に生きることがクラシック音楽好きのサダメなんでしょうか?

スラヴェンスカ - フランクリン・バレエ団来日(1953年)

2017-06-24 22:47:07 | バレエ

【2015年2月7日の記事に出演者のサイン、日本人ダンサーの写真を追加しました】

昭和28年(1953年)5月、アメリカのスラヴェンスカ-フランクリン・バレエ団ダニロワと共に来日しました。

↑ 1953年4月26日、ニューヨークを発つスラヴェンスカ(左から2人目)。ハワイを経て来日。

 



世界的バレエ団としては大正11年(1922年)のアンナ・パブロワ一座の来日以来30年振り!

 

ミア・スラヴェンスカ(Mia Slavenska, 1916-2002)

 

フレデリック・フランクリン(Frederic Franklin, 1914-2013)

 

アレクサンドラ・ダニロワ(Alexandra Danilova, 1903-1997)


5月16日の東京・帝国劇場を皮切りに名古屋、大阪、福岡でも公演しました。(日程は一番下)

このバレエ団を一躍有名にしたのは「欲望という名の電車」(A Streetcar Named Desire)のニューヨーク公演だということですが、この来日公演でも上演されたようですね。

↑ ニューヨークでの「欲望という名の電車」。4週間のロングラン。

ちなみに5月16日(土)午後7時からの演目は
・交響的変奏曲(フランク)
・くるみ割り人形組曲(日本のバレリーナ8名による「アラビアの踊り」も。)
・黒鳥のパ・ド・ドゥ
・磁器の絵(ドビュッシー ゴリウォーグのケークウォーク)
・バレリーナの肖像(ドホナーニ ピアノと管弦楽のための童謡主題による変奏曲 op. 25より)

演奏はオットー・フローリック(Otto Frohlich)指揮東京交響楽団。ピアノはリチャード・エリス(Richard Ellis)。



↑ 「バレリーナの肖像」は若いバレリーナが肖像に描かれた先輩バレリーナにあこがれ、修業に励むという話。ダニロワとスラヴェンスカが一緒に踊るのは珍しいことだったようです。(5月16日帝国劇場。左からフランクリン、スラヴェンスカ、ダニロワ)


(公演スケジュール)
東京 5月16日、17日、18日、19日、20日、21日
名古屋 5月23日
大阪 5月26日、27日、28日
福岡 5月30日、31日
東京 6月3日、5日、6日、7日、8日、9日、10日

例によって超過密な日程でしたね!(以上、プログラム、毎日新聞より)

↑ 初日のチケット半券

 

さて、プログラムには、スラヴェンスカらの自筆サインがありました。

サインはすべて同じペンでされているようなので、きっと元・持ち主さんが一生懸命頼んで書いてもらったんでしょうね。

↑ スラヴェンスカのサイン

 

↑ ダニロワのサイン

 

↑ サインがあるのはLois Ellyn と Lee Becker

 

↑ Roland Vazquez と Gene Gavin

 

最後に、この公演に出演した日本人ダンサーたちの顔写真。有名な方が結構いらっしゃるようです。


↑ 杉山恵子(東京バレエ・スクール)

 


↑ 伏木身知子(横山はるひバレエ団)

 


↑ 中田俊子(ジェン【ジョン?】・バロウ・バレエ・テクニック・スクール)

 


↑ 鈴木江美子(大滝愛子バレエ団)

 


↑ 林千晶(横山はるひバレエ団)

 


↑ 大胡しづ子(東京バレエ・スクール)

 


↑ 黒沢(旧姓:石井)智子(谷桃子バレエ団)

 


↑ 大井昌子(橘秋子バレエ団)

 


↑ 榎本誠(東京バレエ・スクール)

 


↑ 中村友武(東勇作バレエ団)

 


↑ 大原一男(橘秋子バレエ団)

 

。。。さらに情報を追加していこうと思います。