ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2012.11.30 EC4回目投与8日後、G-CSF2回目注射、霜月は頭痛とともに・・・

2012-11-30 20:23:25 | 治療日記
 昨夕はホテルにチェックイン後、まずはかつらをはずしてベッドに横になった。終日頭痛がとれず、気持ちが晴れない。気付けばダラダラしてあっという間に2時間近く経ってしまった。薬を飲むのにもお腹が空っぽでは、と食事に出かけた。
 スタミナをつけなくてはと、ちょっと重たいメニューをチョイスしたけれど、案の定完食することは出来ず。ずっとろくに食べていないので、いきなり無理しても始まらないのだろう。脂っぽいものは胃が受け付けなくなっている感じだ。
食後にロキソニンを飲み、なかなか効いてこないことに少し苛立ちながら、早々に自宅にお休みメールを打って電気を消した。

 今朝はいつもどおりの時間に目覚ましをかけたが、早く寝すぎたのか、頭痛で何度か目が覚め、結局明け方から2時間目覚ましが鳴るのを待ってしまった。
 自宅にモーニングコールをした後、足湯をしてリラックスする。早くから起きていたせいかお腹は空いており、ナウゼリンの助けを借りずに朝食が摂れた。今日も早目にチェックアウトして、腫瘍内科受付時間の10分前に病院に到着。

 受付開始から5分ほど待って、スムーズに受付終了。その後、廊下の中待合で待つこと20分強。針刺し名人の看護師Oさんが「今、準備していますから、もうすぐ呼ばれると思います。」と声をかけてくださって、ほどなくして別の看護師さんが呼びにいらした。今日も「この後、お仕事ですよね。」と聞いて頂く。
 
 漸く気持ち悪さが治まったと思ったら、今度は頭痛と胸部の圧痛。なかなか痛みや不快感からは解放されないものである。
 本日の病院滞在時間は1時間弱。会計を済ませてそのまま職場に向かった。

 朝はまだ陽射しがあって、予報では、今日はクリスマス頃の陽気と聞いて覚悟していたが、案に相違して予想よりもずっと暖かかかった。それでも職場の最寄駅に降りると、すっかり空は曇天に変わっており、まるで雪がちらつきそうな寒さになっていた。

 昼にもまたロキソニンのお世話になった。明日からはクラビットを飲むことになるから、カロナールに肩代わりしないといけないのだけれど・・・。
 今日で霜月終了。頭痛も一緒に持っていってほしいと思う。
 そして、投与後の1週間も無事終了。今週もまた長かった・・・と思う。
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2012.11.29 EC4回目投与7日後、G-CSF注射。朝、霜が降りました。

2012-11-29 20:53:13 | 治療日記
 昨夕、ほぼ1週間ぶりに気持ち悪さから解放されて、自分でも驚くほどお腹が空いて、むくむくと食欲が出てきた。
 寒かったし、野菜も摂りたかったので、夫と2人、息子の帰りを待たずに鍋を愉しんだ。ああ、こうして普通に美味しく食事が出来るってなんて幸せだろう、としみじみ思う。

 息子には、塾からの帰宅後、別にもう一度ひと鍋作った。こんな夜遅く沢山食べたら消化不良になるのでは・・・と思うほど、本当に見事に鍋ごとペロリ!で圧倒される。

 今朝はようやく気持ち悪さで起きずに済んだ、と思いきや、なんと酷い頭痛で頭が割れそう。明け方に3度ほど目が覚めた。観念して起きて薬を飲めば良かったのだけれど、寒いからとグズグズしているうちに無情の目覚まし音。ヨロヨロと起き出して、(まだクラビットは飲んでいないからロキソニンで大丈夫)と野菜ジュースで飲み下す。この頭痛が、例の視覚欠損と関連がなければよいのだけれど・・・。

 今晩の前泊の用意もあるので、薬が効いてくるのも待てずに朝食、お弁当、夕飯の下ごしらえとドタバタと過ごす。ようやく夫が出かけて、ほっと自分の席についたと思ったら、夫からメールが届いた。
「霜がおりてる」と。
 ああ、やはり今日も寒いのだ。明後日からは師走。文字通り今年も残すところあと1カ月になった。何とも早いものだ。

 去年の12月初め、忘年会で奔走し始めていた夫のもとに、義妹から全く予想もしていなかった「義母倒れる」の一報が入ってからまもなく1年になる。
 その後、肺炎を起こしての入院やら何やら、いろいろ心配な時期はあったけれど、無事に91歳の誕生日も迎え、まもなく92歳。今はおかげさまですっかり容態が落ち着いて、特別養護老人ホームで入居待ちのショートステイをしている。
 今週末、夫はまた見舞いに出向く。明日から中間試験開始の息子と白血球減少中の私は失礼させて頂くのだけれど。

 夕方、今日も前回同様職場を早退して、病院へ向かった。
 腫瘍内科受付後、ほどなくして看護師さんが呼びにいらして無事グランの注射をしてもらう。私の治療を支えてくれる夫と息子の理解のもと、今日も家事から解放され、病院近くのホテルに宿泊中である。
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2012.11.28 EC4回目投与6日後、薄紙は必ず剥がれていく

2012-11-28 20:50:30 | 日記
 昨夕帰宅すると、出張先から直帰した夫が、駐輪場で息子の自転車のパンクを直してくれていた。直さないと、駅までの往復に使う自分の自転車を息子に使われっぱなしになるから、と必死だったみたい。
 息子はテスト前の塾での自習で遅いし、急いで夕食の支度をすることもない、と思ったら、6日ぶりの出勤の疲れががっくり出て、すぐにパジャマに着替えてリビングに横になってしまった。

 息子が帰ってくるのを見計らって、とりあえず食事の支度もゆるゆると。ナウゼリンを飲んでからお腹に入れることが出来てほっとする。まだ味覚異常が続いているので、味はパッとしないけれど、口に入れれば腸が動いてくる感じがする。

 そして、今朝も5時間連続で眠ることが出来た。毎夜30分ずつ、気持ち悪さで目覚める迄の時間が長くなっている。目覚める時は(もしかしたら、起きたら気持ち悪くなくなっているかもしれない!)と思うのだが、残念ながらまだそういう状態ではなかった。けれど、薄紙は本当に一枚一枚剥がれているな、と実感する。

 6日ぶりに、朝食にパンが半分ほど食べられた。いまだ青汁や薬草茶は飲めないけれど、明日はもう少し食欲が出てくるだろう。吐き気対策ではデカドロンが昨日で飲み終わり、食前のナウゼリンだけが頼りだ。

 今回の治療も6回目標のうちようやく4回まで来た。そもそもアンスラサイクリン系の薬は、限界使用量があるからエンドレスでは投与出来ない治療だ。が、夫がふと「6回だと言われるから頑張れるけど、エンドレスだと言われたら、治るより前に栄養失調で死んじゃうよね・・・」と言う。
 確かに3週間に一度の投与後、1週間殆ど何も食べられない、何も出来ない。その後の1週間で漸く食べることが出来るようになり、徐々に普通に動くことは出来るようにはなる。けれど、目に見えない白血球の低下による感染症との闘い、ようやくそれを脱したか脱しないかのうちに新たな治療・・・、これがこの先ずーっと続いたらどうなるのだろう、と思う。

 まぁ副作用に限らず、口から食べ物を摂れなくなっていくということは、そもそも生命体としての旅立ちの時が近づいている、ということを認めなければならないのかもしれないけれど。

 それでも、こうして今頑張っていれば、きっと薬が奏功して再びいかほどかの元気な期間を手にすることが出来て、美味しく食べることが出来るようになる。そうと信じているからこそ出来る治療だと思う。
 けれど、このまま頑張ってはみても、もはや良くなることはない、ただ副作用で気持ち悪いだけ、具合が悪くなるだけ、という治療では決して続けていけないだろう。
 だから、そうなったときは、抗がん剤の止めどきだと思っている。

 今日もまた、昼頃から視界欠損の異常が出てしまった。チラチラゆらゆらして、パソコンを見ても画面があちこちに千切れる。昨日のように席を立ってもすぐには治らない。一過性のものであればよいけれど・・・。

 あと2回、この治療が何とか予定通りクリア出来たら、次はなるべく分子標的薬等、体に優しい治療で少しでも長く繋いで生きていきたいと思う。
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2012.11.27 EC4回目投与5日後、何とか出勤。気付けばあと5週間で・・・

2012-11-27 19:44:47 | 日記
 昨夜は4日ぶりに家族と一緒の食卓に着いた。
 我が家の夕食時間としてはかなり遅い時間になってしまったが、ゆっくり時間をかけてお腹に入れることが出来た。入浴後ナウゼリンを飲み、4時間半連続で眠ることが出来た。

 今朝はいつもの時間に目覚ましが鳴って、ようやく始動。朝食の支度、お弁当の用意をして2人を無事送り出す。5日ぶりに朝食らしい時間にお腹に入れる。それでも、ナウゼリンを飲まないと気持ち悪さが怖くて食べられない。今日で吐き気止めのデカドロン4錠は終了。

 これまた5日ぶりにお化粧をしてかつらを付ける。6日ぶりの出勤、お天気が良くて気持ちがいい。ただでさえ気が滅入っているのに、昨日のような曇天では余計に辛い。
 お化粧もせず、着替えもせず、まだら禿げの素頭でいれば、病人以外の何物でもないが、鏡を見ると、我ながらうまく化けるものだ、と思う。
 脱毛してすぐは帽子が蒸れて鬱陶しく、素頭で良いと思っていたが、最近はさすがに何も被っていないと寒くなってきて、寝る前に帽子を被って寝ている。が、気付くと枕の上に脱げていて、寒くて目覚めることもしばしばだ。

 昨日までの4日間、リビングと寝室、お手洗いの3点往復だけで、階下のポストどころか玄関の外に出ることすら出来なかった。足がすっかり萎えてしまいそうだが、踏みしめて出勤。やはりフラフラするし、太陽が眩しい。

 覚悟はしていたものの、溜まったメールの処理で午前中は潰れる。優先順位に沿ってひたすら処理をして何とか形にする。
 そして、又してもやって来た。パソコンを見ていると、いきなり左の視界がグルグル回りながら欠けていく、あの症状。さすがに前回、眼科できちんと精密検査をしてもらったから慌てずにお手洗いに行って、態勢を立て直す。
 今日はそれほど長い時間も続かず、事なきを得た。やはりまだ本調子ではない、注意せよ、という神様のお達しだろう。そして5日かかってようやく、アセロラジュースの排出から脱出出来た。

 昼食もとらなければ、とお散歩かたがた席を立つ。雲ひとつない青空で陽射しが溢れているが、紅葉した木々の葉も少なくなってしまった。
 気付けば今年もあと5週間を割った。5週間後は2013年1月1日である。

 治療後は、何も出来ずにあっという間に空白の1週間が過ぎてしまうので、月日が過ぎる速さを後押ししている感じだ。今年は9月以降ずっとこんな状況。夜外出する機会もないから、其処ここのイルミネーションを見てもいないが、世の中はどこもすっかりクリスマス気分なのだろう。

 手配しておいた年賀状の印刷も上がっているのだけれど、それを受け取りに行くこともままならない。
 明日は急遽、来客のアテンドをすることになった。
 今日も早く休んで、明日フラフラしないようにしなくては・・・。
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2012.11.26 EC4回目投与4日後、結局今日も・・・

2012-11-26 19:39:25 | 日記
 昨夜も2人とは一緒に食卓が囲めず、一人でずらしての夕食になってしまった。それでも頑張って少し口にすることが出来た。
 夫がケーキを買ってきてくれたけれど、残念ながら口に出来ず。お茶を淹れてみたけれど、しっかり沸騰させていなくて温かったようで、申し訳なかった。2人の食欲を見ていると本当に羨ましい。

 入浴後、ナウゼリンを飲んでから休む。ここ数日の中では少し長く4時間ほど連続で眠ることが出来たが、その後は気持ち悪さがせりあがってきて眠りが浅く、うつらうつらで朝になった。

 今日から2人は1週間のスタート。何とか起きて、朝食の支度、お弁当作り、そして気合で夕食の煮込み料理まで済ませて、2人を送り出した。
 さすがにくたびれて、リビングで横になると、新聞を片手にいつのまにかまたウトウト。お天気もぱっとしないし寒そうなので、パジャマを脱ぐことが億劫な体たらく。そして気付けば今日もまたあっという間に昼前に。また薬を飲めていないことに気づいて、赤いヨーグルトを飲んだ後、今日から4錠に減ったデカドロンを飲む。

 ナウゼリンを飲んでから昨夜食べられなかった残り物を半分お腹に収める。既にEC投与から4日以上、100時間を経過しているのに、いまだお手洗に行くと、アセロラジュースの色がついたままだ。だんだん蓄積されて排出が鈍くなっているのかな、と思う。全身の倦怠感が取れず、何もする気にはならないが、それでも気持ち悪さは少しだけ軽減してきているようで、食べなくては・・・という気持ちが少しずつ出てきている。

 夕方、のそのそと起き出して、夕食の準備をする。そろそろ夫が帰ってくる頃だ。息子は塾で自習をしてから帰宅することになっている。今日こそ一緒に食事が出来ればよいのだけれど・・・。

 それにしても、いつもは2人を送り出して、私も出勤し、定時に帰ってくるまでに優に11時間近くあるわけだ。そんな時間があればあれもこれも出来る筈なのに、何も出来ずにただただ時間が過ぎていくやるせない月曜日を今日で4回過ごしたことになる。
 こうしたブルーマンデーが3週間ごとに巡ってくるのもあと2回だ。
コメント (2)
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