ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2018.2.28 如月晦日に思うこと、ゼローダ3クール1週間経過、体調のこと

2018-02-28 20:57:49 | 日記
 つい先日、家族で初詣がてら厄除参りを済ませたと思ったら、あっという間に2月も終わり。
 毎年書いているとおり、1月は行ってしまい、2月は逃げてしまい・・・である。
 思うにここ数年、フェソロデックス、タイケルブ、カドサイラ、ジェムザールと年明けから治療変更というスケジュールが続いている。初回は既定どおりに投与ないし服用し、副作用の出方を見ながら薬の量を調整し、これなら大丈夫、と生活のリズムを掴むまでに2ヶ月ないし3ヵ月近くかかるということを考えると、3月もあたふたしているうちに、あっという間に去ってしまうのかもしれない。

 1月10日からハーセプチンとゼローダの併用に治療が変わり、11日から飲み始めた既定量のゼローダ。4年前にタイケルブと併用した時には、消化器症状の副作用が辛すぎて10日でギブアップしたが、今回はゼローダ単剤になったことだし何とか2週間飲みきろう、と結婚28周年の旅行に出かけてみたりしてみたものの、あっという間にゼローダの副作用で辛い日々を過ごすことになった。休薬してからの10日余りは本当に最悪の体調で、そのまま2月に突入した。

 1月末の診察の結果、4週間の完全休薬となり、おかげさまで、手足以外の不調(下痢、気持ち悪さ、口内炎、倦怠感等々)はほぼ軽快した。
 それでも、手足症候群の症状は完全に抜け切らないまま、22日から3クール目の内服開始。早くも1週間が経った。ただ、朝夕6錠ずつ(1800mgずつ,1日あたり3,600mg)だったものを減量して4錠ずつ(1,200mgずつ、1日あたり2,400mg)と、3分の2の量になっているので、1週間経過したとはいえ、身体に入った総量を計算すれば4日半くらい。

 今のところミヤBM錠のおかげでお腹は快調だし、刺激物も極力避けているので口内炎等口の中も大丈夫。吐き気は殆どなく、今度食べられなくなったら、と身体が飢餓状態にあるのか、食欲はびっくりするほど旺盛だ。問題の手足症候群も手のひらの発赤と若干の痛み、痺れ、足の裏の発赤、皮膚のテカテカ、皮剥けと痺れなどで収まっている。

 前回も4日目くらいでは特に酷い症状は出ていかったので、今のまま10日飲んだところで休薬にこぎつけられれば、前回内服量の1週間分に足りないくらいか。それほど酷い症状が出現するわけでもないのでは、とちょっとほっとしている。
 とはいえ前回同様、止めてからが辛い、休薬中も体内に溜まっているうちは休まらないというのが内服薬だから、11日の休薬期間がどんな感じで過ごせるかはやはり気になるところだ。

 帰宅すると今月2回目のお花が届いていた。赤、ピンク、オレンジ、黄色のチューリップ、レースフラワーが1本ずつ、ムギが3本、赤とオレンジのポピーが合わせて3本。花言葉はそれぞれ「恋の宣言」、「可憐な心」、「富」、「七色の恋」だそうだ。ガラスの花瓶の中は早くも春爛漫である。

 明日から3月、雨のち晴れの予報だが、春の嵐になるという。このまま三寒四温で春がやってくるのだろうか。50年ぶりの記録だの観測以来だのと、思いのほか寒かった今年の冬、とりわけ春の訪れが待ち遠しい如月晦日の夜である。

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2018.2.25 あれやこれやフル活動の日曜日

2018-02-25 22:34:59 | 日記
 昨夜始めて浸かった新しいお風呂は至極快適。極楽のバスタイムを過ごした。暖房が入るので、寒くない。あれこれしていても全く大丈夫。座って腰湯をしたり、肩まで浸かって足を伸ばしてみたり。これからはますます長風呂になりそうな気配である。

 さて、今日は日曜日にもかかわらず、早起き。朝食を済ませ、洗濯を干して片づけも途中でリフォーム営業Sさんをお迎えする。最終支払額を確認し、内装部分でイマイチうまく仕上がらなかった追加工事の打ち合わせをして、無事お帰り頂く。

 そしてお楽しみ、Wさんのマッサージサロンへ向かう。先月はゼローダの副作用が酷く、体調不良で1週間延期したため、今月は2回目。前回は体調不良からまだ脱していなかったけれど、おかげさまで大分復活した姿をお見せすることが出来た。
 今日もこの3週間の報告をしながら、あっという間にウトウト。頭も肩も背中も丁寧にほぐして頂き、2回目来店サービスでアロマハンドマッサージのサービスも。手は相変わらずの発赤とチリチリした痛み。朝リンゴを剥きながら左の親指先に傷つけてしまい、そこを外して頂く。
 来月の予約をしてハーブティを頂き、サロンを後にする。

 お昼は駅ナカカフェで軽く済ませ、最寄り駅に戻ってリラックスヨガのクラスに参加。顔なじみの方もいらして、親しくお喋り。昨日に引き続き、心地よい時間を過ごした。

 シャワーを浴びてさっぱりしてから夫と待ち合わせて、都心の百貨店の内覧会へ向かう。とりあえず目星だけつけて、カフェで喫茶して態勢を整える。その後夫が気に入ったというバッグを買い、レストラン街でのんびり釜飯の夕食。

 夕食の後は、私が目を付けていたブラウスとアンサンブルを購入し、先日デビューしたばかりの座席指定、自宅最寄り駅まで最速30分という私鉄のライナーに初乗車して帰宅した。
 鉄男の息子にLINEで写真を送ると、すぐにレスポンスがあった。
 
 結果、朝から夜までほとんど一日出ずっぱり。それでも昨日までの隠居生活から脱して、お風呂リニューアルの打ち上げと称して買い物もして、いい気分転換になった。
 明日からまた新しい一週間。今日も寒かったのでまだ毛皮のコート等を着込んでいるが、気づけば週の後半からはもう3月だ。テンプレートも遅ればせながらお雛様にした。

 日は長くなり、春は近づいている。一月後には桜も咲きそうだ。
 沢山の感動を頂いた平昌オリンピックも早くも閉会式。選手たちの素晴らしいパフォーマンスや色々なエピソードに涙も誘われた。その頑張りに改めて感謝する夜である。
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2018.2.24 浴室周りのリニューアル、ようやく完了・・・

2018-02-24 22:19:18 | 日記
 土曜日。朝一番でお風呂工事の仕上げの職人さんが、同時並行で脱衣所、洗面所周りの内装工事の職人さんが来訪ということで、今日も早々と起床。洗濯機を空にしておくためにあれこれ放り込んで1回廻し、干しあげる。

 朝食を済ませて、ほどなくすると職人さんが2人見えた。夫はDIYのお店に自転車で繰り出して、脱衣所の物置台を加工する買い物に。その間、営業のSさんが顔出し。内装で相談があるので、ご主人は?というけれど、あいにく出かけていて、間もなく帰りますが、と携帯に電話したタイミングで夫が帰宅。夕方も検査のためまた来訪されるという。土曜、日曜のないお仕事、大変なことである。

 私は相変わらずお留守番でリビングに籠城蟄居。お天気は良いが、風が強い。ベランダの洗濯物が飛ばされそうである。
 おかげさまで、終日リビングに詰めざるを得ないため、他にすることもなく(月末に近づき、読んでいない本も手持ちがなくなってしまった。)、昨日今日で年末からかなり溜まっていたビデオ視聴を消化することが出来た。

 けれど、家に居れば勧誘やら何やらの不要不急の電話は鳴るし、作業の合間に度々呼ばれるし、水が止まるし、お湯は全く出ないし、お茶出しのタイミングを伺ったり。そこへもってきて自由にお手洗いに行くことも叶わないので、朝食後の水分は一切摂れず、かなり窮屈な状況である。

 昨日までの職人さんたちのように、お昼休みには1時間ほど出かけられると思ったら、ノンストップで作業をされるつもりと聞いて、びっくり。お出しした午前のお茶やお菓子も手付かずで、黙々と作業を続けておられる。洗濯機の置き台を掃除したいので、と30分だけ出てきて頂いた。その間にお手洗いを済ませる綱渡り。もう膀胱炎になりそうだ・・・。
 
 こうして丸々3日かかってようやく作業が終わったけれど、浴室に2日半、内装に丸一日。職人さんの人数を加味すれば、4.5日の勘定。
昨日今日と2日に渡る籠城蟄居でかなりストレスフルになっている自分にびっくり。まあ何もすることなく、マイペースで好きな時に食べ、好きな時にお手洗いに行き、ということが出来ないから、ずっと緊張していて休んでいる気はしない。これでは本格的にリニューアルするなんぞということは、もうとても考えられない。

 昼は夫がラーメンを作ってくれて、午後はゆるゆる夕食の支度をし、取り込んだ洗濯物を片付け、さすがに酸欠状態に。夕方から気分転換のために美脚ヨガのクラスに出かけさせてもらった。
 汗をかいてリフレッシュ。ようやく外の空気を吸って、癒された。参加人数も少なめで良かったし、おまけの10分ヨガ(今月は腹筋トレーニング)にも参加してきた。

 家にいるのが嫌いということでは決してないし、むしろ一人でお留守番をしながら本を読んだり、テレビを見たりするのは子供の頃から好きなことだけれど、毎日家の中でひたすらじーっと息を殺しているというのは、今の私にはとてもハードルが高いことを実感した3日間だった。

 夫からLINEで、工事が終わったという連絡があったのがヨガのクラス終了と同じ6時半過ぎ。予定では4時には終わるということだったので、ハウスクリーニングもお願いしていたけれど、遅くなったし、自分でやりますということにしてキャンセルし、夫が自分で掃除機をかけて拭き掃除をしてくれたという。

 帰宅後、夕食を終え、緊急避難であちこちの部屋に分散していたあれやこれやのものを脱衣室等に戻すのにまた結構時間がかかって、草臥れていったん休止。
 結局、これからようやく新しいお風呂に浸かれることになる。

 ゼローダを3日服用し、ちょっと気になることと言えば、昨朝あたりから足裏の力がかかる部分の皮があちこち剥けはじめたこと。手は水仕事やら無理に圧をかけるようなことをしなければ痛みは大分治まっているのだけれど。油断大敵である。
 
 明日は朝一番で営業のSさんが確定支払残金額の書類を持参とのこと。その後にも午前中からあれこれ用事を詰め込んでいる。土日に朝寝坊が出来ないのはちょっと辛い。月曜日からの新しい1週間に備えてきっちり充電しなくては。
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2018.2.22-23 浴室リフォーム進行中

2018-02-23 20:25:19 | 日記
 木曜日。通常通り出勤。朝からかなり冷え込んでいる。霙交じりの雨がぱらついていた。
 一方、夫は1日休暇を取り、浴室リフォームの工事対応のため籠城蟄居。朝一番に2人の職人さん、途中から電気工事の方1人が見えて、お昼休みを挟んで合計9時間の滞在。私が帰宅したときもまだお仕事中だった。

 古い浴槽が解体され、新しい壁や浴槽が借り置きされている感じで1日目は終了。
 お2人が帰ってから、夫と最寄り駅前からシャトルバスに乗ってスーパー銭湯へ向かった。そもそもお風呂工事の間、入浴出来ないのでは困る、ということでこちらの回数券を買ったのだけれど、ようやくその目的が果たせたといったところ。

 年明けからは、私の手足症候群のおかげで残念ながら長湯は出来ないし、手足を出したまま入るのはどうも格好悪いということで、すっかりご無沙汰していた。夫はようやく外の空気が吸えると、喜んでいる。確かに一日家に詰めていたら息がつまりそう。
 夕食もこちらで済ませ、いざ大浴場へGO!である。

 朝からゼローダ4錠で再開したが、まだそれほど酷い症状は出ていないので、久しぶりに沢山の種類の湯船を愉しんだ。
 帰りはタクシーで家まで戻る。芯まで温まったとはいえ、お風呂から出て時間が経つと「あ、この後、家のお風呂には入れなかったのだ」と当たりまえの事を思う。
 洗濯機を空にしておかないと、と洗濯を済ませ、就寝。

 金曜日。今日は交替で私が終日休暇を取得して、工事の職人さん対応。9時ちょうどにお一人いらした。暫くすると、営業のSさんが顔出しされる。今日は仕上げなのでお一人の作業で充分なのだという。ちょっと打ち合わせをされて帰って行かれた。

 リビングから他の部屋に行くには、リフォーム作業たけなわの浴室前の廊下を通らなけれならない。それでは職人さんの邪魔になるかも、ということでリビングからほぼ出られない。浴室に隣接しているお手洗いに行くのも憚られて、水分補給をなんとなく控えてしまう。あまり身体によくない。
 ゼローダ内服2日目。早くもなんとなくお腹が緩くなってきた。とはいえ、3分の2の量だからこれで前回1日飲んだと同じ量である。

 お風呂場のドアのサイズが若干小さくなった。浴室の窓枠を付け替えたら、これまで付いていた網戸は使えない模様。夏になる前に家じゅうの網戸を取り換える工事も必要かな、と夫とLINEでやりとり。

 工事が予定より大変だったのか、終了予定時間より1時間半近く延長。明日も朝一番で最終仕上げにみえるとのこと。大変なことだ。お茶出しは3回。それでもなんとなく新しいお風呂場の全容が見えてきて、明るくゴージャスでいい感じ。
 明日は脱衣所、洗面所の内装工事。夜には新しいお風呂に入れるという。今から楽しみなことである。
 結局、職人さんがお昼に出かけた時に、生協のお届け品を取り入れて玄関の外に出ただけ。ようやく夕食を済ませ、外の空気を吸いに今日もこれからスーパー銭湯へGOである。
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2018.2.21 採血後診察、ハーセプチン191回目(3倍量再開3回目)、明日よりゼローダ3クール減量で再開

2018-02-21 21:52:29 | 治療日記
 昨夜は、2か月ぶり、今年初めてSさんの瞑想ヨーガクラスに参加した。定時まで仕事をしてから都心に向かうのは、しんどくないと言えば嘘になるが、参加すると何ものにも代え難い90分だと痛感する。指導者養成コースのメンバー5人を含め、常連さんや新人さん10人の参加者で贅沢な時間。充電し、リラックスし、癒されて幸せになった。

 実際に自分で90分のクラスを受け持ってみると、Sさんのクラスが学びや気づきで溢れていることに気づく。放電するばかりだと自分の中身が枯渇していく。やはりSさん直々のクラスに出て随時充電をしないとだめだな、と実感する。
 粗大なものである身体(つまりはアーサナ)や呼吸、細密なものであるプラーナ(エネルギー)等にフォーカスをあててチッタ(心、感情)を静めていく。帰命敬禮、ラクダのポーズ、兔のポーズから頭立のポーズの練習をし、キールタンは自愛の女神ラクシュミーを。素晴らしい時間の余韻に浸り、しばしぼーっとするのはいつものこと。体調不良から復活してなんとかこうしてまた来ることが出来て良かったです、とお礼のご挨拶をしてスタジオを後にする。

 Hさん、Aさんと駅までご一緒する。Hさんとは同じ私鉄で乗換駅までご一緒し、その間もお喋りが尽きない。昼休みに職場で瞑想ヨーガのクラスを開いておられるということで、教える立場になっての気づきや学びについてお互いに話が弾んだ。

 病院最寄り駅に到着し、ホテルにチェックイン。いつもの宿でなく久しぶりに泊ったホテルだったのだが、なぜかシングルをツインにアップグレードして頂き、広々とした部屋でゆっくり湯船に浸かり、心地よい疲れを流しつつ、大きなベッドでぐっすり眠ることが出来た。

 目覚ましが鳴る前に目が覚めてそのまま起床。夫にモーニングLINEをするとすぐに既読になって安心する。浴槽足湯の支度をし、手足のケアをしてから、部屋で新聞を読みながら朝食を済ませる。母にご機嫌伺いの電話をし、朝の連続テレビ小説を視てから、チェックアウト。今朝は予報通りかなりの冷え込みだ。

 IDカードを通して採血受付に出向く。番号を取ると、10人以上待っていて9分待ちと出ていた。コートやストールをエコバッグに入れて態勢を立て直す。ほどなくして採血室へ入った。久しぶりに臨床検査技師のYさんが担当。今日は5本だそう。針刺しも抜針もまあまあの感じ。珍しく出血がすぐに止まらなかった。

 向かいの腫瘍内科に移動。受診の相談している方がいて受付に時間がかかった。今月初めてなので保険証のチェックも。まだほとんどが空席だったので、無事定位置を確保して読書開始。
 今日の御伴は池谷裕二さんの「脳には妙なクセがある」(新潮文庫)。
以前「脳はなにかと言い訳する」が面白かったのを覚えていて手に取った。笑顔は“楽しい”を表すのではなく、笑顔を作ると楽しくなる、というのは日々実感している本当のことだ。快適に生きるため、気鋭の脳研究社が解説する最新知見という触れ込みのとおり、興味深く読み進めた。

 化学療法室のKwさんがヒアリングに来てくださる。「ワセリンはどうでした?」と問われ、「おかげさまで唇はすっかり良くなりました。まだ手足がイマイチですが」とご報告。採血後、40分ほどして血圧測定。97-59、脈拍は72。その後、15分ほど読書していると中待合へどうぞ、と番号が出る。
 30分ほどして先生がお顔を出された。朝の受付から先生にお目にかかるまで今日は2時間弱。
 
 「さぁて、復活しましたか。」と言われ、「おかげさまでお腹の調子、唇はよくなりました。少しずつ良くなっているとはいえ、手足はまだ痺れと痛みがあります。」と言って手袋を取り、お見せする。「これでも大分良くなったのですが」と。
今日はタイツでなくレギンスとハイソックスを履いてきたので、足の裏も診て頂く。「うーん、まだ結構きていますね・・・」と仰る。歩いているとジンジンするのだから当然か。
 予定通りハーセプチンをしましょう、そして薬ですが・・・と相談の時間。先生は6錠を5錠にしたいご様子だったが、心づもりどおり4錠にして頂き、14日間を10日間に減薬することで合意がとれた。これでも途中できついと思ったら迷わず止めて良いとのこと。そして次回以降、一日置きにしてみますか、と仰る。「1日置きという飲み方もあるのですか?」と問うと「いや、オリジナルです・・・」とのこと。

 「1日置きだと休薬はなし、ということですか」と更に問うと、「まず1日置きで休薬1週間、それが大丈夫なら1日置きで休薬なし、などとにかく続けられるように工夫していきましょう。」とのこと。そうか、オリジナルか。それでも何よりうまく副作用をかわしながら続けることが大切である。

 診察室での検温は6度8分。「採血結果はどうでしょう。」と訊くと、特に変わりなしとのこと。マーカーは前月上がった分が下がっており、12月より若干低い値だった。「効いていると考えていいのですかね」と問うたが、明確なお答えはなし。白血球は4,300で、好中球も2,000ほど。全く問題なしである。貧血も赤血球が12.4でが前回より改善されている。

 薬を飲み終わった後も朝昼晩としっかりミヤBM錠を飲みたい、とお願いして今回も3週間分処方して頂く。ヒルドイドのローションとゲルも多めに、そして、アンテベート軟膏(強めのステロイド)とローションを一対一で混合したものを前回の倍量出してくださった。たっぷり塗りなさいということだ。最強ステロイド、デルモベートクリームはまだ使っていないので、今回はなし。
 さらに唇の裂傷や口内炎対策として出して頂いたワセリンもまだ十分に残っているので、なし。ゼローダは4錠×2回の10日分、前回の最終日夜の6錠が余っているので、差し引いて9日分と2錠が処方された。まあ中止することはあっても飲み足すことはあり得ないので、余剰なしでOKである。

 次回は3週間後。採血・レントゲン撮影後ハーセプチンである。マーカーが下がってくれたので、それに対応して、減量しても肺などの病変が小さくなっていることを望みたい。
 「3週間に1度(の通院)だと、(負担は)違いますか」と問われ、「隔週だと今週はなし、来週で、すぐという感じですが、3週間に1度だと大分違い(楽になってい)ます。仕事も年度末で忙しく疲れ易いですし、患者会で瞑想ヨーガをお教えすることになり、手足の痛みと痺れは、踏ん張れないのでとても辛いです。足元がヨロヨロしてしまい、見本になりません」と言うと、「ほお、それは凄いですね。瞑想やヨーガは化学療法の副作用を緩和する、というエビデンスがあるんですよ」とお墨付きを頂く。
 ご挨拶をして診察室を出、化学療法室へ。

 まだそれほど混んでおらず、ほどなくして看護助手さんから窓側の通路側のリクライニング椅子に案内された。
 お手洗いを済ませ、態勢を整えて夫やお友達に報告LINE。薬が届くのを待つ。
 Okさんが「どうだった?出来た?」と訊きにいらっしゃる。「おかげさまで土曜日に無事やってきました。」と言うと、「それは良かった。心配だったから、何よりでした。」と喜んでくださるので、調子に乗ってスマホで患者会の活動レポートをお見せする。
 針刺しは20分ほどしてヘルプに入っているSさん。お上手で痛まないのでラッキーである。

 ほどなくして薬が届き、ハーセプチンと生理食塩水で1時間半。本を読み終えて、無事に点滴が終わり、Okさんに血圧を測って頂くと、114-70、脈拍は62。そのまま抜針をして頂いたが、今日は不思議にちょっと衝撃があった。

 病院滞在時間は4時間強。会計書類を腫瘍内科受付に出してから、時間を見計らって自動支払機へ移動。採血、点滴の3割負担、4万円強をカードで支払う。
 外に出ると曇天。寒い。薬局に入ると、人で溢れている。ああ、今日も大分待つな、と覚悟し、NHKで女子フィギュアをLIVEで鑑賞。日本人の2人は大健闘だ。10人以上待っており、今日もいつもと同じでどんどん後から抜かれて1時間以上かかる。ゼローダの副作用が酷く減薬になったこと、副作用対策で保湿やステロイド、整腸剤が出ていることをお話する。
 今日も全部で5種類、6袋。それなりの量である。それでもゼローダが半分なので1万円ちょっとで前回の半額をカード払い。

 病院と薬局の合計滞在時間は今日も5時間半。疲れて眠くなってくる。また明日から下痢で食事が思うように摂れないとなると、しっかり食べなくては・・・と途中駅で下車して肉も野菜もお茶も甘いものも、と欲張って時間をかけてたっぷり頂いた。

 夕飯のお弁当や明日から始まる浴室リフォーム工事の職人さんたちへのお茶菓子等も買いながら帰ったので、帰路は夫と一緒になった。大荷物だったので、彼の自転車に荷物を載せてもらい有難かった。

 明日は夫が、明後日は私が交代で一日休暇取得の予定。土曜日には内装工事も終えて、夕方には新しいお風呂に浸かることが出来る。
 そんなわけで、今日は四半世紀近く頑張ってくれた今のお風呂とお別れの夜。しっかとご挨拶をして休みたい。
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