ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2014.6.30  異動の季節に想うこと

2014-06-30 20:06:09 | 日記
 私たち一般職員の定期異動は、年度末・年度始めのドタバタの時の4月1日付、が常である。もちろん、特別な事情があって、不定期に異動発令せざるを得ないこともあるし、管理職は別枠で7月16日、というなんとも給与担当者泣かせな日程があったりもする。
 私自身は、休職明けで中途半端な時期に復帰したということもあったが、今のポストに就いて早くも5年が経過した。30年近く勤め続けてきて、最長記録である。

 私が勤務する大学では、かつての多数派だったいわゆる“都派遣職員”の解消計画が着々と進んでいる。派遣法により、通常は5年が派遣期間満期であるが、公立大学法人化するタイミングでこの職場にいた職員に限って、最大10年の長期にわたり、法人に派遣されながら地方公務員の身分でい続けることが出来る。今年度末がその10年の期間満了になる。
 この計画遂行に伴い、今後の大学運営の要となる法人固有職員の採用が年々増えてきて、法人化10年目を迎え、その数は逆転している。今後、どんどんこの傾向が強くなってくる(いずれは固有職員だけの職場になる)わけだから、少数派になるのも時間の問題・・・、というよりも既に少数派の悲哀を感じることも多くなっている。

 まあ、ご多分にもれずどこの職場も年度末・年度始めが忙しい。特に学校関係はその最たる職場だろうと思う。
 そんなわけで、固有職員の異動は最繁忙期を外して、少し仕事が落ち着いた時期、即ち7月1日に実施するようにしていく、という方針が掲げられた。そして、ぼつぼつそれが定着し始めてきた感がある。
 もちろん、年度末・年度始めの人事異動表よりも断然小規模ではあるが、固有職員の間で、育成方針を立てながらジョブローテーションをさせることが出来るようになってきたということだ。

 今回、7月1日付異動発令の内示は先週の月曜日、すなわち8日前に出された。たっぷり1週間という猶予期間があれば、それぞれが引き継ぎの準備をするにも十分だろう。職員同士のネットワークも随分充実してきているように見えるので、頼もしいことだ。

 この事務室でも該当者が数名。たとえ自分が異動しなくても、周囲は少しずつ変わっていく。
 明日からちょっと目の前の風景が変わるのが、また楽しみなことである。

 さて、先ほど夫が京都から無事に帰宅した。今日は1時間目のみが授業だという息子と、昼前に待ち合わせをして観光する予定だったが、息子がお腹を壊したため、急遽取りやめて下宿の部屋でのんびり過ごしてきたとのこと。
 この3日間の写真をスライドショーにして見せてもらったが、父子水入らずでたっぷり愉しめ、いい思い出づくりが出来た模様。夕食時のお喋りが、幸せな息子との時間を物語っていた。不肖、財務大臣としては何よりである。
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2014.6.28-29 独身貴族の過ごし方~土曜出勤、日曜リフレとプチ虹のサロン+α

2014-06-29 22:45:23 | 日記
 土曜日。大学院入試説明会で出勤だというのに、あいにくの雨模様。それも小降りというわけではなく、朝から土砂降り。少し治まったりしながらも止む気配なく、ずっと降り続いている。
 雨だし荷物が多いし、と京都行のために最寄駅までタクシーを呼んだ夫が、「ついでに一緒に乗って行けば」と大学経由で回ってくれて、そのまま「行ってらっしゃい」と別れた。
 説明会は例年この時期の開催だから、梅雨の真っ只中で雨が心配の種ということは当然なのだけれど、これまで5年の間、こんなに酷い雨降りだったことがなかった。ラッキーだったという以外の何物でもないのだが、私はどちらかと言えば晴れ女なのだ。
 が、今日は一日降ったり止んだりという予報どおりだった。

 大看板にビニールカバーをかけるなど雨対策が必要なので、普段より準備に時間がかかる。例年のことながら大学院生も助っ人に来てくれて、本当に有難い。
 さすがに悪天候の中、出足が鈍く、出席人数はこれまでで最低。それでもお昼をゆっくり食べる時間もなく、片付けやら集計やらであっという間にドタバタと一日が終わった。とりあえず終了し、なにはともあれホッと一息。
 今日は帰宅しても一人だし、ということで仕事がひけてからヨガスタジオへピラティスのレッスンに向かった。
 初めて参加の方が多くて、いつもとはまた違う雰囲気だったけれど、しっかり汗をかいてさっぱり。また傘を差しながら、帰宅した。

 さて、夫や息子とのLINEのやりとりによれば、定刻通り京都駅で合流し、その足で大阪方面へ移動。なんといっても息子がチビの頃、一番最初に買ってもらった特急のおもちゃが大のお気に入りの「南海ラピート号」。鉄仮面のような濃い青の車両に乗って、ご機嫌で関空を往復したのが懐かしい。そのラピート号、今回、20周年記念の真っ赤な特別塗装車両が走っていると聞き、わざわざ乗りに行ったのだ。
 車内でおにぎりを頬張っていたり、空港のカフェでお茶をしていたり、フォトスポットの踏切付近で写真撮影をしたり、大阪に戻ってテーブル一杯の焼肉を目の前にした満足そうな写真が送られてきたり、(私がいなければいつも彼らのご馳走は焼肉である。)男二人でしっかり愉しんでいる様子。
 下宿に戻り、夫は息子の部屋に泊まった。あの狭い部屋に一体どうやって布団を敷いたのやら・・・。さすがに小さすぎるお風呂には入らずに銭湯に繰り出した模様だ。

 かくいう私は一人でありあわせの夕食を摂り、撮り貯めたビデオを観てまったりとした土曜の夜を過ごした。

 そして、今日の日曜日。一人でいつもと同じ時間に起き出し、洗濯機を2回回し、ざっと掃除を済ませる。夫からは、先週息子の部屋で干してきた洗濯物が相変わらず干しっぱなしであった(ベランダが天然クローゼットといおうか)旨、証拠写真と共に送られてくる。結局、今日も本人はまだ寝ている中、夫が洗濯機を回したそうな・・・。

 土曜出勤を労うために予約していた朝一番のリフレクソロジーで昨日の疲れ、そしていつもの目、肩、腰の凝りをほぐして頂いた後は、その足でプチ虹のサロンの定例会ランチに向かう。外はいきなり真夏の陽射しだ。
 久し振りに4人揃って美味しいフレンチとワゴンのデザートを頂く。メンバーの近況報告でちょっとショックなことがある。そして気付けばあっという間に3時間ほどが過ぎている。外が急に真っ暗になったと思うと、酷い雷雨になる。
 その間、夫と息子は比叡山まで足を延ばし、ロープウェイだ、ケーブルカーだ、琵琶湖だと忙しくも愉しんでいる写真が次々と届く。

 更に、こんな機会でもなければ日曜の夜に都心で夕食を摂るなどということは出来ないので・・・、とお友達とのお誕生日会。まったりと和食を頂く。こうして今日もまた性懲りもなく、午前の部、午後の部、+αで夜の部、と目いっぱいの予定を詰め込んでしまった。もちろん自業自得であるので、疲れた・・・などという台詞はご法度である。

 息子はかれこれ3か月美容院とご無沙汰中。さすがに先週会った時には帽子を被っていたが、以前と大分ヘアスタイルが変わっていた。何分慣れない土地で美容院に行くか、理容室に行くか、どこが良いのかも分からず、決めかねている様子。夫にはいくつかの候補を連絡して付き合ってやってくれないか、と頼んであったが、一日遠出をしたのなら、また髪の毛は伸びる一方だろう。

 そんなこんなで独身貴族(もう死語でしょうか。)の土日は終わらんとしている。
 明日からまた新しい1週間が始まる。

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2014.6.27 体調管理が至上命題・・・週末雑感

2014-06-27 20:30:05 | 日記
 沖縄地方は早くも梅雨が明けたそうだし、息子の住む京都地方は空梅雨で連日真夏日というけれど、こちらはしっかり梅雨模様。毎日かなり湿度が高く、雨が降らずとも今にも降り出しそうな、どんよりしたお天気が続いている。
 洗濯物が安心して外に干せないのが、例年のことながら本当にストレスだ。
 そして、こういう気候だと普段元気印の人たちも目に見えて体調が悪いようだ。職場で向かいに座っているワーキングマザーは水曜日から9度の高熱で、今日も出勤出来なかった。ずっとお子さんの具合が悪かったり、怪我をしたり、と疲労が蓄積していたのだろう。気付けば、母は自分のことは後回しになるのだ、と改めて思う。

 さて、週末の金曜日は気の置けない職場仲間たちと学内レストランでのんびりランチをするのが今年度のお楽しみイベントになっている(最近、学内者サービスとしてランチも予約が出来るようになったので、以前のような待ち時間のロスがなくなった。うまくすればデザートまで愉しむことができる時間が出来たのだ。)。
 が、今朝は胃腸の調子が悪くて、腰痛が酷くて・・・という連絡が相次いで入り、一人で行くのもちょっと・・・と、結局、流会とした。

 今週は明日が大学のイベントで出勤。そのため、まだまだへばっていられない。代休を先取りしたので、具合が悪くなるわけにはいかない。そもそも、明日私が出勤しないことには、イベントが実施出来なくなってしまう。体調管理が至上命題である。

 再発治療を続けながら、細々とでも仕事と両立させるために、体調については日頃から気を付けていることもあるけれど、おかげさまで寝不足も解消され、週の初めのヨレヨレ状態からは脱することが出来た。普段なら金曜日・・・、ようやく今日でおしまい!ということでかなり青息吐息になっているのだけれど、今週は「土曜日もある、土曜日もある・・・」と念じてきたので、まあ、人間、気の持ちようで結構いけるものだな、と思う。
 お腹の調子も胸痛もそれなりに落ち着いていて、顔の湿疹も、鏡を見ればポツポツと出てはいるけれど、目に見えて酷くはなっていないのだから、上出来な体調である。

 明日から夫は2泊3日で京都行き。
 昼過ぎに到着早々、鉄男君ならではの楽しい予定もあるようだけれど、父子の2人旅も久しぶりのことだ。まさか息子が大学生になって下宿を始めるとは思っていなかった夫は、受験生を脱した息子と遊ぶのを楽しみにしていたのだから、目一杯愉しんできてほしいと思う。
 
 私はといえば、そんなわけで、自分のことだけに構っていればいい有難い週末である。
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2014.6.24-25 なかなか疲れがとれず、眠くて眠くて

2014-06-25 20:30:55 | 日記
 昨日から通常通り出勤。
 2泊3日の京都行きが思いのほかハードスケジュールだったせいか、疲れ過ぎたようで、帰宅した夜はなかなか寝付けずじまい。すっかり寝不足で身体が悲鳴を上げている。
 朝から、土曜日の仕事の準備で力仕事をしなくてはならず、じっとりと汗をかく。休み明けの昼当番で昼食もいつもより1時間遅く、なかなかリズムが掴めない。

 リフレッシュの為に、夜のヨガクラスを予約していたが、とてもそんな元気は残っておらず、あえなくキャンセル。いつまた酷い雨が降り出すかも判らない空模様の下、なんとか定時まで頑張ったけれど、もうぐったり・・・。

 帰宅後、一服もせずにそのままの勢いで夕食の支度をする。夫の帰宅がいつもより遅かったので、用意をした後には少しだけ休む時間があった。
 患者仲間のお友達からLINEのメッセージ。CT検査の結果、不変であることが判り、治療変更の必要がなくなった、という嬉しいお知らせだった。今回は治療変更も覚悟している、と聞いていたので、本当に良かった、と安堵する。
 先日も、あるタレントの奥様が6年にわたる乳がん闘病の末、47歳で亡くなったというニュースに接した。哀しいかな、40代、50代の女性の訃報は圧倒的にこの病気が多いように感じる。
 それが現実なのだ、と思う。

 食事を摂りながらも眠くて眠くて、意識が遠のきそうになる。かといって、食後すぐに入浴も出来ないし、就寝前と決めて飲んでいるタイケルブは、食前食後1時間は避けるのが必須。出来れば食後2時間は空けたいと思っているので、リビングで眠気覚ましに録画したビデオを見始めるが、知らないうちにウトウトしてしまって、何度も巻き戻して見直す始末。
 なんとか1時間半を繋いで入浴し、食後2時間ぎりぎりでタイケルブを飲んで、そのままベッドへ直行した。

 そして、今日。
 一度夜中に目覚めたけれど、その後なんとか目覚ましが鳴る迄眠ることが出来た。夫がいつもより早い電車で出かけたから、少しゆとりを持って支度が出来る筈だったのだが、片づけものをしたり、とモタモタしているうちに、結局いつも通りになってしまった。
 私がこれだけ疲れ果てているのだから、同行した実家の母はさぞや、とご機嫌伺いの電話をしたところ、さすがに昨日は疲れていたけれど、今日は元に戻ったとのこと、張りのある声なので、お見それしましたという感じ。ほっとして家を出た。

 今日の午前中は会議と説明会、午後からは土曜日の準備で潰れる。
 こうしていつもどおりに仕事が始まり、あっという間に6月も終わりに近づいてきた。2014年も早くも折り返し地点だ。
 お天気が不安定で、この時期なのに都内で大量の雹が降ったと聞き、びっくりする。気圧変動が激しい時にあまり無理をするとまた胸痛が酷くなりそうだ。
 よく眠れる時は身体が睡眠を欲している証拠。夜更かしせずに、素直に眠気に従って早めに眠って体力温存を図りたいと思う。
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2014.6.23 最終日もてんこ盛り・・・お疲れ様で、無事帰京

2014-06-24 19:47:23 | 
 昨夜はお寺参拝の度の石段の上り下りでかなり足が疲れたこともあり、マッサージのお世話になる。母は齢80歳にして初めての体験だったというが、随分楽になった模様。入浴を済ませていたので、マッサージが終わりそのままベッドで熟睡出来たようだった。
 私は施術前の入浴が間に合わず、慌てて足湯のみ済ませてから母に続けて施術してもらった。マッサージが終わり、そのまま玉砕するわけにも行かず、入浴。結局、ベッドに入ったのは日付が変わりそうな時間になってしまった。

 朝は夫がモーニングコールは不要ということに甘えて、遅くまで眠らせてもらう。ふと、心配になって息子に電話を入れると、なかなか出ない。寝ぼけ声でようやく出てきたが、あの調子では朝食を会館で摂る時間もなく、そのまま大学へ向かったのではないだろうか。

 私たちは、朝食前にざっと荷物整理だけ済ませ、今日は京懐石のレストランで朝粥を頂く。ここで頂いた潮ふき昆布や梅じゃこがとても美味だったので、この手のものに目がない夫や、朝食は和食党の父にお土産として購入。夕方までベルキャプテンで冷蔵の上、他の荷物とともに預かって頂けることになった(が、あとでこの裏技に祟られることになるとは・・・)。
 食後、ホテルのアーケードで留守番の夫や父に京菓子等を買い、荷物をまとめてチェックアウト。息子の1限が終わる頃に大学に到着するようにタクシーに乗り込む。

 今年、こちらは空梅雨とのこと、とても良いお天気どころか、日差しが照りつけ、湿気も高く、少し歩くだけでクラクラしてくる。キャンパスを行き交う学生たちは短パン、サンダルの軽装も目立つ。
 入学式に訪れて以来、3カ月弱で、桜の木もすっかり緑が濃くなっている。紫陽花が満開だ。息子にLINEで連絡すると、4限の準備で忙しく、とても時間が取れないというつれない返事。せっかく祖母(母)も来たのから顔だけでも見せてくれたら、と思ったが時間が読めない、というので諦める。
 それにしても、財布を忘れてまた下宿に戻ったというのだから、朝はよほど慌てて出かけたのだろうと呆れてしまう。
 とりあえず、母には食堂や彼の学部棟、図書館や生協等を案内し(それにしても、大学のキャンパスには似つかわしくないかなり異質な母娘連れに映ったに違いない。)、写真を撮って小一時間でキャンパスを後にし、タクシーで金閣寺参拝に向かう。

 母は高校の修学旅行以来だとのこと。そういえば、私もそうかもしれない。お互い数十年ぶりの参拝だ。濃淡の緑の中に金色に浮かぶ舎利殿は写真の通り、変わらぬ美しい姿を水面にも写している。が、訪れている人は見れば、皆中国、韓国の方ばかり。ぱっと見日本人か、と思っても言葉が全然違うので、ここはどこ?という気分になる。それ以外は全国からの修学旅行生で溢れている。息子もよくブツブツ言っているけれど、本当にマナーの悪さに驚くばかり。傍若無人に振る舞う彼らの近くでは、写真を撮ることもままならず、暑さと湿気でがっくりしてくる。
 先日だったか、被爆地に修学旅行に出かけた男子生徒が、案内の方に暴言を吐いたという事件があったけれど、ボランティアで説明しているおじさま方の話は一切聴かず、やりたい放題の中学生たちを見ながら「本当に大変ですね・・・。」と声をかける。まあ、中学生に歴史の勉強、神社仏閣をしっかり見よというのも難しいのかもしれないけれど。
 警備の方に、母と一緒の写真を撮って頂いたが、びっくりしている私たちに教えてくださったことには、この時期、一般の日本人客はおらず、外国人観光客か修学旅行生とのこと。夏休みに入るとまた日本人観光客が戻ってくるようだ。
 最後に、前日に続き一字写経で般若心経の字を書いてきた。私は「明」で「心願成就」、母は「亦」で「家内安全」と。

 とうにお昼は回っていたが、朝食が遅かったこともあり、まだお腹が空かない。以前、お友達に教えて頂いて以来、すっかりファンになった和菓子店の実演お休み処へ向かう。
 今月のお菓子は予想通り「紫陽花」をモチーフにした「あじさいきんとん」。色とりどりの紫陽花の花びらに雨滴を模した寒天がとても綺麗で涼しげ。いつもながら食べてしまうのがもったいないと思いつつ、お抹茶とともに味わって頂く。母もすっかり満足した模様。季節の掛け軸やお菓子が飾られた床の間を愛でて、ホテルに戻る。

 既に2時近い。4時の新幹線に乗るため、遅いランチタイムにして今回の旅は終了とする。前日に朝食ビュッフェを頂いたレストランでフレンチのセットランチを頂く。
 80歳の母連れとしてはかなり強行軍な旅だったが、無事に終わりそうで良かった、とホッとする。普段は荷物を持ってくれる有難い夫がいるが、今回は荷物を持ちながら、息子のご機嫌伺いもし、母のフォローもして、ということで、気が張っていたけれど正直きつかった。
 買い損ねたお土産を駅で買う時間等を逆算しながら、余裕を持って荷物を受け取ってタクシーに乗ってホテルを後にした・・・ところまでは良かったのだが、朝、預けた潮ふき昆布と梅じゃこの受け取りを忘れたことに車内で気づき、慌てて戻って頂く。10分のロス。気付いたから良かったものの、あと5分遅かったら諦めるしかなかったと冷や汗をかいた。
 それでもラッキーなことに車が流れており、20分前に無事、新幹線口に到着した。運転手さんは息子の大学の先輩だとのことで、これもまたご縁だったのかも、と母と話した。

 定刻通り新幹線が発車し、恒例のアイスクリームを頂きながらあっという間の2時間。往路は1冊薄い文庫を読めたのだけれど、さすがに帰路は疲れ切ってしまって、母となんとなくお喋りをするだけ。留守番の父に駅弁を買い、在来線に乗り換える。
 母だけでも優先席に座れればと思ったけれど、通勤時間帯の混雑と遅延でとんでもなかった。とりあえずしっかり掴まれる場所を確保して、乗換駅まで立ちっぱなし。すっかり顎が出てしまった。

 母と別れ、最寄駅に到着すると雨が降り始めていた。重い荷物とお土産を引きずり、タクシー乗り場へ直行。それにしても、今回は本当にタクシーのお世話になった。
 夫が既に帰宅しており、夕飯の支度までしてくれていて、私は旅の片づけ等に専念出来た。恐縮しきり。帰宅後、20分ほどして母から無事に帰宅した、との連絡をもらい、ほっとする。
 撮ってきた沢山の写真をスライドショーにして見せながら食事を済ませ、お土産のお披露目やら家計簿つけやらをしているうちにあっという間に時間が経過する。それでも、翌日からの仕事に備え、なんとか少し早めにベッドに入ることが出来た。

 今週末は、夫が1人で息子を訪ねることになっている。
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