ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2024.3.11 ドセタキセル+フェスゴ+ジーラスタボディポッド1回目10日後のこと 少しずつ社会復帰

2024-03-11 22:52:11 | Ruban Rose
 昨夜はブログアップ後、夫がかきたまうどんを作ってくれたけれど、あまり食欲がなく殆ど残してしまった。申し訳ない。作ってもらって食べられずに破棄するのが心苦しいので、ついレンチンや冷凍でいいよ、と思ってしまうのだけれど。
 今日に備えて早めに入浴し、ベッドに向かったけれどなかなか寝付けず。瞑想CDが終わっても眠れず。せっかく早くベッドに入ったのに、なんだかなぁという状況になった。

 今朝は平日仕様のスマホアラームが鳴る前に目が覚める。5時間ちょっとは寝られたか。就寝前にコデインを飲めば朝まで咳が出ないで眠れるようになった。凄いことだ。
 抗がん剤なんて絶対御免被る!と仰る人が結構多いけれど、こうして実際辛い症状が劇的に緩和されることを知ったら(一度でも経験したら)、そうもいっていられない。とはいえ、皆が皆、症状が出てから治療するわけでない。今のところ何ともないのにわざわざ副作用が酷い薬を投与するなんて嫌、と思うのだ。
 具合が悪い状態を治す、というのではなく具合が悪くならないように、具合が悪くなるのを少しでも先延ばしにする行う治療であるということは、なかなか理解するのが難しいのかもしれない。いざ症状が出てしまったら、本当に半端ではなく辛いのに。

 今日は午前中に、病気関連アプリを体験するに際してのZoomインタビューがあるので、寝坊はしていられない。BSで朝ドラを視て、ノロノロ起きる。あの日から13年、NHKの特集を視ながらまた胸が苦しくなってしまう。
 朝食を摂りながら、洗濯機を廻し、夫と一緒に干す。今朝で発熱予防として6日間処方されたクラビットも飲み終わった。明日からは自分の骨髄がまた自力で頑張り始めるタイミングだという。少し怠さが軽減してくれると良いけれど。口腔内乾燥が酷く、喉が渇いてたまらない。唇もパリパリして口元が切れて痛い。

 洗濯を干した後、事前に送付された資料等に目を通しインタビューの準備。咳込んでなかなか話せないと申し訳ないので、私の治療歴等は予めお送りしていたため、1時間予定のインタビューは30分ちょっとで終わった。これから2週間ほどアプリの試作品を使ってみて、その感想をお伝えするため再度インタビューの予定だ。
 インタビュー後、アプリの構成等をチェックして今日触った感想メモ等を作ったら、ちょっとぐったりしてしまう。その間、夫が一人で掃除機をかけ、いつもは私が担当する拭き掃除も頑張ってくれた。明日のんびりマイペースでやろうかなと思っていたので、有難かった。とにかくとても疲れやすく、直ぐに横になりたくなる。

 お昼はレンチンパスタとフリーズドライスープをリクエストして夫が準備してくれた。パスタは完食出来たけれど、スープは飲み切れず。
 私がゴロゴロしていたら夫はクリーニング屋さんに出かけ、帰りに私が好きなケーキショップで自分の好きなロールケーキをホールでお土産に買ってきた。朝食のパンが食べにくかったらこれを食べればいいよ、と。

 そうこうしているうちにピンポンが鳴る。今月1回目のお花のお届けだ。
 私の好きなラナンキュラスがピンク、オレンジ、紫と色とりどりで5本、赤い実が可愛いヒペリカムが1本、ピンクとオレンジのガーベラが1本ずつとタマシダの葉が2本。次回2週間後はお休みにして頂き、4月分も含めて料金をお支払いした。早速水切りをしてガラスの花瓶に活けたら、すっくと伸びて、綺麗だった。春だなぁと思う。
 日が陰らないうちに洗濯物を取り込んで、畳み、収納する。その途中に2時46分。黙祷する。

 お茶を淹れるのも大儀だったので、お湯を注ぐだけのインスタント珈琲等を飲んで胡麻化していたら、在庫がなくなった。買いに行く予定だったが、なかなか動けず、ドラマの録画を視ながらダラダラ。
 夫は、今日は先延ばしにしたジム(今月4回目)に出かけるので、夕食は10日ぶりに私が担当することにした(といっても、冷凍の餃子を焼き、頂き物のレトルトのふかひれスープを湯煎して、トマトときゅうりをスライスしただけ)。夫が出かけるタイミングで一緒に駅前スーパーに向かい、食べられそうなプリン等も買ってゼイゼイ言いつつ帰宅した。

 夫が帰って来る迄1時間ほど、お夕寝をしたかったけれど、あれこれ片付けているうちに結局20分だけ横になれたか。ご飯を炊いていると思いのほか早く帰って来た夫と、約束通りの時間に夕食を摂った。ご飯を炊いたのも10日ぶりか。
 食後、母にMeet通話。今日はデイサービスに行って夕食の片づけも済ませたとのこと。明日はヘルパーさんがいらした後、眼科に行き、その後にWさんサロンに行くトリプルヘッダーの予定(かなり無謀なプランではないか)だったというが、雨降りの予報なのでちょっと憂鬱だという。足元が悪いのに無理して滑って転んでも大変だから延期させてもらえば、と言ったらそうする、とのこと。

 夕食後は、1年ほどぶりに患者会リュバンローズさんのおしゃべりカフェに参加した。
 今日のお題は「自律神経を整える」。土曜日にお誘いのLINEがあり、今の私には必要だなと思うが、ここのところの体調不良でもしかするとドタキャンになるかも・・・とご了解頂いた上で申し込んだ。
 講師はマンマヨガで1度オンラインクラスを受講したことのあるゆっこ先生。椅子に座ったままで出来るゆっくりとした呼吸法を中心として簡単な左右屈や捩じり、肩甲骨や背中を緩める動きとヨーガのお話を50分ほど。1日の治療以来、殆ど身体を動かしていなかったので、咳は出てしまったけれど、気持ち良かった。

 ということで、あの日から13年目の今日は、治療後10日後で少しずつ社会復帰が叶った。
 明日はお籠りでもマイペースで家事復帰が出来るのではないかと思う。
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2023.2.8 おしゃべりカフェで指ヨガ初体験

2023-02-08 22:22:04 | Ruban Rose

 昨夜はドラマの録画を視た後、ささっと入浴してすんなり眠りにつけた。
 今朝も途中覚醒もなく、スマホアラームが鳴るまでよく眠れた。体調がすっかり良くなったな~と思うと、ああ、また来週には治療日がやって来る、である。

 夫を送り出し、夕食の1品を作る。ダイニングテーブル周りと後ろの棚の1枠のみ片付けをチマチマと。時間はそれなりにかかるが目立って綺麗にならないのが哀しい。
 メールチェックとネットの記事にざっと目を通した後、昨日途中まで観かけた邦画の残りを観る。2015年の作品「トイレのピエタ」。手塚治虫先生が死の直前までつづっていた病床日記に着想を得たオリジナル作品。美大を卒業するも画家への夢に破れ、窓拭きのアルバイトをしながらフリーターとして生活していた青年が余命3カ月を宣告される。偶然知り合った少女との交流を通して、生きる喜びや輝きを見出していくというもの。主人公は28歳、命を奪うのは手塚先生が罹ったと同じスキルス胃がん。色々考えさせられる。

 ピンポンが鳴る。生協のお届けだ。取り込み、収納してから遅めの昼食を簡単に摂る。注文品と一緒にどっさり届けられたカタログをざっと見てから処分。新聞を取らなくなったら、チラシも入らないし、紙ごみが随分減ったと思う。

 水曜日の午後はF先生のビューティヨガクラスだ。参加者は22,3人だったけれど、前後左右とも空いていて快適だった。呼吸観察からスタートしてじっくり身体を解していく。今日は最後の仰向けの前にうつ伏せの姿勢で股関節や肩周り、肩甲骨をしっかり伸ばす。最後のシャヴァーサナも気持ちよく快適だった。シャワーを浴びて階下のスーパーでちょっぴり買い物を済ませて帰宅する。
 ちょっと片付けてモタモタしているとすぐに夕食の支度の時間。夫はライナーで定時に帰宅し、ぱぱっと夕食を終えてから母にMeet通話。明日薬用酒が配達される旨連絡する。

 その後はRuban Roseさん主催のおしゃべりカフェに参加した。
 今日のテーマは、昨年11月に第1弾が開催された「指ヨガでセルフケア~第2弾」。めぐちゃん先生をゲストに迎えての指ヨガ教室。とても効果があって好評だったと伺い、楽しみにしていた。
 冒頭、代表Iさんのご挨拶の後、おしゃべりカフェ担当のRさんが花粉症が気になっているので、とご挨拶され、指ヨガ担当のMさんにバトンタッチ。
 講師のめぐちゃん先生とは5年以上前からのお付き合いで、術後のツッパリ傷等も改善出来たというお弟子さんだ。
 スタッフのOさんは、前回11月に皆さんと一緒に行った時はゆっくり行えて良かったのだが、一人だとなかなかゆっくり押すことが出来ないというお悩みをお話される。もうお一人のスタッフAさんは今日が初参加。

 続いて参加者の自己紹介。Yさんは初参加、Cさんは前回も参加され、便秘が解消したそうだが、冷え症でしもやけ等も酷いと仰る。Tさんは今回是非、と参加が叶って嬉しいと仰る。私もエンハーツの副作用に悩んでおり、11月にも参加希望していたが叶わず、今回は満を持しての参加である。

 画面共有で両手の反射区の地図が出る。手は全身の縮図、とある。手の平はお腹側、手の甲は背中から見たものだ。わぁ、これはリフレクソロジーの両手版。是非欲しい資料である。
 それぞれのお悩みで、「便秘」は手の平の中心から9か所を”のの字”の順序で、眠る直前に3セット押すと良い。3セット以上だと効果がありすぎてトラブルが出る。

「冷え、不安、イライラ」の時に押すと良いのは手の平の中心、自律神経の場所だ。ここを5回押す。もし誰か身近な人がいれば、両方の手を押してもらうと自分で5回やるよりも10倍の効果があるそう。力が要るわけではないので子どもでもOKとのこと。
「手足の冷えや痺れ」は指先だけ早もみで60回。朝行えば半日は冷えないという。親指、小指は足、人差し指と薬指は手に対応している。

 私は「治療後の吐き気や倦怠感等の不調」について質問したところ、手の平全体を30秒間押し、全体の血流が良くなったところで、自律神経の場所を5回押す、片方の手だけでOKで、体調が悪い時にはすぐやると良いとのこと。次回は是非やってみたい。
「下痢」はメンタルも疲れるので、自律神経の場を5回押した後、便秘と同様に9か所を1回押すと良い。
「花粉症」のアレルギー体質を変えることはできないが、症状を止めることは出来る。中指の第1関節までが人の顔に当たり、真ん中が「鼻の不調」を整える場所。ここを60回もむ。シーズンになる前に4,5回コマメに行うと症状が出なくなる。同時に「目の不調」もあると思うが、中指の先が目に当たる。

「肩こり」は、肩は手の甲の中指の付け根に当たるので、付け根、骨に沿ってその下、もう少し下の3か所を10回ずつ押し解すと良い。こっていると痛みがある。
 昼間、仕事中の「眠気」も自律神経の場を5回。眠れない時には眠れるように、起きているべき時には起きていられるようにその時間にあった身体にしてくれる。
 痛みが出ると良くないので、軽めでOK で、触れれば血流が流れ出す。

「腰痛」は痛みがある同じ側の手の小指の付け根が腰に当たる。10回ゆっくり押すと良い。
「ホルモン治療、更年期症状の悩み」では、自律神経のすぐ下が子宮に当たる。深いところまで押してグッと入るとOK 、つっかえたり固かったりすると不調だったり疲れていたりする。

「食べ過ぎ」は、メンタル不安定から起こるので、食前に自律神経の場所を押すと消化器が活性化して、暴飲暴食をしなくなる。ちなみに「飲み過ぎ」を緩和するには左手人差し指の付け根が肝臓に当たる。
「胃の痛み」は自律神経の場所の上を片手で押す。差し込みやむかつきに効く。
「足の攣り」、特にふくらはぎに相当するのは小指の真ん中あたり。寝る直前にここをもみほぐすと夜中に攣らない。
 手の平で触ってはいけない場所はないとのこと。

 一生懸命メモしながら実際に揉んでみたり、触ってみたり。あっという間に1時間が過ぎた。
 最後に進行をされたMさんから、オイルやアロマのハンドクリーム等も使って指ヨガとアロマがコラボすると良いかもというお話があってお開きになった。資料も是非とお願いしたところ、後日お送り頂けるとのこと。めぐちゃん先生とは早速LINEで繋がらせて頂いた。どんな質問もOKとのこと。心強いことである。有意義な1時間だった。開催してくださったRuban Roseの皆様には感謝である。
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2020.12.5 エンハーツ7クール目 さらに減量3回目投与後17日目のこと マンマヨガ初体験!とぽかぽか回復ヨガ参加

2020-12-05 21:02:29 | Ruban Rose

 昨日は在宅勤務。一歩も外に出なかったのに夕方から何やらだるくて眠くてたまらない。夕食後タリージェの眠気も加わったらもう起きていられず、早々に入浴後、コロリと眠った。このところずっと日付が変わってからの就寝だったので、寝不足が祟ったらしい。お茶はキャラメルカスタードだった。

 今朝は、ベッドで朝の連続テレビ小説のおさらいをしてからゆるゆると起床。チコちゃんを見て、和む。
 朝食後は、元気なうちに拭き掃除を頑張って終わらせる。昨夜視られなかったドラマを録画でチェックしていると、Sさんのお母様からお花を受け取りましたという電話を頂く。今日は、3年前に旅立ったSさんの命日である。もうあれから3年が経ったのだと改めて思う。お母様と弟さんはお元気で過ごされているとのご様子。ほっとする。

 昼食後は、マンマヨガ・キックオフイベントにオンラインで参加である。
 お世話になっている患者会Ruban Roseの代表Iさんからご紹介して頂き、申し込みした。“マンマヨガは、ヨガとアロマテラピー&スピリチュアルケアで乳がんを体験した方の~生きる~をクリエイトします。あなたらしくもっと素敵に輝く健やかな明日のために”との触れ込みだ。

 今回の体験クラスは、都内にあるA先生のスタジオでのリアルな参加者と、Zoomによるオンライン参加者が同時に体験出来るハイブリッド形式での開催だ。アロマの患者会らしく、スタジオはティートリー・ローズマリー・ラベンダーの香りで満たされているという。こちらはその気分だけ頂く。

 主催者であるIさん、Iさんの友人で、看護師であり僧侶でもあるTさんからのご挨拶の後は、スタジオ主宰でシニアヨガ・スペシャリストであるA先生にバトンタッチ。
 まずは座位で足指や足裏を解し、手首を解す。立位になって三日月のポーズ、ウオーリアⅡ、Ⅰと続き、最後はバランスポーズの立木。再び座位になった後は仰向けでガス抜きのポーズからワニのポーズで胸を開き、最後のシャヴァーサナへ。リラックスした後はリンの音でゆっくりと起きる。

 50分ほどのクラスが終わった後は、スタジオの皆さんが輪になってそれぞれ自己紹介。Zoomで参加している私たちはここでスタジオの声が聞こえなくなる。チャットで「お声が聞こえないのですが・・・。」とご連絡すると、ようやくスタジオの皆さんの自己紹介や感想が聞こえるように。聞けば今年手術をしたばかりの方が多くてびっくりする。我が身を振り返れば、術後は仕事と子育てに精一杯で、ヨガを始めてみようと思うまでに2年近くかかったのだけれど。

 続いてZoom参加の私たちにも一言ずつ、とA先生からバトンが渡されるが、マイクミュートが上手くいかず、声が聞こえる方とそうでない方がいらしたり、ハウリングが止まらなかったりとトラブル続き。残念ながらオンライン参加者の一言は出来ないままタイムアップ。
 仕事で使っていても実感することだが、ハイブリッドでのZoom開催は参加者全員が慣れていないとなかなかスムーズにはいかないかなと思う。
 コロナ禍での心の持ち方についてTさんのお話を有難く伺い、A先生の閉めのお話で1時間半の体験クラスが無事終了した。

 今回のクラスは録画してあるので、後ほど配信してくださるとのこと。そして、マンマヨガの本もお送りくださるという。有難いことである。次回以降も毎月コンスタントに開催されるようで、楽しみなことだ。
 外は本当に冬らしく寒いけれど、心と身体がほっこりと暖かくなった。

 リビングを占領された夫は可哀想に、自分の寝室で暖房を入れてお昼寝をしていた。
 お茶(今日はミックスベリー)をした後は、夕方のクラスに参加するためにヨガスタジオまで。16周年記念“冬の疲れをリセット!ぽかぽか回復ヨガ ”に参加した。着替えをした途端、ちょっと心配していた右小指の火傷の水ぶくれが破れてしまう。慌てて絆創膏をしてスタジオへ。

 男性3名、女性13名でスタジオは一杯。クラス前10分ヨガがあり、股関節やお尻の筋肉をストレッチしてからスタート。今日は他人様のクラスに2つ参加させて頂いたが、とても勉強になる。
 これまで、スタジオに入ってクラスが始まるまではマスク着用、始まったら外してよいというルールだったのだけれど、次の月曜日からは、クラスの最中もマスク着用になるそうだ。試しにどのくらいきついか、今日はマスクをしたままでトライしてみても良いかもしれません、と言われてやってみた。

 今日のクラスの強度は2.5だったけれど、前半はマッサージの時間もたっぷりあり、気持ちよく汗をかいてとても温まった。イントラのIさんは、時間が短かったので必死に覚えました、と仰っていたけれど、そんなことは感じさせず、楽しめた。色々なクラスを担当するようになると、似て非なる動きのシークエンスも多々あるからごちゃごちゃになるだろうな、と思う。
 キツいクラスはこれまでも敬遠していたけれど、マスク着用が義務になったらいよいよ参加が難しくなりそうだ。
 外はとても寒かったけれど、寒さを感じさせず文字通りぽかぽかして帰宅。オンラインとリアルとヨガ三昧の土曜日であった。

 都内のコロナ感染者数はまたしても最高を記録。心配なことではあるが、明日は年末最後の瞑想ヨーガのオンラインクラスである。

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2020.9.22エンハーツ4クール目減量初回投与後6日目のこと オンライン患者会参加の後は

2020-09-22 18:57:42 | Ruban Rose
 昨夜もお米のご飯が頂けず、夫にスープパスタを作ってもらった。連休中、毎日おさんどんをさせられる夫は、本当に可哀想。ごめんなさい。食後は、夫の趣味でちょっと昔の洋画を横目に観ながらウトウトウトウト。
 シャンプーをすると髪の毛が抜けること抜けること。浴室周辺の抜け毛の始末がいつまでも続いて滅入る。ベッドに入っても、胃の痛みと気持ち悪さでなかなか眠れず。丑三つ時まで悶絶した。
 その後3時間ほどウツラウツラして腹痛で目が覚める。ウサギさん便を脱出したと思ったら、普通便から軟便まで一気である。お腹の調子は、吐き気止めによる便秘を脱して、エンハーツの副作用そのものの下痢の第2タームに入ったといったところか。

 今日は午前中にRuban Roseさんのオンライン患者会を申し込んでいた。いつも通りに目覚ましが鳴り、昨日は二度寝して見損なった朝の連続テレビ小説をベッドで視終えてからノロノロ起きる。洗濯物が溜まっているのでまずはセット。朝食の支度をして、とにかくナウゼリンを飲み、せりあがってくる吐き気を落ち着かせてからなんとかロールパンを1個。
 夫が大好きな立派な桃を「お見舞いに」と買ってきてくれたものだけれど、残念ながら高価な割には全く甘みも味もなく、美味しくない。今年は不作だったようだ。

 1回目の洗濯物を干し終えてまだ時間があるし、お天気が思いのほか良いので寝具類等も外して2回目の洗濯。干し終わったらちょうどオンライン患者会スタートの時間になった。体重はまた44kgを割ってしまった。髪の毛もちょっとずつとはいえ抜け続けているのでさすがに大分薄くなり、夫曰く「長い休み明けで明日からかつらにしていくのがタイミングなんじゃない?」と言われる。正面はまだそれほどではないが、頭頂部、後頭部が結構目立つらしい。はあ・・・。

 書斎のPCに移動して患者会のZoomへ接続。フェイシャルとメイクのサロンを主宰されている白雪姫のように美しい今日の講師の先生と、患者会の代表のIさんや参加者の方のお顔が見える。本当にこんな状況でなければ成立しなかった出会いに感謝してご挨拶である。

 40分の予定だったけれど、参加予定のお二人を待っているうちに10分ほど経過し、代表からの挨拶、それぞれが自己紹介等をして半分の時間が過ぎる。気分が優れず吐き気と生唾で笑顔も出ない。座っているだけで精一杯で、愛想も悪くて本当に申し訳なかった。とはいえ、外出して参加はとても不可能だったから、こうして参加させて頂けたのはオンラインだからこそ。

 マスクの下の美肌ケアについてお話しがあった後、化粧水やクリーム等の付け方を丁寧にご指導頂く。スキンケアは温めて、優しく、包み込む。自分の手が一番の癒しという言葉に納得する。
 後半は美眉の描き方のレッスン。実際にペンシルと手鏡を持って実践した。治療による度重なる脱毛で、かつてはゲジゲジ眉毛だった私の眉はすっかりポワポワの薄いものになってしまった。元気になってくる兆しは全くないけれど、眉の描き方のポイントを知っていると知らないとでは全然違うだろう。

 とても分かり易いレッスンで有意義な時間だった。参加出来た私たちは、先生から手取り足取りの指導が受けられ、アットホームな雰囲気でフレンドリーにお話しが出来てとてもラッキーだったけれど、色々ご準備してくださった先生には少ない参加者で申し訳ない限り。個人レッスンもご相談すればお願い出来るそうだ。
 最後には代表のIさんから、マスクの肌トラブル時のステロイドの使い方等のお話しもあり、30分ほど時間が押してお開きとなった。お礼のご挨拶をしてリビングのソファへ一直線。そのまま動けず昼過ぎまでダウン。

 お昼は夫が買ってきてくれたご当地カップ麺を頂くが、なんだかやけにしょっぱいだけでろくに味がよくわからない。梨を絞ってまるごとジュースにしてくれたのが美味しかった。とにかく一つ何かをすると疲れてすぐにソファに移動して横になる。食後、夫は映画を観ていたけれど、私は音がドンパチ煩いと思いながらベッドにも移動せず、2時間ほど寝たまま。

 そして気づけば早くも夕方。お天気が怪しくなってきた。洗濯物を取り入れて畳んだら、本日の家事は終了。
 金曜日から1歩も外に出ていない。夫から「とにかく歩かないと明日仕事に行けないだろう?」と言われ、普段は行かない、駅前よりは人出が少ないスーパーまで、夕飯に食べられそうなものを買い出しに出かけた。実に120時間ぶりに靴を履いて外に出た。びっくりするほど涼しい。5日ぶりのマスクをして、頭頂部の薄毛をカバーするのに買った帽子を被ってよろよろと。

 スーパーは結構混んでいた。普段の買い物は殆ど生協にお任せだし、後は夫が買い足しをしてくれるので、私自身はスーパーでの買い物はどのくらい久しぶりだろう。目が卑しくて、オードブルやらお寿司やらデザート等、食べられるかどうかわからないものもあれこれ籠に入れたら結構な量とお値段になった。
 1時間ちょっとの外出。戻ってきたらすぐに外は真っ暗。明日からはいよいよ4度目のかつらデビューかと思うとちょっと切ない秋分の日の夜である。


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2016.3.5 第14回「素敵にアロマテラピー」講習会 3年ぶりに参加して満喫!

2016-03-05 22:21:09 | Ruban Rose
 2013年2月、第10回を最後にRuban Rose主催「素敵にアロマテラピー」講習会は、会のスタッフの方たちの充電期間のため、休止となっていた。
 その後、昨年2年ぶりに再開され、7月、9月11月と3回あったのだが、残念ながら日程が合わず参加が叶わなかった。

 今日は3年ぶりに満を持して(!)参加させて頂いた。今回はとても盛り沢山の内容だ。「冬から春にかけて身体のバランスが乱れ体調を崩しやすくなるので気分も不安定になりがちです。そんな時、自律神経のバランスや免疫力をアップする精油を用いてルームスプレーや芳香剤作りをいたします。アロマの簡単な知識や自律神経のバランスのとり方、免疫をアップするための日常生活の方法をお伝えしようと思います。
 また今回は、順天堂大学腫瘍・病理学講座教授で“がん哲学外来”でもおなじみの樋野先生にお話をして頂きます。おしゃべりの時間を多く持ち、ランチをご用意いたします。乳がんのサバイバーさんでパン教室をしている先生に作って頂きます。」とのこと。 

 朝からワクワクした気分で、足取りも軽く家を出た。夫も今日は10年ぶりに会うお友達とランチとのこと。講習会会場は3年前に5回連続で通った懐かしい場所だ。MさんやIさんなど、天に召されてしまった方とご一緒した会場でもあり、ちょっと胸が苦しくなったりもする。エレベーターを降りて最上階の会場に入ると、今日は会議室とアロマクラフトを行う部屋がぶち抜きになっており、既に沢山の方たちが席についておられた。

 代表のIさんにご挨拶すると、どうぞ前の方にと言われ、Iさんがパワーポイントでお話するお隣に座らせて頂く。
 司会のTさんとIさんからのご挨拶の後、Iさんから簡単なアロマテラピーの講義があった。お馴染みのウエルカムティー“女王様のハーブティ”を頂き、懐かしい気持ちで一杯になる。会議室の大きなテーブルからクラフトを行う4人掛けテーブルに移動する。以前、Iさんのご自宅に伺った時にご一緒したお2人の方から声をかけて頂く。

 テーブルでは、3年前の講習会にも遠方から母娘で参加されていた方とご一緒になる。当時はお母様が病を得て日が浅く、落ち込んだご様子だったが、アロマの力でとても元気になっておられて良かった、と思う。

 1つめのクラフトは手づくりルームスプレー。スプレー容器に精油6滴、精製水とアルコールが苦手の方でも大丈夫という“お豆の力”(大豆を中心に米、麦など穀物エキスを主成分とした抗菌消臭剤)を入れ、軽く振り混ぜれば出来上がり。ラベルを容器に貼ればオリジナルのスプレーが完成だ。
 精油はZEN(平和で穏やかな日々を過ごせる香りで心の深~いところを癒しますというオレンジ・スィート、リトセア、アトラスシダー、マンダリンのブレンド)がとても気に入ったので、こちらを4滴、イミュノプラス(パワーアップ チアアップの香りで自分らしさを取り戻す香りですというパイン、スィートオレンジ、ユーカリ・グロブルス、ユーカリ・スミティー、シナモスマ・フラグランス、ホーウッド、アルベンシスミント)も捨てがたかったので、こちらを2滴入れて作成。とてもいい香りに癒される。今夜から寝室にシュッと一吹きして休もう、と思う。

 つづいてルームフレグランスづくり。可愛らしい容器に入った保冷剤に精油を20滴入れて良~く混ぜ合わせるだけ。こちらもZENを10滴とメインに使い、香りを持続させる力があるというパチュリを1滴、優れた抗菌作用があり免疫力アップのティートゥリーを5滴、そして薔薇の香りに癒されようとパロマローザとゼラニウムエジプトをそれぞれ2滴ずつ入れてブレンドしてみた。
 うーん、これもまた素敵な香りだ。ラベルシールを容器に貼って、用意されていた可愛らしいリボンでラッピングしたら自分用のお洒落なプレゼントになった。

 クラフト作りの次はお待ちかねのランチタイム。再びテーブルに戻ると、旬のグリーンサラダ、カブとカリフラワーのポタージュスープ、カレーハムロール、ダブルクリームのコルネが可愛らしいコップやお皿に盛り付けられている。少し早めに樋野先生がお見えになってお隣の席に座られ、ちょっと緊張してしまう。
 新玉ねぎのドレッシングもとても美味で、皆でレシピを伺う。食事が終わったところで30人弱の参加者が一言ずつ自己紹介。手術が終わって間もない方、ようやく放射線治療が終わった方、経過観察中の検診待ちの方、さらに11年目、15年目に再発が判り現在治療中の方など、私も含めて数名の再発患者さんが元気に参加しておられた。

 ランチの後は、本日のスペシャルゲスト・樋野興夫先生の講演が40分弱。資料として最新号の週刊誌記事のコピーが配布されていたが、“がん患者を癒す「哲学と「対話」とい記事のテーマのとおり、樋野先生は本当に癒し系。穏やかなお声でジョークを交えてお話されるのを伺っているだけでなんとなく笑顔になってくる。根っからのヒーラーでいらっしゃるのだと感じる。
 先生のおっしゃるとおり、がんという病気はかつての怖い病気から共存できる病気になっている。また、病理の先生らしく、生まれつきの“顔立ち”は変えられなくとも心の持ちようで“顔つき”は今この瞬間から変えられるというフレーズが印象に残った。病気であっても病人にはならないことが大切で、“心配するのは1日1時間でいい”-というのは新しく上梓された新潮新書「癌哲学外来へようこそ」の帯の言葉だ。

 講演終了後には新書の中表紙にサインをして頂くことが出来て、ミーハーの私としてはとても嬉しい。先生やIさんとツーショットの記念写真も撮って頂き、幸せな3時間だった。いつものようにオリジナルのリラックス、免疫力アップ、スリーピング、女王様の4種類のハーブティを購入。更にランチで頂いた手づくりパンや脳外科医のS先生がご愛飲というにんにく油もゲットし、大満足。

 細々とした不調はあるものの、まだまだフルタイムで仕事を続けながら、こうして都心まで出向いて楽しいイベントに参加し、美味しいものに舌鼓を打つことが出来ることに改めて感謝である。今日も何人かの方にブログを読んでいます、と声をかけて頂いた。有難いことである。

 お世話になったスタッフの方々、楽しいひと時をご一緒させて頂いた方々、今日は素敵な時間をどうもありがとうございました。
 
 帰路は月1回のお愉しみ、Wさんのサロンへマッサージに立ち寄った。喋りたいだけ喋った後は、またもいつの間にかスヤスヤ。名前を呼ばれて「あ、もう終わってしまったのですね・・・」というくらいリラックス。心も身体も癒され満ち足りた幸せな土曜日だった。




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