ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2020.10.31 エンハーツ6クール目 さらに減量2回目投与後3日目のこと 神無月最終日、またしても気づけば・・・

2020-10-31 22:40:19 | 日記
 昨夜は夕食後、かつらのシャンプー。食休みと称してソファに横になって録画したドラマを視始めたところ、はっと気づけば終わっている。また戻して視始めて、などと不毛なことをやっているうちに、1時間ドラマを視終わるのに2時間半ほどかかり、日付が変わってしまった。
 夫も疲れていたのかリビングでごろ寝していた。そんなわけで、入浴後ベッドに入ったのは丑三つ時を超えたとんでもない時間になった。完全に生活リズムが崩れている。

 そして今朝。早くも10月最終日。明日からは霜月11月。いよいよカレンダーも残り2枚だ。
 いつもの時間に目覚ましが鳴り、後追いで土曜日シフトの目覚ましが鳴り、ベッドで朝の連続テレビ小説を視てからしぶとく寝直す。目が覚めればやっぱり気持ち悪い。寝付く間までも気持ち悪いけれど、とりあえず眠っている時だけは気持ち悪さから解放されるので、ついつい眠りに逃げてしまう。

 10時半過ぎ、ようやく夫が用意してくれたブランチを2人で。相変わらずパンらしいパンが喉を通らず、ナウゼリンを飲んでから3日連続で小さなチーズ蒸しパンを1つ。柿とゴールデンキウイとりんごをひとかけらずつ。バナナスムージーもピンクグレープフルーツジュースも、半分も飲めない。
 キリマンジャロという名の珈琲のような紅茶も味が分からない。食後は今日からコデイン、ミヤBMに加えて、カイトリルとエルカルニチン2錠。
 
 外は青空、本当に良いお天気の洗濯日和だ。予定通り洗濯機を廻してベランダ一杯に干す。元気だったら気持ちよくお出かけできる日だなぁと思いつつ、ベランダから退散する。
 
 お昼の時間もあっという間に過ぎ、夫がクリーニング屋さんに出かけるという。コメディ邦画を一本観始めたら夫も珍しく一緒に観始め、最後まで観終える。おやつの時間にカップ麺を作ってくれたけれど、殆ど食欲がない。ナウゼリンを飲んでのろのろ食べ始めたけれど、半分以上残してしまった。
 前回、治療後のこのタイミングの土曜日はお昼抜きで昼食後の薬も飲めなかった。けれど、今日は昼食後にカイトリルとエルカルニチン2錠飲むことが出来たから、ま、いっかである。

 その後出来た家事は、夫が夕方スーパーまで買い出しに出かけてくれた間に洗濯物を取り入れて畳んだのとお風呂の掃除だけ。気持ち悪くて何もする気分になれない。結局、そのままソファでお夕寝をしたら夜になってしまった。せっかく夕食に酸辣湯麺の支度をしてくれていた夫は、起こしても起きない私を諦め、一人で適当な夕食を摂った模様。

 申し訳ないけれど、寝ている間だけが唯一気持ち悪くない。起きたら途端に胃が痛むし、生唾が止まらない。熱は全くないのに熱っぽく顔が火照ってだるい。昨日も今日も一日お通じがなかった。ガスも溜まってきて不快だ。

 そんなわけで、昨日に続き今日も一歩も外出せずじまい。何も食べないわけには・・・と冷凍庫から食べられそうなピザを出して、フリーズドライのオニオングラタンスープと一緒に流し込んで薬を飲んだ。
 明日もお天気のようだから、明日こそは外の空気を吸って、掃除が出来れば良いのだけれど。
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2020.10.30エンハーツ6クール目 さらに減量2回目投与翌々日のこと 火照って髪も抜けて気分は悪く・・・

2020-10-30 22:06:20 | 日記
 昨夜は夫が遅かったので、だらだらと過ごした。ずっとご無沙汰だった宴会がぼちぼち再開しているようだけれど、ある程度以上の人数での飲み会はちょっと心配である。本人も「久しぶりに宴会に出ると疲れるね。」と言っている。まぁ、お付き合いを一切絶つのは大変だろうけれど、飲食の時間が長びけばマスクを外している時間も長くなるし、酔ってくれば会話の声のトーンも高くなって飛沫も飛びやすいだろう。
 入浴後、ベッドに入ったのはやはり遅くなってしまった。気分が優れずなかなか寝付けず、今朝は目覚ましが鳴った後もなかなか起きられずだらだらしてしまった。

 投与翌々日の今日は、いつもながら朝から気分は優れない。生唾は出るし、熱っぽくて顔も火照っている。だるい。幸い洗濯物も溜まっていないので明日廻し。
 今日は在宅勤務。昨日より気温が下がるという。風も強く、終日ドアがガタガタ鳴っていた。一日PCの前に座っており、階下のポストまで降りた(足の痺れでサンダルが危ないのでごく短時間だったが、靴を履いた。)以外一歩も外に出なかった。
 火照りが酷く、熱っぽく生唾が止まらない中、静かで暖かい自分の部屋で、マイペースに仕事が出来るのはいつもながら有難いことだ。

 朝食は、今日もナウゼリンを飲んでから小さいチーズ蒸しパンを1つ、バナナスムージーと、ジュースはパスしてハーブティを。ぶどうを4粒、梨を一切れずつ、時間がかけて頂いた。食後の薬は昨日と同じ。
 その後、勤務開始前に夕食のお米をセットし、サラダと鍋の準備をすることが出来た(まあ、切っただけということだが)のは減量のおかげで、食べ物の匂いを嗅ぎたくないほどの気持ち悪さではないということだろう。
 お昼は全然お腹が空かなくて、ようやくカップうどんだけ流し込んだが、イマイチ味が分からなかった。

 夫は、今日はほぼ普段通り帰宅した。
 私は勤務終了後、ニュース番組を見ながらいつの間にかソファで1時間ほどウトウトしてしまっていた。ソファのクッションには、髪の毛コロコロを転がしやすいようにタオルをかけているが、量が増えている感じ。全体的に薄毛でぺったんこになってきた。もともと髪の毛は多い方だったので、自分が気にしているほどではないのかもしれない。

 先日美容院に行ったとき、「そのくらい薄い人は(かつらをしないで)いくらでもいますよ。」と歯に衣着せぬ物言いをする担当のJさんに言われたが、確かに昨夜新聞の集金に来た年配の女性は、お辞儀をされたら私よりよほど全体的に薄毛だった。

 治療翌々日としては、今回も夕食の支度を整えられたので自分としては及第点だ。食欲不振であることには変わりないが、ナウゼリンを飲みながら、食事らしい食事が出来たことも万々歳。寒い夜、体調が優れない夜のお助け鍋、万歳。お通じがなかったのがちょっとよろしくないのだけれど。 
 明日明後日はお天気が良いという予報。無理せずゆっくり家で過ごして洗濯物を片付け、体調の回復を待ちたいと思う。
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2020.10.29 エンハーツ6クール目 さらに減量2回目投与翌日のこと 持ち堪えた

2020-10-29 22:30:39 | 日記

 昨夜はタリージェ15㎎にもめげず、ソファでお夕寝をすることもなかった。気持ち悪さの中、ステロイドハイで眠くならず、ドラマの録画を見て眠くなるのを待ち、夫に一番風呂を譲って入浴後ベッドに入ったのは優に日付が変わってから。寝室と枕にミントの香りを撒いても、お腹はもたもた、気持ちは悪くなる一方。
 お行儀悪くスマホをいじったりしながら、いつものようにマントラCDをBGMに流す。結局1時半近くになった。毎回同じパターンのステロイドハイである。

 5時前にお手洗いで目が覚める。その後は気持ち悪さで二度寝出来ず。若干腹痛だったけれど、今日はお腹を壊さず、硬めの普通便だった。
 朝食は小さなチーズ蒸しパン1個。梨、りんご、柿をひとかけらずつと、ぶどうを2粒。青汁は当然パス。グレープフルーツジュースを小さなグラスに半分ほど。バナナスムージーだけはなんとか飲み切った。それに、今年の2月に旅立たれたNさんから教えて頂きお取り寄せした極上はちみつ紅茶。
 食後は今日、明日限定の吐き気止めイメンド80㎎、デカドロン4㎎が、いつものミヤBM、コデイン、タケプロンに加わった。

 今日はいいお天気。22,3度まで上がるという。10月上旬の気候。雲一つない青空を見上げると何となく元気になる。学内の銀杏並木もすっかり緑から黄色に移り変わりつつある。例年11月の初めは学園祭。この頃に学内の紅葉が最も美しくなり、遠出をして紅葉狩りに行かずとも、学内を歩くのが楽しい季節なのだけれど、残念ながらコロナ禍のため、今年は中止。それでも木々の紅葉には癒される。

 初秋向きの薄手のアンサンブルとウエストゴムのフレアスカートに、薄手のハーフコートを羽織った。昨日と一昨日はタイツにしたけれど、このくらい暖かければまだストッキングで十分だ。

 通院を挟み2日ぶりの出勤。治療のため休職中の若手職員から無事寛解判定があったとのメールがあった。よく頑張って乗り越えましたね、と返事をする。年明けに復職の予定だそうだが、寒い時期だし、コロナとインフルエンザがどんな状況であるのか心配だ。うまく在宅勤務を取り入れながら乗り切ってほしいけれど。

 午前中、自己申告のための上司との面接があった。それまではメール等を片づけ、来月の会議資料等をチェック。
 お昼はせっかくの暖かな秋晴れの日、気分転換のために一番近いカフェに出向いた。暖かい。食欲は残念ながらあまりない。いつものようにピクルス多めのホットドッグに、カフェラテをオーダーする。黙っていても会釈をすると蜂蜜トッピングをしてくれて、ナイフとフォークもスムーズに出てくる。有難いことである。食前にナウゼリンを、食後はミヤBM。食べ切れなかったし、飲み切れなかったので、飲み物だけ手持ちで席まで持って帰った。
 
 治療翌日、前回のような朝から4つのオンライン会議、その合間の事務処理等というハードスケジュールではなかったけれど、やはり疲れて夕方には目がしょぼしょぼしてくる。仕事になると気が張るのか、ステロイドハイが続いているのか、無事乗り切れるのが不思議だ。

 今日は夫が仕事の後、軽く打ち上げをするので夕食は要らないというので、少しのんびり出来た。お腹が空くまで無理に食事の支度をする必要もないし、一人適当な夕食でよいので気が楽。まあ、そうはいっても治療翌日は夫に台所に立たせてしまっているけれど。

 昼食を摂ったあたりからずっとお腹がもたもたして痛む。帰宅後はベランダに沢山干していた洗濯物を取り込んで畳み、お風呂を洗って、取り合えず食べられそうなものを見繕って夕食の準備だけ。明日は在宅勤務である。
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2020.10.28 採血・心エコー後腫瘍内科診察、エンハーツ6クール目 さらに6割に減量2回目

2020-10-28 22:26:47 | 治療日記
 夜中にお手洗いに起きることなく大きなダブルベッドでよく眠れた。いつも通りの時間に起きて、浴槽足湯で足のマッサージ。
 レストランが休止中ということで、部屋で、昨夜コンビニで調達したサンドイッチやヨーグルト、ジュースと紅茶の朝食。朝の連続テレビ小説を視て、チェックアウト。
 今日もお天気が良いとのこと。ニットスーツにコートを羽織ったらちょっと汗ばむほどだった。

 月末の病院は朝から混んでいる。IDカードを通す機械は並ばずにスムーズ。その後採血受付へ。受付番号は自分の年齢。何かいいことあるかしら。10人も待っていなくて7分待ちと出た。
 ほどなくして採血室に入る。担当は若い男性だった。名札を胸元でなく腰につけておられたので、職種もお名前も分からなかった。丁寧だったけれど、針刺しはちょっとビリッと痛んだが、抜く時は無事。今日はフルのチェックなので5本。

 止血をしながら隣の生理検査受付で心エコーの予約書を提出。予約時間までまだ小一時間ある。あと30分したら中廊下に入るようにとのことで、待合い椅子で今日のお供、柚木裕子さんの「盤上の向日葵(下)」(中公文庫)を読み始めた。すると予約時間の40分近く前に名前を呼ばれる。「早いですが、出来そうなので、どうぞお入りください。」と男性の検査技師さんから。予約時間でも待つことがあるのに、早めにやって頂けるとは願ったり叶ったりである。そそくさと中廊下を経て検査室に入る。

 お着替えをしてベッドで左側、心臓を下にして横になる。温かく薄暗い検査室のベッドで横になって目を瞑ると眠ってしまいそうだ。「胸を押されて痛いようだったら仰ってくださいね。」と言われる。左の傷口を強く押されると痛むこともあるので、ほっとした。前回3月はかなり痛んだのだけれど、今回は全くと言っていいほど痛まなかった。途中息を止めて、を何回か繰り返し、仰向けになって足を立ててみぞおちから胃のあたりを押しながら大きく息を吸って、吐いて、を繰り返して20分弱で終了した。

 次は向かいの腫瘍内科へ。席を確保してから受付へ。問診票の追加を頂き、その場で息切れはたまに「あり」に〇をした。
 採血から1時間経過したところを見計らって血圧測定へ。今日は誰もいない。98-63、脈拍が89。いつも通りの数字だ。
 10分ほどして「中待合いへどうぞ」に番号が出て、長椅子に腰かける。それから10分ほどして先生が診察室から出ていらして、「○○さん、どうぞ」と呼ばれた。予約時間より5分ほど早い。心エコーを時間通りに受けていたら、今頃腫瘍内科の受付になっていた筈だ。ラッキー。

 「おはようございます。」とご挨拶をして荷物をカゴに、自分の体調管理ノートやエンハーツダイアリー等を出して席に着いた。
 「どんな3週間を過ごされましたか。」と訊かれ「翌日からすぐにお腹を壊し、腹痛、気持ち悪さ、眠さ、火照り、熱っぽさ等がありましたが、6割減量のおかげで復活が早かったです。これまで、10日から2週間は体調が悪く2回目の土日まで動けませんでしたが、今回は、1週間は苦しかったものの、カイトリルやエルカルチンのおかげで吐き気が収まり、崩れ落ちそうな疲労感も出ず、2回目の土日は動けました。ただ1週間目あたりから手足の痺れと痛みが酷く、階段で転びそうになりました。痺れが膝下から腿まで上がってきています。手の痛みは手洗いとアルコール消毒が頻繁なせいかもしれません。嬉しいことは、19日からコデインを朝1度にして大丈夫なことです。ただ、先週末金曜日の夜中から土曜日にかけて酷い下痢をして、夜中は2時間ごと、日中は1時間ごとにお手洗いに籠り、内臓が出てきそうなほどでした。仕方なくロペミンを飲み、アドソルビンを2日ほど飲みました。その後は快調です。」とご報告する。診察室での検温は6度9分。

 「うーん、そうですか。(下痢が)休みの日で良かったですね。仕事の日だったら大変でした。それ以外は、(副作用は)工夫している甲斐がありましたね。採血の結果、マーカーがまた下がっています。このレベルまで下がったのは・・・」 「(私)おそらく最初のタキソテールの時に一桁まで下がって以来かと思います。」と言うと2009年までグラフを遡ってチェックしてくださり、やはり10年ぶりということが分かった。エンハーツ、いい仕事をしている。
 「・・・ということで続けたいですね。ただ痺れをどうするか、サインバルタは痛みに効くのですが。」 「(私)シャンシャンビリビリと頭が鳴り、止める時にとても辛かったので・・・」 「(先生)では止めましょう。タリージェを増やしますか、15㎎にお試しで。」

 先生が脱毛の様子を気にされていたようだったので、かつらを外してお見せした。12年以上通っているが、先生の前でかつらを取ったのは初めて。頼りないけれどこの病院でのエンハーツの第一号、切り込み隊長の患者なので、状況は伝えておいた方が良い、と思い切ってお見せした。

 すると「○○さんが一番治療が進んでいるのに、一番髪の毛がある。」とのこと。他の方たちはもっと脱毛が酷いようだ。私が「エンハーツには痺れの副作用はないので、他の薬の影響だと思いますが、他の皆さん痺れはないのですか?」と訊くと、「エンハーツをやるような方たちなので、既に痺れはある方ばかりですが、それほどではないようです。」とのこと。脱毛はまあまあだけれど、その他の副作用は相変わらず私が独走態勢のようだ。

 心エコーについても異常もなく、治療の影響もなし、でした。」とのこと。良かった。白血球も4,100あり、好中球も1,550。治療を続けるにはノープロブレムだ。念のため職場の健康診断の結果をお見せする。白血球が1万を超えていたことを言うと、治療後1週間のタイミングでステロイドのせいだと思う、とのこと。

 次回以降1月まで化学療法室の予約を入れて頂いた。今年も11月、12月と2回行けば治療納めになる。早いものである。お礼のご挨拶をして席を立った。

 化学療法室は付き添いの方も含めて数人が待っていた。夫やお友達にいつものようにLINE報告。
 10分ほどするとKrさんが「お薬飲みましょう。」とイメンド125mgを持ってきてくださる。イメンドを飲んでから1時間後にエンハーツ開始だ。ほどなくして看護助手さんから窓際通路側のリクライニング椅子に案内された。

 体勢を整え、お手洗いへ。その後15分ほどしてヘルプのSさんが針刺しに見えた。丁寧に入れて頂いたが、やはり痛む。ポートが10年超えても好調なので大切に使いましょうね、とのこと。

 点滴開始とともに読書の続きを始めた。恥ずかしながら将棋のルールは全く分からないので、駒の動きを文章にされてもちんぷんかんぷんなのだが、それをもってしても物語として面白いことと言ったら、ない。ずんずん読み進み、眠いなんて言っている暇はなかった。

 デキサートとアロキシのミックス、ブドウ糖、エンハーツ、ブドウ糖、生食である。初回はエンハーツが90分かかっていたが、2回目は60分、3回目以降は30分なので、順調に進めば随分早くなった。今日は極めて順調。病院に入ってから点滴開始まで2時間半ほど。
 
 終了時に圧測定に来てくださった方は初めましての方。内科と掛け持ちだそうだ。防護衣の下に名札が付いていたのでお名前が確認出来なかった。99-69、脈拍は70で問題なし。少し低めがいつもの血圧だ。
 そのまま抜針もされる。若干衝撃があったが、それほど痛まなかった。
 管が外れて身軽になってお手洗いへ。ご挨拶をして腫瘍内科受付へ移動し、ファイルをここで提出して10分ほどしたら自動支払機で支払いをする流れも分かったので、少し待ってからまずは処方箋を薬局に送るテーブルまで移動して送付を済ませる。5分ほどしてお支払い。カードで12万弱。

 外に出ると、暖かい。コートもストールも要らない感じだけれど、荷物になるので羽織って日傘も差す。薬局へ到着すると「ファックス届いています。」と言われ、番号札を頂くと、私と一緒に入った方より5番ほど早い番号だった。けれど、それなりに待っている人は多く、さらに後から来た方に抜かされ、結局一時間ほど待った。とにかく本を最後まで読んでしまいたかったので、待ち時間は気にならなかった。

 8種類の薬、9,000円弱をカード支払い。今回タリージェ5㎎が増えて15㎎になったが、以前飲んでいた5㎎は家に手持ちがあるため、10㎎より少な目の処方にして頂いた。それを間違いがないか確認された。初めての薬剤師さんで「ファックス送って頂いたのにお待たせしてすみません。」と言われる。滞在時間は合計で5時間強。

 朝食をしっかり頂いたので、それほど空腹ではなく、乗換駅で食事を摂ることにした。各駅停車で席を確保し、読む本もないので、スマホをチェックしたりして到着。
 静かな紅茶専門店でランチ。もうおやつの時間と見えて、お茶をしているお客さんで混んでいた。ゆっくり時間をかけて頂く。まだ気持ち悪さは全くなく、美味しく完食した。
 最寄り駅に降りて、今日中に使わなければ無効になってしまうGoToクーポンを使って買い物をし、歩いて帰宅した。

 生協のお届け品をふうふう言って取り込み、洗濯機を廻し、薬等の片付けが完了しないうちに夫が帰宅し、一緒に洗濯ものを干してくれた。
 お夕寝もしないで、もろもろ片付けてから夫には生協のお弁当を食べてもらい、私は冷凍食品で済ませた。少しお腹がもたもた、顔が火照ってきた。タリージェを15㎎にしたせいで眠気も強い。けれど、何とか我慢してこうしてブログを書けている。
 
 明日を乗り切れば金曜日は在宅勤務だ。エンハーツ6クール目、6割減量2回目。辛い1週間を何とか乗り超えれば、2回目の土日は大分復活している筈。頑張ろう。
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2020.10.27 エンハーツ5クール目 さらに減量初回投与20日後のこと 祝・ブログ開設11周年!新たな2年目へ

2020-10-27 22:48:40 | 日記

 自分で「祝!」もないものだが・・・、の書き出しで毎年書いてきた10月27日の記事。今日は11周年、新たな2年目への始まりの日である。

 開設からの日数は4,000日を超え、4,023日。その間、2,958の記事を書き続けてきた。今日で2,959番目の記事になる。もうすぐ3,000である。
 これまでに見て頂いた頁は延べ5,448,465頁、訪れてくださった方は延べ1,742,248名である。

 昨年の記事によると、10年間で記事の数は2,712だったので、この1年で書いた記事は247ということになる。更新ペースは相変わらず3日で2つ程度だ。何ら特別なネタもなく、治療を続けながら平々凡々な暮らしをしているアラ還女性だと考えれば、まずまずだろうと思う。

 12年半にわたる通院化学療法を続け、仕事も趣味も諦めることもなく、もちろん治療後の体調不良はあるけれど、私にとって普通の生活を送ることが叶っている。
 定年まであと1年半。再発当初、このブログを綴り始めた頃には到底叶うことのない希望だろうと思っていた。けれど、この大きな目標達成が射程距離に入ってきた。頑張ってくれている私の身体の底力と環境に、家族、友人、職場の方たちを含めた沢山の方たちに支えられてこれまで命を繋いでこられたことに、今年も素直に感謝したい。

 ブログを綴ってきたこの11年の間には、言葉には尽くせないこと、ブログには書けないことも多々あった。今はエンハーツが奏功してくれているけれど、その後について冷静に考えれば、まだ使ったことのない、使える可能性のある薬はタキソールだけではないか。現在これだけの手足の痺れがあって、果たしてタキソールを使えるのかもわからない。文字通り後がなくなってきている。

 同じ病の友人を今年もまた見送った。不謹慎な言い方を承知で誤解を恐れずに言えば、“そして誰もいなくなった”という状況である。深く付き合えば付き合うほど別れが辛くて、もう新しい再発仲間は作りたくない、と思った時期もあった。今もその気持ちは続いている。

 けれど、再発治療を始めた頃のような「何が何でも今はまだ死ねない」という切羽詰まった悲壮感はなくなっている。息子がなんとか自立してくれたことによる安堵と、ヨーガの智慧、そして私なりに私らしく日々精一杯生き切れていると体感出来ているからだろう。心は穏やかで、凪いでいる。有難いことである。
 今、自分が出来ることを精一杯やったら、後は世界に委ねる。あらゆることはなるべくしてなる、そして、それはきっと最善の結果になる、と信じるだけで良い。肩の力はふっと抜けてとても楽になっていく。

 今年は、コロナ禍のため、10年にわたり参加してきた母校の校友会音楽祭は中止となった。合唱は夏から秋にかけて期間限定の4か月間の活動だったからこそなんとか続けてこられたのだけれど、今年はすっかり遠ざかってしまった。
 それは関西在住で社会人合唱団に所属する息子も同じ状況のようだ。
 とはいえ、例年、先週あたりが本番だったことを考えると、7月からエンハーツの治療が始まり、その中で月2回程度コンスタントに都心に練習に通うのは体力的にも体調的にもおそらく難しかったと思う。
 来年こそはと思うけれど、果たして復活出来るだろうか。

 週末はGoToトラベルを利用して、近県に1泊ずつのショートトリップをして、すっかり英気を養った。
 今日は出勤、あれこれ仕事に追われ、夜は頑張って骨盤均整ヨガのクラスに参加した。夫と合流して夕食を摂り、明日の治療に備えて病院最寄り駅まで移動して前泊だ。
 2日間大きなお風呂で手足を伸ばせたので、今日は久しぶりに大浴場付きではなく、今秋オープンしたばかりの新しいホテルを予約。どこもかしこも綺麗で気持ち良い。素敵なレストランもあるのだけれど、コロナ禍で休業中とのこと。残念。
 
 ともあれ、今年もこうしてこの日が迎えられたことの喜びを改めて思う。11周年。ここまで続けてこられるとは思わなかった。
 昨年も書いているが10年一区切りとすれば、明日から2度目の2年目が始まる。頑張りすぎずに頑張って、ゆっくりとでもその歩みを止めない来年の干支、丑年の私らしく我慢強く地道に生きていきたいと心に誓い、全てのことに感謝する今日10月27日である。
 

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