2022.11.30 エンハーツ35クール目 さらに減量31回目投与後6日目のこと 霜月終了、あわや籠城蟄居5日

　昨夜はブログアップ後、また何となく口寂しくて、昨夜と同じミニ生春巻きをお腹に入れた。今度のタレはラー油ベースで。入浴剤はペパーミントとシダーウッド。

　元職場での切りつけ騒ぎが解決しないままベッドに入ったせいで寝つきが悪かったのか、今朝は夫が出勤日だというのに、いつもの目覚ましが鳴った後、しっかり消して、二度寝してしまった。
　夫が出かける間際に寝室に来て、びっくりして目が覚める。とんでもないことだ。

　何やらリアルに、「遅刻しそうな感じで通勤電車に乗り込み、マスクをしていないことに気づき、バッグを開けるがマスクケースもなくて焦っている、そして次の瞬間、元の職場に出勤しているのだけれど、その職場は随分昔にいた棟の裏にある暗い場所で、なのにアフタヌーンティーの時間のような綺麗なゼリー菓子等が振舞われていて・・・」というハチャメチャな夢を見ていた。夫にそれを話しているうちにだんだん目が覚めてくる。
　なんとか夫を送り出し、朝食にする。

　お腹はとても空いている。ピンクグレープフルーツを絞ってジュースにして、カルカッタオークションの紅茶を淹れ、カレーナンドッグをチンして頂く。身体が蛋白質を欲している感じ。青汁とバナナスムージーはいまなおパスだが、食後の果物はバナナ１かけ、柿、ゴールデンキウイ、りんごを２かけずつお腹に入れ、アロエの青いヨーグルトは食べられた。
　食後、普通便がすんなり排出出来て、ほっとした。お腹のもたもたが随分楽になった。当たり前だけれど入れないと出ないものである。
　
　メールチェックと各紙のチェックを軽く済ませる。どうしてこんなにいつまでも体調が回復しないのだろうと思うが、やはり曜日のマジックなのだろう。いつもは水曜日投与で、翌週水曜日にはどんどん回復に向かうのに、今回はイレギュラーで木曜日投与だったから、水曜日の今日になっても体調が好転していないままなのだ。
　それが当たり前なのだけれど、自分では焦れて、焦る。治療のペース、身体感覚は大事だと改めて思う。努めて今日はまだ火曜日、と念じる。

　ひとまず2時間物の映画を途中で寝落ちすることなく観られるのがポイントだ、と撮り貯めたものを1本。今年封切りの新しい純愛もの。1度ちょっと戻したけれど、なんとか観終わった。
　少し日差しが出て来たので、思い立って洗濯機も廻したが、結局外干しするほどの回復でもなく、乾燥機と浴室乾燥に廻す。

　観終わるともうお昼近くになる。もうお腹が空いてたまらない。手あたり次第食べたいものを思い浮かべる。
　先日頂戴したお土産の豚まんが1個冷凍してあったのをチンして頂き、グリーンカレーをスープ代わりに頂き、まだ油分が足りない感じでレンチンのかき揚げまで食べた。こんなにいい加減な組み合わせの食事はそうないだろう。本当に何が食べたいのかよくわからないのである。

　ピンポンが鳴って、生協の注文品お届けだ。収納して、今晩の夕食の下ごしらえと追加の汁物を作ってから、リビングに座ってもう1本映画を廻した。
　途中で何度も寝落ちしそうになる。ウトウトしていたら、母からいきなりLINEのビデオ電話がかかってきてびっくりする。
　自分からかけようと思ってかけられたわけではなく（そもそもMeet通話しか出来ない。）、何かいじっていて間違ってかけてしまったらしい。だから、本人も私が出てびっくりして慌てている。今日はWさんのところでマッサージを受け、その後、2人でランチをしてきた、とあれこれ喋るけれど落ち着かない。こちらは眠くてだるくてご機嫌斜め。かかってきたので取ったけれど、「用事がないなら、またね」と切る。

　なんだかまた口寂しくてピンクグレープフルーツのゼリーをおやつに食べたら、2回目の普通便。お腹とともに気持ちも少しつかえがとれる。

　このままだと籠城蟄居5日の新記録になる。明日は夫がスポーツクラブデビューの日である。シューズやらウエアやら夫の買い物をしないと、とLINEで連絡をして、帰宅途中にアウトレットモールで合流することにした。

　5日ぶりに靴を履いて、マスクをして外に出た。それほど気温は下がっていない。昨日の切りつけ騒ぎの犯人はまだ見つかっていない。物騒なことである。
　一人でモールをブラブラする元気は到底なく、カフェ前のベンチで夫を迎え、夫が昨日のうちに下見をしたショップへ直行。まずはシューズと長袖シャツを、次に数軒比較チェックしてトレーニングウエアの上下と靴下、計5点を買った。小一時間の買い物は、5日ぶりのヨレた身体には結構堪えて、顎を出しながら帰宅した。

　息子もそうだが、夫もカタチから入らなければならない人だから、なかなか大変である。せっかく行く気になったのに、ウエアがなかったからやっぱり気分が乗らないと言われてはたまらない。元手をかけたので、明日から頑張ってもわらないと、と帰宅後は着替えさせて写真を撮り、ジム通い先輩の息子にも送って檄を飛ばしてもらった。年末帰省したら一緒にジョギングするか、という話になっているようだ。

　ほぼ準備してあった夕食を整え、ワシワシとお腹に入れた。母に形だけMeet通話をしたら、もう電池が切れたようにがっくり来て、リビングに横になったら動けなくなった。
珍しい方からのLINEが続き、お答えしているうちにまたしてもウトウト。

　ということで霜月終了。明日からは師走である。夫は明日、予約した時間に一人でスポーツクラブに行くのはちょっと心配・・・などと子供じみたことを言っているが、私は明日は、出来れば復調のため、岩盤浴に行きたいと思う。

2022.11.29エンハーツ35クール目 さらに減量31回目投与後5日目のこと 籠城蟄居記録邁進中

　昨夜はブログアップした後、朦朧とする頭でドラマの録画を視始める。急に空腹になってレンチンの酢醤油をたっぷり付けてミニ生春巻きを食べた。夫に先に入浴してもらったら、イグサの香りの入浴剤だった。

　火曜日。夫は出勤だ。スマホアラームに続けて朝の目覚ましが鳴るが、いまだに身体が重くて怠くて、起きられない。気温は高くなるという予報だが、お天気はぱっとしない。気圧のせいか頭が重いし耳鳴りがする。こういう日は苦手だ。

　身支度を終えた夫を送り出し、BS朝ドラを視ながら時間をかけて朝食。今回初めて生絞りのピンクグレープフルーツジュースが小さなグラス一杯飲めた。水分が摂れるようになってきたのが有難い。尿の色が薄くなっている。
　メインは昨日の残りのバームクーヘンを一かけ。紅茶は極上はちみつ紅茶を淹れる。ほんのり甘くて美味しく感じる。食後の果物はりんご、柿を1切れずつ、バナナ１かけずつ。昨日までの１かけよりも量が増えている。それに加えて胃痛予防の青いアロエヨーグルト。

　今日からは2日分追加処方して頂いた吐き気止めイメンドとステロイドのデカドロンがなくなり、食後の整腸剤ミヤBM、吐き気止めカイトリル、疲労止めエルカルチン、胃痛止めタケプロンになった。5錠減は大きい。
　昨日、一昨日と丸々2日間便秘だったが、今日は頑張ってウサギさん便を少し排出出来た。けれど、倦怠感が酷い。何もやる気が起きない。顔は浮腫んでいるし、無表情に過ごしているからか、頬のあたりの筋肉が固まって痛い。

　ソファに直行してしまうとそれまでなので、動けるうちに頑張って身支度する。放っておいたら着替えをしないままダラダラしそうなのだ。この醜態だけは避けたいと思う。ずっとパジャマでいたらそれこそ病人だ。
　ダイニングテーブルに溜まりつつある書類を片付ける。和室のPCでメールチェックとネットで記事を拾い読み。その後、溜まった日記を書く。

　ここまででかなり顎が出てくるが、もうひと踏ん張り。台所に戻って、夕食のサラダを作り、おでんを仕込む。
　Iちゃんへの手紙の返事を書くつもりだったけれど、書けない。急に空腹になってきたと思ったら、そろそろ正午だ。
　レンチンランチとカップスープをお腹に入れる。味が薄く感じる。相変わらずの味覚異常だ。なんとなく口寂しくて、食後はチョコレートラスク等を摘まむ。今日も昼食後のエルカルチンが飲めた。臭くなくなって本当に良かった。

　ドラマの録画を少し見て・・・とリビングに座ったら、またしても眠っていた。だらだらだらだら、うとうとうとうと。今日もいつのまにか夕方だ。サンダルで階下の新聞を取りに行っただけ。自己嫌悪感が半端ではない。4日連続の籠城蟄居になった。宅配便等が来なければ誰とも口を利かない一日。

　この季節、このお天気だから4時台であっという間に外は暗くなる。暖かかったなんて感じはまるでなく、ただの雨降りの冴えない1日である。
　ぼーっとしていたらマッサージサロンのWさんからLINEで、3月迄勤務していた大学で切りつけ騒ぎがあったとの連絡があり、目が覚めた。夫にも知らせるが、なかなか既読にならなくて心配した。

　雨の中、夫が無事帰宅したので、一緒に夕食を摂り、お風呂掃除を終えたら、本日の家事は終了。食後は母にMeet通話でご機嫌伺いを終える。母は宅配のおかずのお弁当に加えて自分でも煮ものを作って食べ過ぎたくらい、と元気にしていた。三度三度の食事がしっかり摂れているのが立派である。
　マーブルチョコレートアイスクリームを食べたらまたうたた寝。
　そして今に至っている。

　明日は、霜月晦日。今年もあと1か月。明日こそ、明日こそ靴を履いて外に出たいと強く思うのだけれど、またお天気が冴えないと聞くと、どうも自信がなくなる。
　明後日、師走の声とともに急激に気温が下がるという。憂鬱極まりないのである。

2022.11.28 エンハーツ35クール目 さらに減量31回目投与後4日目のこと 籠城蟄居3日目

　昨夜はブログアップ後、グレープフルーツとジャスミンの香りの入浴剤を入れたお風呂に入り、マッサージを済ませ、ベッドに入った。

　週明け、月曜日とはいえ、治療後の身体としては普段なら日曜日の感覚。治療4日目は一日寝たきり、に相当する。
　いつもの時間に目覚ましが鳴る。夫は変則で重役出勤。朝のライナーに乗って、息子の用事を済ませてから昼から仕事とのこと。そんなわけで、普段より家を出るのが1時間遅い。それがわかっているとまたなかなか起きられない。

　先日の旅で買ってきたバームクーヘンの賞味期限が迫っているのに気づき、朝食はそれを消費することに。夫はすっかりのんびりしていて、結構ぎりぎりの出発になった。私は食欲がなく、食卓に座ったものの、夫の食事するのを見ているだけで、一緒に食べられなかった。
　夫を送り出してからのろのろ究極の紅茶を淹れて、もそもそ食べ始めた。

　今季はジュースがろくに美味しく感じられないので、朝のマグカップ一杯がほぼ一日分の水分に相当している。食後の果物はバナナ、柿、りんご１かけずつと胃痛予防の青いアロエヨーグルト。
　食後の薬は遅発性制吐剤のカイトリルと、疲労止めエルカルチン、更に追加のイメンド80㎎とデカドロン0.5㎎を４錠。デカドロンのおかげで顔は浮腫み、火照りもあり平熱（どころか今朝は34度9分！）なのに熱っぽい。

　食後、メールチェックをしてネットでニュースを拾い読みしただけでぐったり疲れる。リビングに移動して座ってドラマの録画を視始めるが、毛布に丸まっているとずるずると姿勢が崩れ、いつのまにかウトウトが始まってしまう。

　外の天気はぱっとしなくて、うすら寒い。昨日衣替え用に洗い終えた洗濯物をラックに入れて収納し、ニット類を出したいのだけれど、身体が重くてなかなか動けない。
　夫は用足しの後、仕事前に出張先近くの六義園を訪れた模様。美しい紅葉のLINEの写真が送られてきていた。

　ウトウトしていたらピンポンが鳴った。今月2度目のお花のお届けだ。前回、あいにく外出していてお金を渡せなかったので、ようやく今月分とお正月のお花代をお渡しすることが出来てほっとした。
　届いたお花は白と淡いデンファレが3本、ブルーの繊細なデルフィニウムが1本、赤いイチゴのようなセンニチコウが3本、サンデリーホワイトが1本。花言葉はそれぞれ、「お似合いの2人」、「清明」、「永遠の恋」、「開運」だそうだ。

　前回届いた薔薇等もまだまだ元気だけれど、玄関から移動させてもらって、今日の花に登場願った。センニチコウの赤が刺し色のパステルカラー。爽やかな投げ入れになった。
　ついでにマリモの水替え等も行ったら、ぐったり。

　一休みした後、遅い昼食に濃い味が欲しくて冷凍の担々麺を茹でてみたけれど、味がぼやけていてよく分からず。いつも注文するものではない新製品だったのだが、随分あっさりしていて、美味しくなかった。
　食後、ミニキャラメルタルトのアイスクリームを食べ、エルカルチンが飲めたのでよしとする。
　気合を入れて、少しだけ衣類を片付けて収納する。すぐに疲れて息が切れて、リビングで横になる。

　夕飯の下ごしらえを済ませ、またソファで横になってウトウト。気持ちが悪く、気分が冴えない。今季は翌日の出足は良かったものの、こうして3日連続の籠城蟄居になってしまった。
　イメンドのおかげで、吐き気が抑えられているのは助かるが、眠気が酷い。眠るつもりはないのに、気づくとすぐにウトウトしてしまっている。一つの動きをするのにいちいち気合を入れないと動けない。お手洗いに立つのも面倒臭くて、ついつい我慢してしまう。
　今日の万歩計は12歩。階下に新聞を取りに出ただけ。ポストには文通しているIちゃんからの手紙が届いていた。
　
　来年4月から平日の行先（きょういく、きょうようの一環）を求め、来月から夫がスポーツクラブに通う申込をしたのだが、シューズもウエアも一式揃えないといけない。本当は一緒に買い物に行きたいのだけれど、とてもそんな体調ではないので、ひとまず下見をしてきてもらうことにした。明日以降は付き合えればよいのだけれど・・・。

　夫が帰宅して、夕食は少しだけお腹に入れて、お風呂掃除をした。本日も便秘が続いている。
　母には一応ご機嫌伺いのMeet通話。来月のデイサービスのイベントで、代表で鉛筆レースとやらに出ることになったそうだ。何やら気が重いと言いつつ、楽しそうに練習しているようだった。
　リビングに座ってドラマの録画をかけたらまたしてもウトウト眠ってしまって、今である。嗚呼。
　

2022.11.27エンハーツ35クール目 さらに減量31回目投与後3日目のこと 籠城蟄居は続くもBCネットワークイベント視聴

　昨夜はブログをアップしてからなんだかお腹が空いた気がして、朝食べようと思っていたダークチェリーデニッシュとバニラビーンズのクリームパンを夫とシェアしてお腹に入れた。お供はインスタントの甘いカフェラテ。滅茶苦茶な時間の夜食だ。
　その後、ユーカリーとローズマリーの入浴剤を入れたお風呂に。吐き気止めオイルマッサージを済ませ、寝室と枕にフランキンセンスのスプレーを撒き、マントラCDをかけてベッドに入った。ぎりぎりまで起きていても、気持ちが悪くてすんなりとは眠れない。

　今朝、日曜日。体感的にはいつもの治療プロセスでは土曜日にあたる。また5時前に目が覚めてしまい、スマホをチェック。いつもの時間に目覚ましが鳴る。お手洗いに起きたついでに新聞を取って寝ながら一通り読む。時間差で日曜日仕様のスマホアラームが鳴り、その後二度寝。
　「雲一つない青空の良いお天気だよ」と夫に言われ、洗濯しなくちゃ、と10時前にやっと起き出す。

　溜まっていた洗濯機を廻す。
　朝食は夫がピーチメルバの紅茶を淹れてくれたけれど、味がわからない。富良野のメロンパンを半分とミニパンプキンパイ一つ。夫が買ってきてくれたリンゴのストレートジュースも全然美味しくない。
　何か口に出すと、それが険のある言葉となってしまい、夫には文句ばかりだと言われてしまう。まあ、そうなのだろう。
　果物はピンクグレープフルーツジュースひと房、柿、りんごを一かけずつ。洗濯を干し終わってから青いヨーグルトを食べ切った。

　今日からは、ミヤＢM錠とタケプロンに、朝食後の吐き気止めカイトリルと毎食後の疲労止めのエルカルチンが加わった。引き続き今日、明日とイメンド80㎎とデカドロン0.5㎎を4錠で2㎎（昨日までの半分）を追加。細かい粒もあるが、全部で10錠。
　
　今日は排便なし。便秘になった。相変わらず水分不足で尿の色は薄口醤油よりもずっと黄土色。
　夫が早くも布団を干して冬仕様のカバーを付け替えてくれていたので、手伝いつつ洗濯物を干す。まだベランダが空いているので、ニット他お洒落着をもう一度廻す。この期に及んでまだろくに衣替えも出来ていない。とはいえ、本格的にやり出すと、とても体力が持ちそうにない。

　午後からオンライン講演会を申し込んでいた。
　10日ほど前に「日本でのBCネットワークのイベントに参加したことのある方々に送っています。」というメールが届いた。
　昨年の暮れ、初めて参加したイベントだ。長く再発患者をやっていると、先を歩いている人が本当に少なくなる。代表の山本眞基子さんはアメリカ在住、お嬢さん出産から数年後の24年前、38歳で早期発見の初発、7年後肺転移が判明。フェマーラ等のホルモン治療が奏功し、6種類の薬を使いつつ、4年前治療薬を変える迄は特に酷い副作用に悩まされることなく、63歳の現在まで17年間再発治療を続けておられる方だ。
　再発以降米国在住の日本人に対して日米両国でこうしたイベント活動を続けておられる。

　今日のお誘いは「第1回 乳がん患者・経験者トーク＠ジャパン『乳がん患者さんや経験者さんから、経験談を聞きたい』という多くのご希望に答えて、乳腺外科医の司会進行のもと3名の乳がん患者さんと経験者さんから、経験談を伺うオンライントークショーです。
　司　会： 土井卓子医師 （湘南記念病院乳腺外科部長）
　協　力： 医療法人浦和会・湘南記念病院 乳がんセンター
　主　催： BCネットワーク・メンタルスパ（もやもやの会）
　協　賛： コニカミノルタ株式会社
　❶『再発ステージ４の先で、密度を上げて生きる時間』
　キャッツ 洋子氏（転移再発乳がん患者）（ニューヨークファッション工科大学准教授・経済学博士）
　❷『今を大切に丁寧に、日々過ごす』
　榊原 由佳氏（乳がん・大腸がん経験者）（大手通信関連会社勤務　派遣社員）
　❸『乳がん治療前と後の私の人生』
　中元麻結氏（若年性乳がん経験者）（日立製作所 金融システム事業部 システムエンジニア）

　NY時間では夜の11時からという遅い時間のスタートである。
　司会の土井先生から、このイベントに関わり始めた頃は日本人の21人の1人が乳がんになる、という時代だったが、今や9人に1人になっているとの発言があった。私が罹患した時は確か16，7人に一人だったと思う。それがあれよあれよと今や1割を超えているのである。
　3人の講演者の持ち時間は夫々30分。皆さんパワーポイントで画面共有をしながら、率直な気持ちを時に涙を交えて語っていかれる。

　最初のキャッツさんは2014年、36歳でステージ１の初発。
　アメリカ人のご主人との間に8歳の息子さんがおられたという。2019年、5年経過した時、全摘した胸にしこりを見つけ、検査の結果、背骨転移も判明し、ステージ4。フルセットの治療を行い鬱病も経験されたが、今もファッションを楽しみながら教鞭をとっておられる。
　ご自身が大事にしている3つの言葉の贈り物として①同じ一日（どうせ同じ一日を過ごすなら、毎日失ったものを悲しんで過ごしたいのか、今あるものに感謝して過ごしたいのか）、②振れ幅の広い感情（悲しいこと、嬉しいこと、悩むこと沢山あって心揺れることがあるから人生の色彩が深く鮮やかになる、それって生きることなんじゃない？）、③太くて短い（細くて長い人生もありだけど、太くて短い人生もありじゃない？目指すは太く長く）を紹介された。
　密度を上げて生きるその心がけとして、どんな自分でありたいか、ワクワクすることは何か、心動くことは何か、考えながら日々を送っているとのこと。来週木曜日はカドサイラ48クール目の治療だそうだ。

　2人目の榊原さんは50代後半のおひとり様会社員。
　2017年に2年間スキップしていた検診を受診したところ発覚、2018年術前抗がん剤治療後に人生初のオペ。PET CTで乳がん消失が判ったのと同時に早期大腸がんが発覚し、内視鏡手術。職場の理解もあり、沢山の人の支えに感謝しながら、色々な患者活動を始めておられるとのこと。ラベンダーリングのイベントをまとめた「自分らしく、を生きていく」の本に私と同様、写真が掲載されていた。

　3人目の中元さんは、2018年29歳という若さで罹患。
　司会進行の土井先生が主治医だとのこと。朝8時から終電まで働いて、その後は電車がないので同僚と飲んでそのまま朝出勤するような生活のハードワーカーでおられたという。当初、早く手術を終えて、元通りの生活に戻りたい、と思ったという。私も全くそうだった。
　全摘手術後、1か所リンパ節転移があり、ドセタキセルと放射線治療。脱毛がどうしても受け入れられなかったそうだ。そりゃそうだ、まだ20代である。これからの人生設計も崩れたと思うのは当然だ。
　今は①自分に向き合う：オンラインヨガや自炊、②SELF LOVE：自分を責めず、過去を後悔しない、③全員が理解できることではない、とまとめられた。③については、大切な人に病気のことを伝えたら、心無いことを言われたのが今もトラウマになっているとのことからの言葉だという。
　今年は再建オペを再開し、これまで出来ないと思っていたことにもチャレンジしていく、こうして自分の体験談を人前で話すのも初めてのこと、だそうだ。
　明後日29日が丸4年目の手術記念日。家族や仲間と祝う2回目の誕生日をまた迎えられそうだとお話を閉められた。

　この後、土井先生が3人の講演を通じて、普遍的な問題をいくつかピックアップされた。ネット情報の海の渡り方、医師の説明の在り方、関係性、妊孕性、アピアランスケア、家族、周りの人たちの寄り添い方等である。
　日米の医師の説明の仕方は違うのか、仕事のモチベーションはどうしたのか、カウンセリングは治療プランに含まれているか、緩和ケア、栄養学の話等多岐にわたる聴者からの質問に山本さんや土井先生が答える形で30分ほど。

　最後はもやもやの会代表の大友さんから締めのご挨拶。自分は12年前に罹患し、ロールモデルがいなかった。元気な人の話を聴いて、私には無理、と落ち込む方もいるかもしれないが、ぐったりしている時はそれでOK 。がん患者としてでなく、自分の人生を楽しく悔いなく大事に丁寧に生きていきましょう、と閉じられた。
　最後のご挨拶で、土井先生からご自身も乳がん患者の家族であり、まさに3日前にがんで家族を喪ったばかりという衝撃的な発言もあった。本当に他人事ではない。

　2時間半頑張ってPCの前に座って、書斎から戻ったら空腹でふらふらした。お腹が空っぽだと寒く感じる。
　レンチンのトマトリゾットとカップのパンプキンポタージュをお腹に入れて、エルカルチンとミヤBMを食後に飲んだ。夫の分は用意してあげることもなく、自分が食べたいものを勝手にお腹に入れるだけ。結局、夫はお昼は抜きでお茶とお菓子で済ませたようだった。

　洗濯物を取り入れて、まだ乾いていない第二弾を浴室乾燥に移したら、もうぐったり。そのままリビングで横になって寝落ちすること2時間半以上。夫から夕飯はどうする？と訊かれたが、食べてすぐ寝たわけで、空腹は感じず。夫には私のことは構わずにどうぞ、と申し訳なくもつれない返事である。

　なかなか目が覚めないし、起き上がれない。サッカーの試合が始まって1時間ほどしてようやく起き出して、洗濯物を片付け、母にMeet通話。相変わらずの不機嫌な顔を晒して、ろくな会話も出来ず、である。

　ブログを書いているうちにサッカーは負けたようだった。ドーハの奇跡は続かず。
　籠城蟄居2日目、昨日よりは活動時間は長かったか。それでも横になるとすぐにウトウト眠ってしまう。口の中は常に苦く、生唾が出て気持ち悪い。食欲はないのに、空腹は感じている。胃には良くないだろうな、と思う。

　明日からはまた新しい1週間。夫も出勤だ。今日のような生活をしているわけにはいかない。なんとかやり過ごさなくては。

2022.11.26エンハーツ35クール目 さらに6割に減量31回目投与後翌々日のこと 本日はダメダメ

　昨夜は、ステロイドのせいか全然眠くならなかった。リビングでダラダラと録画したドラマを視て、入浴も遅くなった。ユーカリの入浴剤を入れて少しすっきりして、吐き気止めオイルでマッサージ。
　ベッドに入ったのは12時半頃だったか。お腹がモタモタして顔は火照り、フランキンセンスのスプレーを枕と部屋に撒いてマントラＣＤを静かに流しながら、押川先生のYouTubeを視るも全然眠くならず。強引に電気を消したのは1時半過ぎ。

　今朝、土曜日。5時半前にお手洗いで目が覚める。いつもの時間に鳴った目覚ましを消し、次に土曜日仕様のスマホアラームが鳴ったので、朝ドラの復習まで・・・のつもりが気づいたら8時10分になっていた。はあ。
　そのままチコちゃんでも視ながら目を覚まして起きようと思ったら、サッカーの特番だったので、消して二度寝。なかなか起き上がれない。

　ウトウトするうちに早くも10時を回っている。腹痛でお手洗いに行くと、固い排便があった。昨日それなりにお腹に入れられたせいか、便秘が悪化していない。
　イメンドは午前中に飲む必要がある。天気はイマイチ。明日は回復するようなので洗濯もやめて、着替えをしてからキッチンで朝食の支度をのろのろと。

　昨日ベーカリーで買ったベーコン、ホウレンソウ、ポテトとチーズのパンを温める。夫と半分ずつにして、次にお気に入りのダークチェリーデニッシュを食べるつもりだったが、お腹一杯になってしまった。
　夫があんドーナツを分けてくれようとしたけれど、触手が動かない。果物はりんご、ラフランス、柿、バナナ、ハニーキウイをひとかけずつ。究極の紅茶をマグカップに4分の1ほど。青いヨーグルトは時間をかけて1つ食べ切った。
　食後は、もうお昼になるギリギリにイメンド80㎎、デカドロン4㎎。いつもの整腸剤ミヤBM錠を飲み、胃薬タケプロンを口内で溶かす。

　食後、新聞を読み終え、片付けした後は早速リビングで横になる。
　夫はクリーニング屋さんに出かけた。ドラマの録画を視ているうちにウトウトが始まる。横になったらおしまいなのはわかっているのだが、座っていられない。

　息子は京都に紅葉狩りに出かけた模様。LINEで嵐山や東福寺の見事な景色が送られてくる。中国、韓国からの観光客が沢山だったようだ。3年前の11月、3人で東福寺を訪れた時も三名橋の辺りは通勤電車のごとく大混雑だった。コロナ禍で空いているうちに訪れることは叶わなかった。残念。
　先週は車で奈良の室生・長谷を訪れていたが、大阪に住んでいると、京都奈良は本当に近い。羨ましいことだ。

　2時半過ぎ、お腹を空かせた夫がカップ焼きそばを食べていた。私は全然空腹を感じない。それはそうだ。朝食後、殆ど動かず横になってビデオを視て、しかしていない。最後の一口をもらって口に入れて、また横になる。そのままウトウト。
　ビデオのドラマで冷麺を食べているシーンがあり、こういうのが食べたいと呟いたら、いつの間にかスーパーに買い出しに出掛けたらしい。

　次に目覚めたのは6時半過ぎ。4時間も寝ていたことになる。夫がスーパーに行ったのも全く知らなかった。
　半分ウトウトしながらWowowでやっていた古いコメディ映画を視てから、お手洗いに起きたら、尿はお醤油のように茶色だった。寝起きのまま不機嫌に母にMeet通話。母も寒くて1歩も外に出なかったようだ。

　夫が冷麺を作ってくれたので、頂く。黒豆麦茶を淹れてくれたけれど、匂いがきつくて口を近づけただけで吐き気が出て、全く飲めなかった。結局、朝淹れた極上の紅茶のマグカップ一杯が夜まで飲み切れない。完全に水分が足りていない。

　食事の片づけをしたら早くも9時を過ぎ、ぼーっとしながら今になってブログを書いている。
　昨日は頑張って映画を観たり買い物まで出来たのに、今日はダメダメ。籠城蟄居、寝てばかりの一日。万歩計は12歩。新聞を取りに階下のポスト迄降りることすらしなかった。寝室とリビングとお手洗いを移動しただけ。PCの前に座ったのも今が初めてだ。

　今回はエンハーツ投与が木曜日。普段、投与翌々日の金曜午後から体調がぐっとダウンし始めるけれど、今回は投与翌々日の土曜朝からと、体調ダウンの時期が早まっている。夫は金曜日が出勤日。夫が仕事に出ていると休みなのとでは、やはり気分的に違うようだ。
　明日もあまり倦怠感が酷くなりませんように、今日より少しでも動けますように。