昨夕は、明後日に治療したらまた当分行けなくなるから、と勤務終了後にT先生のビューティヨガのクラスに参加した。帰宅後は休務日の夫が作ってくれた夕食を有難く頂いた。
べったりと緊急事態宣言中にオリンピック、パラリンピックが続いた8月も今日で終わり。
今日から職場の健康診断だ。例年7月末の実施だったが、コロナ禍の去年から1か月後ろ倒しになっている。去年までは平日すべての曜日に渡る5日間だったのが、今年は今日から週末までの4日間、1日減である。
明日は治療だし、治療後の翌日の木曜なり翌々日の金曜なり、体調不良の状況で受診する元気はとてもない。消去法で今日受診するというのが一択だった。
37回毎年受け続けてきた職場の健康診断も今回でフィナーレ、来年からは自分でどこか適当な検診機関を探して受診しなければならない。色々考えるに、やはり働いていることでのメリットは大きかったな、と思う。
前回のエンハーツ治療から今日で28日。昨年治療1週間後、吐き気と疲労度が高い中で受診したことに比べれば今日はとても元気だ。
昨年は三密防止のため、暑い中、外に立ったまま間隔を十分に取って並ぶように、とのことだった。30人ほど並んだらそこを最後尾として打ち止め。それ以上は並ばずにまた出直すように、だった。何分立って待つのか並んでみないとわからないという随分乱暴な仕切りだった。
今年はさすがにその反省からか、建物の1階大教室で受付、そこから検査種目ごとに小さな教室1室を当てはめることになっていた。
初日だし、どのくらい待つことになるかわからないけれど、今年は去年パスした胃のレントゲンもトライするつもりで朝食を抜いていつもより早めに出かけたので、沢山並んでいるからといって出直すことも出来ない。
受付開始の20分弱前に到着したところ、28番目だった。100人教室で38人が座れる形になっていた。そこで所属ごとの名簿から受診チェックの受付をしてもらえるまでに30分以上待った。とはいえ冷房が効いている部屋に座って待てたのでこちらはノープロブレムだった。
続いて廊下に出て健診事業者による受付。受診科目ごとの検診表に番号を附番し、今朝取った大腸がん検査と尿検査の検体を出すのだが、例年4人くらいでやっていたのに今日は2人だった。
そのためとても時間がかかっている。あっという間に長い列になる。壁に寄りかかっていてもだんだん疲れてくる。20分ほどして前に並んでいた年配の女性が「腰が痛いので椅子を出してほしい。」と担当係員に仰る。同感である。
このまま何分待たされるかわからない。皆で別の教室から椅子を出して並べ、残り15分ほどは座ってやり過ごせた。
肺のレントゲンはキャンセルを申し出て、検温(36.8分)を済ませ、隣の部屋で身体測定に移れたのは隣の大教室に入ってから待ち始めてから1時間10分ほど経過していた。
身長は頭をかなりきつく抑えられたので、その旨言ったのだけれど、初めて165㎝を割って164.9㎝と去年よりまた0.3㎝縮んでいた。頭頂部の髪の毛のボリュームが少ないこともあるだろうか。もはや自称166㎝と言えなくなってきたかも。まあ誤差範囲だろう。心して姿勢を良くしないと、と思う。
体重は風袋込みで47.3.kgと昨年より4.2kgの増。昨年は受診前にそれは酷い下痢に見舞われてお腹がぺっちゃんこだったし、そもそもエンハーツ治療が始まって吐き気が酷く食事が摂れないことが多かった。一昨年から2.6Kgの減少で、これはちょっとまずいと思っていた。だから例年に比べれば1.6kgの増といったところか。
今回は治療後4週間経っている。食べられる時に食べられるだけ頂くという自由な食生活を続けているし、楽なウエストゴムのスカートばかり穿いていることもあって、ウエストのあるスカートを穿くとあれっと思うことも多くなっていた。自宅で毎日測っている体重と変わらないので、これはもう納得の数字。
腹囲は66.5cmと2.5cmの増。これも体重増と連動しているようだ。まあ、これが今の私の現実である。
階段で2階に上がってからはスムーズに流れた。ほぼ貸し切りないしせいぜい1人、2人が待っている状態だ。血圧は1回目119-79、2回目が106-77で問題なし。また隣の部屋に移動して採血3本。若い男性だったがお上手で、あまり痛まずにほっとした。先週の検査通院で2回針刺しをしているし、明日も採血がある。針刺しのタイミングが頻繁だし、分かり易く刺せるところが決まっているので、血管が硬くなっていて、当たり所が悪いと本当に痛む。今日はラッキー。きつく止血ベルトが巻かれ、最後の聴力の部屋で外すと言われた。
次の部屋に移って視力測定。今日も就職の時に作った近視と乱視矯正用の眼鏡を持参。昨年同様遠見は眼鏡をかけて計測。今年も飛沫防止のため声に出さずに指で方向を差してください、という指示だった。両眼とも1.5。しっかり見えていた。なんというモノ持ちの良さ!
一方50cmの近見は裸眼で右が1.0、左が1.0でガチャ目が治っていた。昨年1.5だった右が悪くなって0.9だった左に揃った感じ。とりあえずもう暫し老眼鏡に頼らなくてよさそう。
続いて心電図。ストッキングも短いものを穿いていたので脱ぐ必要もなく、特にコメントなく無事終了。
隣の部屋の内科診察は女性のドクター。喉から見ます、とのことで顎を上げて下げて、続いて聴診器で胸の音を聞いて所見なし、と終了した。既往症のことについては特に触れることはなかった。
最後の聴力の部屋では左右2種類の音の聴こえとも問題なし。ここで止血ベルトが外された。
最後に残るのが最大の関門である胃のレントゲンだ。階段で1階に降りて、ソファのあるエントランスの待合で3番目だった。レントゲン車からスタッフが呼びに来る。日差しが強い。日傘を差して車寄せに向かう。
胸部レントゲンからだったが、こちらはキャンセルをお願いしたので、胃部レントゲンに直行する。そのため、1番乗りになる。
上はブラトップにカットソーだったので、そのままOK。スカートに小さなホックがあったので下だけ検査着に着替える。今日は少量の水がなく、発泡剤もバリウムで飲むように言われる。うう。朝、いつもの薬を飲んでから水分を一滴も飲んでいなかったため、喉がカラカラ。バリウムさえ最初の一口は美味しく感じた。最後は苦しい中なんとか飲み干した。
そしてやれ右に3度周って、仰向け、左右途中で止まって、右腰を上げて、次は左の腰を上げて、うつぶせで息を止めて・・・というご指示に従いながら、ゲップを我慢してなんとか無事終了。着替えを済ませて、別棟のエントランスの椅子に座って、頂いた下剤をペットボトルの水で飲み干した。
受付に並び始めてから2時間弱、離席したのは1時間半ほどで済み、今年の健康診断も、第一段階は、クリアした。
現役最後の恒例行事、一つ一つこれで最後というものが過ぎていく。
昨日は「年度末定年を迎える方へ」という共済組合からの資料一式が届いた。卒業までいよいよカウントダウンである。